射水市
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射水市(いみずし)
富山県北西部,射水平野にある市。西部の高岡市との境界を庄川が流れ,富山湾に注ぐ。 2005年新湊市,小杉町,大門町,下村,大島町の1市3町1村が合体。北部沿岸の砂州上に市街地が発達。周辺は古くから漁業の町として知られるほか,大正期から製鉄,製鋼の大型工場が立地。 1968年には放生津潟に富山新港が開港し,後背地にはアルミニウム製錬,アルミニウム成型工場,火力発電所などが立地してアルミニウムコンビナートを形成している。中央部の小杉,西部の大門は北陸道の宿場町として江戸時代中期以降に発展。北部の放生津潟周辺はかつては低湿地であったが,国営事業により乾田化され,米作や畑作が行なわれる。市内には紡績,合金鉄の大工場も立地。南東部の丘陵地には工業地域のベッドタウンとして太閤山ニュータウンが建設されており,県立大学,県環境科学センターなどがある。射水市新湊博物館所蔵の石黒信由関係資料は国指定重要文化財。北東部の加茂には平安中期創建の加茂神社があり,国指定重要無形民俗文化財の越中の稚児舞を伝える。小杉丸山遺跡,串田新遺跡は国の史跡に指定。
JR北陸本線が通り,鉄道と軌道が一体化した万葉線が富山新港と高岡駅を結ぶ。南部に北陸自動車道のインターチェンジがあり,国道8号線,415号線,472号線が通じる。
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