岩木川
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岩木川(いわきがわ)は、青森県中西部を流れる一級河川。岩木川水系の本流である。中流域はリンゴの特産地として知られる。古くは「弘前川」や「大川」と呼ばれていたが後に岩木川に統一された。岩木山に由来する。
地理
青森県中津軽郡西目屋村の白神山地雁森岳(標高987m)に源を発し、岩木山南麓を北東に流れる。弘前市から概ね北に向きを変え、津軽平野を潤す。津軽半島西部を流れ、河口近くに十三湖を形成したのち五所川原市十三で日本海に注ぐ。
流域の自治体
支流
詳細は岩木川の支流の一覧を参照。
ここでは一級河川に指定される支流を取り上げる(下流より)。括弧内は流域の自治体
- せばと川(五所川原市)
- 相内川(五所川原市)
- 今泉川(五所川原市、北津軽郡中泊町)
- 昆布掛川(五所川原市、北津軽郡中泊町)
- 鳥谷川(つがる市、五所川原市、北津軽郡中泊町)
- 山田川(つがる市、五所川原市、弘前市、西津軽郡鯵ヶ沢町)
- 旧十川(つがる市、五所川原市)
- 十川(黒石市、青森市、五所川原市、北津軽郡鶴田町、板柳町、南津軽郡藤崎町)
- 新和川(弘前市)
- 旧大蜂川(弘前市)
- 大蜂川(弘前市)
- 平川(平川市、南津軽郡大鰐町、弘前市、平川市、南津軽郡田舎館村、藤崎町)
- 後長根川(弘前市)
- 新土淵川(弘前市)
- 栩内川(弘前市)
- 相馬川(弘前市)
- 蔵助沢川(弘前市)
- 大秋川(中津軽郡西目屋村、弘前市)
- 平沢川(中津軽郡西目屋村)
- 湯ノ沢川(中津軽郡西目屋村) - 釣瓶落峠付近に発し、尾太岳の東麓を北流し、美山湖に注ぐ。長さ13.1km、流域面積40.4km。湯の沢川は険しいV字谷を形成していて、かつては岩木川の本流への合流点である砂子瀬地区より先へは牛馬の通行ができなかった。谷の途中に尾太鉱山があり、その鉱廃水による水質汚染対策ため、現在も鉱滓ダムの整備や管理が行われている。[1][2]
- 大沢川(中津軽郡西目屋村)
- 暗門川(中津軽郡西目屋村)
並行する交通
鉄道
かつては国鉄黒石線が浅瀬石川下流部で並行していた。1984年に弘南鉄道に転換されたものの1998年に廃止された。
道路
- 国道339号
- 青森県道43号五所川原車力線:つがる市鷺坂付近から同市下車力付近まで、土手上を並行している。川と並行する区間には、ガードレールが殆ど設置されておらず、転落事故への注意が必要である。
- 五所川原市道唐笠柳・錦町線:つがる総合病院開院に伴い、整備された岩木川沿いを通る市道。
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
典拠レコード: