峨眉山
提供: miniwiki
| |||
---|---|---|---|
英名 | Mount Emei Scenic Area, including Leshan Giant Buddha Scenic Area | ||
仏名 | Paysage panoramique du mont Emei, incluant le paysage panoramique du grand Bouddha de Leshan | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
登録基準 | (iv) (vi) (x) | ||
登録年 | 1996年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
表示 |
峨眉山(がびさん、峨嵋山とも、拼音: )は中国・四川省にある山である。
Contents
概要
道教や中国の仏教で言うところの聖地で、中国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)や中国四大仏教名山(五台山、九華山、普陀山、峨眉山)の一つである。26の寺院を有し、普賢菩薩の霊場とされる。一帯は聖地となっていたために自然が護られ、約3,000種の植物と、絶滅危惧種を含む約2,000種の動物の宝庫でもある。1996年12月6日には文化面、環境面両方が考慮され、楽山大仏と共に「峨眉山と楽山大仏」としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。
一番高い峰が万仏頂(標高3,098メートル)で、頂まで32の名刹が続いている。後漢時代から仏教施設の建設が始まり、南宋時代に最盛期を迎えた。
現代最大の寺院は、登山口にあたる報国寺で、明代1615年(万暦43年)に明光道人が創建したとされている。
生物絶滅事件
2億6千万年前のペルム紀の生物大量絶滅事件(P-T境界)は峨眉山の50万立方kmの爆発(洪水玄武岩説)が原因だという説が、2010年6月3日発表のサイエンス誌に掲載された。浅瀬で起きた爆発のため、証拠となる化石が残った[2]。ただし、より噴出量の多いシベリア洪水玄武岩(シベリア・トラップ)が原因だという説も有力である。
杜子春(芥川龍之介)
杜子春は峨眉山の仙人になるために教えを乞うた。
関連項目
- 峨眉山と楽山大仏
- 中華人民共和国の世界遺産
- 李白 - 「峨眉山月の歌」を詠んだ。
脚注
- ↑ 英・仏名から直訳すれば「峨眉山風致地区、楽山大仏風致地区を含む」となる。
- ↑ 四川省の火山噴火が原因、2億6千万年前の「生物大量絶滅事件」―米科学誌