小川町駅 (埼玉県)
小川町駅(おがわまちえき)は、埼玉県比企郡小川町大字大塚にある、東武鉄道・東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
東武鉄道の東上本線と、JR東日本の八高線が乗り入れており、接続駅となっている。東武鉄道の駅には駅番号としてTJ 33が付与されている。
Contents
歴史
- 1923年(大正12年)11月5日 - 東武東上本線の駅として開業。
- 1934年(昭和9年)
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 国鉄駅での貨物の取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、八高線の駅はJR東日本の駅となる。
- 2002年(平成14年)10月 - JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる[2]。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 東武鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2010年(平成22年)1月20日 - 東上線2・4番線ホーム(池袋方面)にて発車メロディ使用開始。
かつては当駅から貨物線である東武根古屋線が分岐していた。その線路跡は道路として残る。
駅構造
東武鉄道が駅を管理し、駅構内を2社で共用する共同使用駅である。駅舎および出入り口は東武鉄道側(南側)にある。
駅舎の前は単式ホームで東武鉄道の2番線となっているが、寄居方に行き止まり式の1番線があり、1番線と2番線は島式ホームと同様に1つのプラットホームをはさむ形となっている。東武鉄道の3番線と4番線およびJR東日本の7番線と8番線は島式ホームである。4番線と7番線の間に側線があり5・6番線が付番されている。プラットホーム間に跨線橋を有する地上駅である。
東上線ホームには屋根が設置されている。
八高線ホームには屋根がなく、東上線ホームよりも簡素な作りとなっている。ホームには待合室が設置されている。
改札口と出入口間にはスロープが設置されている。JRの駅設備は毛呂駅の管轄下にある。JRは夜間滞泊が3本設定されている。
東上線は2005年3月17日から全区間直通列車の設定がなくなり、池袋方面と寄居方面の列車は当駅を境に分断された。接続列車は同じホームの向かい側に停車するため、対面で乗り換えができる。なお、池袋方面から当駅までの電車は10両編成であるが、当駅から寄居方面の電車は4両編成のワンマン運転となる。
発車標は東上線ホームのみ設置されている。かつては番線別に設置されていたが、現行のものは上り・下りを一体化したものを改札前と跨線橋上に設置している。東上線ホームでは電車接近時に自動放送が流れるほか、回送電車発車時のみ発車放送も流れる。
東上線の自動券売機は3台、JR東日本の自動券売機は1台設置されている。JR東日本の自動券売機は東武仕様でICカード未対応である。このため、PASMO・Suicaへのチャージは東武鉄道の券売機のみ可能である。
自動改札機も東武仕様だが、こちらは東武・JRの乗車券とPASMO・Suicaおよび相互利用可能なICカードにも対応する。ただし、2013年3月23日まで、東上線乗車時はPASMO・Suica以外のICカードが利用できなかった。Suicaのオートチャージには非対応。また、自動精算機も同様に東武仕様であるが、JR乗車券での利用も可能である。ICカードでの精算は有人通路での対応となる。
東武鉄道側の定期券うりばについては2018年1月31日で営業終了しており、以後は東武東上線の定期券うりばや自動券売機での対応となった[3]。
改札内でJRと東武相互間で乗り換え可能だが、2007年3月18日からSuicaとPASMOは相互利用を開始し、この関係で跨線橋上に東武 - JR連絡用の簡易ICカード改札機が設置され、当該改札機でのチャージも可能になった。また、東武 - JRの連絡通路には音声センサーが設置されており、ICカードを利用して乗り換える際に、連絡通路の簡易改札機を利用する旨の放送が流れる。なお、これをしなかった場合は、降車駅(当駅下車も含む)で実際の乗車経路とは異なった運賃が差し引かれる。
2010年3月下旬に、スロープ、各ホームへのエレベーターと多機能トイレの新設工事が終わり使用を開始した。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・3 | 東武東上線 | 下り | 寄居方面 | |
2・4 | 上り | 坂戸・川越・和光市・池袋方面 | ||
7 | ■JR八高線 | 下り | 寄居・児玉・高崎方面 | |
8 | 上り | 高麗川・東飯能・八王子方面 | 一部は7番線から発車 |
利用状況
年度別1日平均乗降人員
開業以降の一日平均乗降人員・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗降人員[5] |
一日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2003年(平成15年) | 12,545 | |
2004年(平成16年) | 12,476 | |
2005年(平成17年) | 12,353 | |
2006年(平成18年) | 12,247 | |
2007年(平成19年) | 12,185 | |
2008年(平成20年) | 12,085 | |
2009年(平成21年) | 11,656 | |
2010年(平成22年) | 11,411 | |
2011年(平成23年) | 11,219 | |
2012年(平成24年) | 11,223 | |
2013年(平成25年) | 11,308 | |
2014年(平成26年) | 10,869 | |
2015年(平成27年) | 10,639 | |
2016年(平成28年) | 10,359 | |
2017年(平成29年) | 10,151 |
年度別1日平均乗車人員
年度 | 一日平均乗車人員 |
---|---|
2000年(平成12年) | 638 |
2001年(平成13年) | 615 |
2002年(平成14年) | 616 |
2003年(平成15年) | 598 |
2004年(平成16年) | 623 |
2005年(平成17年) | 616 |
2006年(平成18年) | 635 |
2007年(平成19年) | 667 |
2008年(平成20年) | 702 |
2009年(平成21年) | 679 |
2010年(平成22年) | 661 |
2011年(平成23年) | 602 |
2012年(平成24年) | 581 |
2013年(平成25年) | 593 |
2014年(平成26年) | 614 |
2015年(平成27年) | 644 |
2016年(平成28年) | 644 |
2017年(平成29年) | 665 |
- 毎年4月下旬に東武鉄道主催の「外秩父七峰縦走ハイキング大会」が開催される時は駅構内や駅前が混雑する。
駅周辺
- 埼玉県立小川高等学校
- 小川町役場
- 小川町民会館(リリックおがわ)
- 小川町立図書館
- 小川警察署
- 比企広域消防本部小川消防署
- 小川郵便局
- 小川本町簡易郵便局
- 東和銀行小川支店
- 埼玉りそな銀行小川支店
- 小川赤十字病院
- 国道254号
- ヤオコー小川SC店
- いなげや小川大塚店
バス
路線バス
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
小川町駅 | 1 | 小07 | 本町・伝統工芸会館前・下里 | 小川パークヒル | 川越観光自動車 | |
町役場入口・小川赤十字病院・伝統工芸会館前・下里 | 2017年3月25日運行開始 一部便 | |||||
2 | 小03 | 小川みどりが丘団地・みどりが丘3丁目入口 | みどりが丘循環(小川町駅) | 川越観光自動車 | ||
3 | (熊谷) | 奈良梨・小江川・江南病院前 | 熊谷駅(北口) | 国際十王交通 | 朝・夜のみ | |
奈良梨・県立循環器呼吸器センター・江南病院前 | ||||||
4 | W01 | パトリア小川 | 和紙の里 | イーグルバス | ||
W02 | パトリア小川・和紙の里・東秩父村役場入口・皆谷 | 白石車庫 | イーグルバス | |||
と06 | 日影分館 | せせらぎバスセンター | ときがわ町 (イーグルバス) |
日赤病院前始発 | ||
小川町役場入口 | 日赤病院前(小川赤十字病院) | せせらぎバスセンター始発 |
隣の駅
- 東武鉄道
- 東上本線(池袋方面)
- 東上本線(小川町⇔寄居間)
- 小川町駅 (TJ 33) - 東武竹沢駅 (TJ 34)
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 小川町駅 - その他の小川町駅
- 埼玉県道189号小川町停車場線 - 駅前通り