川本町
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川本町(かわもとまち)は、島根県邑智郡にある町である。県内[1]のみならず、中国地方で唯一「まち」と読む[2]。島根県中部の山間部に位置し、町域を流れる江の川の水運により古くから栄えた町でもある。町内の島根県立川本高等学校(現在の島根県立島根中央高等学校)が全日本吹奏楽コンクールで優勝、金賞を飾ったことから、「音楽の町」を宣言している。
Contents
地理
- 中国山地の中に位置するため地形が険しい。
- 江の川が町を縦貫している。
隣接する自治体
歴史
江戸時代は石見銀山の影響により天領となっていた。明治時代(1872年)になると邑智郡役所が設置され、この地域一帯の中心地となった。1934年に三江線が町内に到達した。1972年には水害で1497戸浸水(昭和47年7月豪雨)。2002年に邑智町・大和村と邑東合併推進協議会を設立するが、翌年に脱退している。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、川本村・因原村の区域をもって川本村が発足。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 川本村が町制施行して川本町となる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 川下村・三原村・三谷村・邇摩郡大代村と合併し、改めて川本町が発足。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 祖式村の一部(大字川内・小谷・馬野原)を編入。
- 1957年(昭和32年)12月31日 - 大字新屋・大屋本郷を大田市に編入。
- 1958年(昭和33年)11月1日 - 大字北佐木の一部を大田市に編入。
行政
- 町長;三宅実(川本町長のページ)
国・県の行政機関
- 島根県川本合同庁舎
- 西部県民センター県央事務所川本駐在
- 西部農林振興センター県央事務所
- 県央県土整備事務所
- 中国地方整備局浜田河川国道事務所 川本出張所
- 島根労働局川本公共職業安定所(ハローワーク川本)
- 島根森林管理署川本森林事務所
- 川本区検察庁
- 川本警察署
経済
産業
2000年10月1日の統計によると川本町では第1次産業就業者数が382人、第2次産業就業者数が551人、第3次産業就業者数が1,524人である。
姉妹都市・提携都市
地域
人口
川本町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
- 小学校
- 川本町立川本小学校(川本町川本426番地)
- 2012年3月末で川本町立川本西小学校(川本町川下1510番地)と川本町立三原小学校 (川本町南佐木230番地)と川本町立川本小学校(川本町川本426番地)の3校を閉校し、川本町立川本小学校に新設小学校を置いた。
- 川本町立川本小学校(川本町川本426番地)
- 中学校
- 川本町立川本中学校(川本町川本1112番地)
- 高等学校
- 島根県立島根中央高等学校(川本町川本222番地)
旧島根県立川本高等学校が、2007年4月に美郷町の島根県立邑智高等学校と統合して新設された。
交通
主要な交通路は何れも江の川に沿っている。江の川が削ってできた僅かな土地に道路や鉄道を通すのである。
鉄道
町内に鉄道は存在しない。長らく江の川に沿ってJR西日本三江線が走っていた。列車本数は一日数往復しかなく、中心駅は石見川本駅であった。
バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
温泉
- 町内に湯谷温泉 がある。
お祭り
- 夏祭り「ええなあまつりカワモト」(7月下旬または8月上旬)
- 音楽芸能祭(12月上旬)
- 産業祭(10月下旬)
コンサート・コンベンション施設
- 悠邑ふるさと会館(カントリヴァホール)
出身人物
その他
郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月16日の再編に伴い、変更された。
- 川本郵便局:696-00xx、696-85xx、696-86xx、696-87xx、696-12xx
脚注
- ↑ 川本町定住支援パンフレット 川本町 2015年3月21日閲覧
- ↑ 「まち」か「ちょう」か徹底調査 「町」の読み方の謎 西日本新聞、2016年4月8日(2018年4月2日閲覧)。
外部リンク
典拠レコード: