岩手大学
提供: miniwiki
岩手大学 | |
---|---|
大学設置 | 1949年 |
創立 | 1876年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人岩手大学 |
本部所在地 |
岩手県盛岡市上田三丁目18番8号 東経141度8分18.4秒北緯39.71583度 東経141.138444度 |
学部 |
人文社会科学部 教育学部 理工学部 工学部(2016年度に募集停止) 農学部 |
研究科 |
人文社会科学研究科 教育学研究科 工学研究科 農学研究科 連合農学研究科 連合獣医学研究科 |
ウェブサイト | 岩手大学公式サイト |
岩手大学(いわてだいがく、英語: Iwate University)
岩手県盛岡市上田三丁目18番8号に本部を置く日本の国立大学。
Contents
概観
1876年設置の盛岡師範学校を起源とする。1949年に岩手師範学校、岩手青年師範学校、盛岡農林専門学校(戦前は盛岡高等農林学校)、盛岡工業専門学校(戦前は盛岡高等工業学校)を統合して設置された。盛岡高等農林学校卒業生として宮沢賢治がおり、「宮澤賢治センター」が設けられている[1]。
盛岡市にある本部や主要キャンパスに加えて、水産業や東日本大震災の復興支援のため、三陸地方各都市に研究所やサテライトキャンパスを持つ。
農学部には国内でも数少ない獣医師養成の課程を擁する。国立旧一期校の一つであるが、現在に至るも医学部を有しない。
放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、多様な学習の機会が提供されている[2]。
教育・取り組み
本学は、地域連携、産学官連携に重点を置いている。教育の面では環境教育と連携し全学的知財教育に取り組んでいる。
沿革
- 1876年 盛岡師範学校設置。
- 1902年 官立盛岡高等農林学校設置。
- 1921年 岩手県立実業補習学校教員養成所開設。
- 1939年 官立盛岡高等工業学校設置。
- 1943年 盛岡師範学校を岩手県立師範、公立岩手師範、岩手県尋常師範、岩手県師範・女子師範を経て官立岩手師範学校に改称。
- 1944年 盛岡高等農林学校を盛岡農林専門学校、盛岡高等工業学校を盛岡工業専門学校に改称、岩手県立実業補習学校を官立岩手青年師範学校に改称。
- 1949年 国立学校設置法により盛岡農林専門学校、盛岡工業専門学校、岩手師範学校、岩手青年師範学校を統合し、農学部、工学部、学芸学部からなる新制の総合大学として、岩手大学設置。
- 1953年 農学部附属家畜病院設置。
- 1964年 大学院農学研究科設置。
- 1966年 国立学校設置法一部改正により、学芸学部を教育学部とする。
- 1968年 大学院工学研究科設置。
- 1977年 人文社会科学部設置。
- 1990年 大学院人文社会科学研究科設置、大学院連合農学研究科(岩手大学と弘前大学、山形大学、帯広畜産大学の連合)設置。大学院連合獣医学研究科(岩手大学と東京農工大学、岐阜大学、帯広畜産大学の連合)設置。
- 1995年 大学院教育学研究科設置。
- 2004年 国立大学法人法により、国立大学法人へ移行。
- 2005年 農学部附属家畜病院を農学部附属動物病院に改称。
- 2008年 教育学部1号館の名称を教育総合研究棟に変更。
- 2009年 一部の学部・研究科を改組。
- 2016年 学部再編予定。教育学部を教員養成に特化し、工学部を「理工学部」に改組[3]。教職大学院を設置。
基礎データ
学生数
所在地
- 上田キャンパス(岩手県盛岡市)
市道を挟み北側に理工学部、南側にそれ以外の学部が位置している。
- 陸前高田グローバルキャンパス(岩手県陸前高田市)
東日本大震災からの復興支援の一環として、岩手大学と立教大学が共同で設置。
象徴
- 学章は、桐の葉と花に「大学」の文字を重ねたもの。いわゆる桐紋ではなく、独自のデザインである。1952年制定。
- 学生歌は「花ふゝみたる桐の葉を」。作調:平田馨、作曲:千葉了道。
- 公式マスコットとして「岩手」の岩と岩手の由来である鬼をイメージしたキャラクター「がんちゃん」が制定されており、各種グッズの販売も行われている。
学部・学科
- (2016年4月入学生から適用)
- 学校教育教員養成課程
- 小学校教育コース
- 中学校教育コース
- 理数教育コース
- 特別支援教育コース
- 学校教育教員養成課程
- (2015年4月入学生まで適用)
- 学校教員養成課程
- 学校教育コース[9]
- 特別支援教育コース
- 生涯教育課程 - 募集を停止されており、2019年3月末に廃止予定。
- 日本語・地域文化コース
- スポーツ教育コース
- 芸術文化課程 - 募集を停止されており、2019年3月末に廃止予定。
- 美術・デザインコース
- 書道コース
- 音楽コース
- 学校教員養成課程
- 理工学部(2016年度に設置)
- 工学部(2016年度に募集停止)
- 応用化学・生命工学科
- マテリアル工学科
- 電気電子・情報システム工学科[18]
- 電気電子工学コース
- 情報システム工学コース
- 機械システム工学科
- 社会環境工学科
大学院
- 人文社会科学研究科[21](修士課程)
- 人間科学専攻
- 臨床心理学領域
- 行動科学領域
- 人間情報科学領域
- 国際文化学専攻
- 文化システム論領域
- 東アジア文化論領域
- 欧米言語文化論領域
- 社会・環境システム専攻
- 法学領域
- 経済領域
- 環境科学領域
- 地域政策領域
- 人間科学専攻
- 教育学研究科[22](修士課程)
- 工学研究科(博士前期課程)[33]
- 応用化学・生命工学専攻
- 有機・高分子化学コース
- 無機・物理化学コース
- 生命工学コース
- フロンティア材料機能工学専攻
- マテリアル創成分野
- エネルギー科学分野
- 環境リサイクル分野
- 電気電子・情報システム工学専攻
- 電子デバイス工学分野
- 電子システム工学分野
- 電子エネルギー工学分野
- コンピュータ工学分野
- システム情報工学分野
- 機械システム工学専攻
- 機械科学・航空分野
- 機械知能・ロボティクス分野
- 社会環境工学専攻
- 社会基盤工学分野
- 環境福祉工学分野
- デザイン・メディア工学専攻
- デザイン工学分野
- メディア工学分野
- 金型・鋳造工学専攻
- 金型工学分野
- 鋳造工学分野
- 応用化学・生命工学専攻
- 工学研究科(博士後期課程)
- 農学研究科(修士課程)
- 連合農学研究科(博士課程)[43]
- 岐阜大学大学院連合獣医学研究科(博士課程)
- 獣医学専攻[48]
学系
教員所属組織
- 人文科学系
- 社会科学系
- 教育学系
- 芸術・スポーツ学系
- 物質機能・エネルギー科学系
- システム理工学系
- 環境科学系
- 基礎自然科学系
- 応用生命科学系
- 動物医科学系
- 全学施設系
21世紀COEプログラム、現代的教育ニーズ取組支援プログラム等
- 熱-生命システム相関学拠点創成(文部科学省・21世紀COEプログラム)連合農学研究科生物資源科学専攻
- 各学部の特性を生かした全学的知的財産教育(文部科学省・現代的教育ニーズ取組支援プログラム)
附属機関
岩手大学組織図による[49]。
教育研究施設
- 地域防災研究センター(自然災害解析部門、防災まちづくり部門、災害文化部門)
- 平泉文化研究センター
- 三陸水産研究センター
- ものづくり技術研究センター
- 次世代アグリイノベーション研究センター
教育研究推進施設
- 教育推進機構(教養教育センター、グローバル教育センター、教育推進連携部門、学生支援部門、キャリア支援部門)
- 研究推進機構(プロジェクト推進部門、研究基盤管理・機器分析部門)
- 入試センター
- 教員養成支援センター
- 情報基盤センター
- 保健管理センター
- RI総合実験センター
- 図書館
特定事業推進室等
学部附属の教育研究施設
- 人文社会科学部
- こころの相談センター
- 教育学部
- 附属教育実践総合センター
- 附属自然観察園
- 工学部
- 農学部
- 附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター
- 附属動物病院
- 附属寒冷バイオフロンティア研究センター
- 附属動物医学食品安全教育研究センター
- 附属生物環境制御装置室
- 附属植物園
- 附属農業教育資料館
- 附属自然エネルギー利用温室
附属学校
学寮
上田地区(大学キャンパス内)に自啓寮、同袍寮という2つの学寮、高松地区(大学から約2km)に北謳寮、紅梅寮という2つの国際学生宿舎がある。
大学発ベンチャー企業
|
|
|
同窓会
|
|
大学関係者と組織
大学関係者一覧
関連項目
脚注
- ↑ 宮澤賢治センター(2018年6月28日閲覧)
- ↑ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
- ↑ 学部改組に関する情報 - 岩手大学ホームページ2015年4月4日閲覧
- ↑ 4.0 4.1 2014年度版の大学概要(資料編)[1]
- ↑ 人文社会科学部のホームページ[2]によると、2年次末に主専修と副専修を決定。なお、副専修専用のプログラムとして、「グローバル・地域人材育成」がある。
- ↑ 2015年度入学生用の大学案内[3]、2015年入学生用の学生募集要項[4]によると、コース分けは2年次末。
- ↑ 2015年度入学生用の大学案内、2015年入学生用の学生募集要項によると、コース分けは1年次末。
- ↑ 2015年度入学生用の大学案内、2015年入学生用の学生募集要項によると、コース分けは1年次末。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、学校教育教員養成課程学校教育コースの学生は、1年次後期からサブコースに所属。サブコースは、国語、社会、数学、理科、技術、家庭、英語、音楽、美術、保健体育、教育学、心理学、教育実践学、特別支援教育の14分野。なお、国語、社会、数学、理科、技術、家庭、英語サブコースの学生は、小学校教育専修(小学校教員免許取得を主とする)、または中学校教育専修(中学校教員免許取得を主とする)に所属することになるが、音楽、美術、保健体育、教育学、心理学、教育実践学、特別支援教育サブコースの学生が所属できるのは、小学校教育専修のみ。
- ↑ 表面・エネルギー化学分野、有機・高分子化学分野、物性化学・化学システム分野という3つの教育研究分野がある[5]。
- ↑ 生体機能分野、細胞工学分野、再生医療工学分野、生命分子システム分野がある[6]。
- ↑ 物理科学分野、数理科学分野がある[7]。
- ↑ 金属生産工学分野、機能材料理工学分野がある[8]。
- ↑ 通信・電子システム分野、電子デバイス分野、電気エネルギー分野がある[9]。
- ↑ 知能情報工学分野、メディア情報工学分野のほか、2分野で共通に学ぶコンピュータ・ネットワーク基礎がある[10]。
- ↑ 航空宇宙分野、バイオ・ロボティクス分野、システムデザイン分野がある[11]。
- ↑ 環境工学分野、建設工学分野、防災工学分野がある[12]。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、1年次後期から各コースに分かれる。
- ↑ 2015年度入学生用の大学案内、2015年入学生用の学生募集要項によると、2年次後期から各コースに分かれる。
- ↑ 2015年度入学生用の大学案内、2015年入学生用の学生募集要項によると、2年次前期から各コースに分かれる。
- ↑ 専攻、領域の構成は、2014年度版の大学概要(概略編)[13]、2015年入学生用の大学案内、2015年入学生用の学生募集要項[14]による。
- ↑ 専攻、コース、分野の構成、2015年入学生用の大学案内による。なお、2014年度版の大学概要(概略編)では、分野の記載はない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項[15]によると、コース発展科目は、学校実践分野、学校臨床分野、生活自立力開発分野、分野共通に分かれている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、特別支援教育学、特別支援心理学、特別支援保健学があるとされているが、コース発展科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、国語科教育学、国語学、国文学、漢文学、書道があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、社会科教育学、歴史学、地理学、法学、経済学、社会学、倫理学、考古学があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、数学科教育学、代数学、幾何学、解析学があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、理科教育学、物理学、化学、生物学、地学があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、音楽科教育学、声楽、器楽、音楽学、作曲があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、音楽科教育学、声楽、器楽、音楽学、作曲があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、保健体育科教育学、学校保健、運動学があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項によると、分野には、英語科教育学、英語学、英語圏文学があるとされているが、専門科目は分野別に分かれていない。
- ↑ 専攻、コース、分野の構成は、2015年入学生用の大学案内による。なお、2015年入学生用の学生募集要項[16]の「教育研究分野及び授業科目」によると、応用化学・生命工学専攻の「コース」は「大分野」と表記されており、それぞれ複数の教育研究分野で構成されている。他の専攻の分野も「大分野」とされ、同様に複数の教育研究分野で構成されている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項[17]の「専攻及び系の内容」によると、環境エネルギー系、マテリアル創成系、フロンティア化学系があるとされる。「教育研究分野及び授業科目」では、各系の教育研究分野が紹介されている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「専攻及び系の内容」によると、電気電子工学系、情報システム工学系があるとされる。「教育研究分野及び授業科目」では、各系の教育研究分野が紹介されている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「専攻及び系の内容」によると、機械システム工学系、社会環境システム工学系があるとされる。「教育研究分野及び授業科目」では、各系の教育研究分野が紹介されている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「専攻及び系の内容」によると、デザイン工学系、メディア工学系があるとされる。「教育研究分野及び授業科目」では、各系の教育研究分野が紹介されている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項[18]の「別表」によると、専門分野として、作物学、蔬菜花卉園芸学、果樹園芸学、植物育種学、生物環境科学、農作業システム学、農産工学、農畜産環境科学、農業経済学、農業技術学が挙げられている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「別表」によると、専門分野として、栄養化学、食品科学、食品化学工学、ケミカルバイオロジー、生化学、応用微生物学、植物栄養生理学、土壌学が挙げられている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「別表」によると、専門分野として、森林環境資源管理学、森林工学、木材利用科学、地域計画学、農業水工学、森林山村政策学、自然環境共生学、土壌工学、地域資源管理学が挙げられている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「別表」によると、専門分野として、動物栄養学、動物遺伝育種学、家畜繁殖学、動物資源利用学、動物管理学、動物生理学が挙げられている。
- ↑ 2015年入学生用の学生募集要項の「別表」によると、専門分野として、応用昆虫学、動物病理学、植物病理学、分子生物学、植物分子生理学、細胞生物学、植物分子遺伝学が挙げられている。
- ↑ 帯広畜産大学、弘前大学、山形大学、岩手大学で構成。
- ↑ 2015年度版の大学概要(概略編)によると、連合講座として、植物生産学、動物生産学、生物制御学がある。
- ↑ 2015年度版の大学概要(概略編)によると、連合講座として、生物機能開発学、ゲノム工学、生物資源利用学 がある。
- ↑ 2015年度版の大学概要(概略編)によると、連合講座として、熱・生命システム学がある。
- ↑ 2015年度版の大学概要によると、連合講座として、地域資源経済学、地域環境工学、地域環境管理学がある。
- ↑ 2015年度版の大学概要(概略編)によると、連合講座として、基礎獣医学、病態獣医学、応用獣医学、臨床獣医学がある。
- ↑ 岩手大学・組織図(2018年6月28日閲覧)
- ↑ 三陸復興・地域創生推進機構/組織図(2018年6月28日閲覧)
外部リンク
典拠レコード: