山田らの集団

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山田らの集団
前身 Aleph金沢支部
種類 宗教団体
本部 日本の旗 日本 石川県金沢市昌永町13-4
重要人物 山田美沙子
「山田らの集団」は公安調査庁による便宜上の呼称。
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山田らの集団(やまだらのしゅうだん)は、オウム真理教の後継団体であるAlephから分派した団体で、2017年12月現在約30人の信者がいる。元Alephの金沢支部で石川県金沢市を拠点とし、山田美沙子(ヴィサーカー師)を代表者とする[1]。Alephから分派した時期は2014年2015年頃とされる[2]。正式な団体名は不明であり、「山田らの集団」は公安調査庁の定めた便宜上の呼称である[3]

概要

公安調査庁によると、「山田らの集団」の成立経緯は以下の通り。

Aleph」においては、平成25年末頃、麻原の妻・松本明香里及び正悟師・二ノ宮耕一らが、麻原の二男を「Aleph」へ復帰させようとしていたのに対し、麻原の三女・松本麗華らが、これに反対するよう「Aleph」の幹部構成員らに働き掛けたことにより、「Aleph」内に意見対立が生じ、平成27年1月、「Aleph」の幹部構成員であった山田美沙子を中心とする集団(以下『山田らの集団』という。)が、かかる意見対立の結果、「Aleph」とは一定の距離を置いて活動を開始した[4]

なお松本麗華はAlephとの関係を否定しており、公安調査庁に対し幹部認定の取り消しを求めたため[5]、同庁は、松本麗華が役員であるとの主張を、2017年の更新請求で撤回した[6]

公安調査庁は2017年11月、Aleph、ひかりの輪などに加え「山田らの集団」に対しても公安審査委員会に観察処分更新を求めた。同年12月25日には同庁が立入り検査を行っている。また、同庁は3団体ともに、日常的には別個の活動を行っているが、オウムの教義を広め、実現するという共同目的を保持しているとの見解を表明[1][7][8][9]2018年1月22日、観察処分が認められ2021年まで施設への立入り検査が可能となった(3年ごと更新)[10]

麻原への帰依を貫いており、2018年3月には麻原生誕祭を行い「そそそそそそそ尊師、そそそそそそそ尊師、麻原尊師、麻原尊師」と信者らが大声でオウムソングを合唱する様子が報じられた[11]

脚注