富士急山梨バス
富士急山梨バス株式会社(ふじきゅうやまなしバス、FUJIKYUYAMANASHIBUS Inc. )は、山梨県の郡内地方を中心に路線バスを運行する富士急行の地域子会社である。山梨県上野原市、大月市、富士吉田市、山中湖村、富士河口湖町、甲府市などに路線を持っている。
営業所記号は「F」を用いるが、これは富士急行富士吉田営業所を引き継いだ時からのもので、それ以前の自社発注車では営業所記号は使用されていなかった。
Contents
概要
富士急行の乗合バス事業の利用者は、昨今の少子化や路線エリア内の企業・工場のリストラに伴うパート・アルバイト要員の削減、モータリゼーションのさらなる進展に伴い、大幅な減少がつづいており、利用者の増加は望めない状況にあった。これらを抜本的に改善するため、新規路線や運行回数の変更など利用客のニーズや潜在需要を喚起する方法がとられてきた。また、利用実態に合った小型車の導入等や嘱託運転士の採用、管理・整備部門の合理化などの支出削減もあわせて行ってきたものの、慢性的な赤字状態に陥っていた。このため、段階的に富士急行本体から子会社への路線の移譲や委託運行が進められていった。
このような状況の中で、1991年1月10日に都留市内を中心とする路線を担当する会社として「富士急都留中央バス」が設立された。その後の路線移譲などを通じて、山岳地域において人口の少ない地域や、観光客のみられる富士吉田、河口湖および上野原など、山梨県内のより広い地域を担当することになったことから、同社は2002年6月1日に「富士急山梨バス」に社名変更された。
1980年代・中期まで自由乗降区間で「メロディーバス」を運行、「ふるさと」「富士山」を屋根上のスピーカーより流していた。
河口湖・西湖周遊バスとタウンスニーカー(100円バス)を除く全ての一般路線バスと一部の高速バスで、PASMO・Suica等の交通系ICカードが利用可能。
沿革
- 1991年(平成3年)1月10日 - 富士急都留中央バスとして設立。
- 2002年(平成14年)6月1日 - 富士急山梨バスに社名変更。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)9月30日 - 富士急バスカードの利用を終了。
- 2012年(平成24年)4月1日 - この日の出発便から富士急行河口湖営業所の閉鎖に伴い、同営業所の路線移譲を受ける。
- 2013年(平成25年)3月23日 - 交通系ICカードの全国相互利用サービス開始に伴い、新たに8つの交通系ICカードが利用可能になる[広報 1]。
- 2014年(平成26年)12月1日 - 富士急平和観光を吸収合併し、同社の路線移譲を受ける[広報 2]。
営業所
- 本社営業所 - 401-0302 山梨県南都留郡富士河口湖町小立4837
- 以前は吉田営業所だった。車庫の移転と同時に、こちらが本社営業所となっている。富士急行河口湖営業所が併設されていたが、2012年4月1日の出発便をもって、全路線・車両が富士急山梨バスに移譲された。
- 大月営業所 - 409-0614 山梨県大月市猿橋町猿橋184-6
- 吉田営業所の車庫が移転するまでは本社だった。2002年10月に都留営業所は当営業所に統合されている。
- 上野原営業所 - 409-0112 山梨県上野原市上野原3643
- 主に上野原駅を発着する路線を管轄する営業所である。
- 甲府営業所 - 400-0814 山梨県甲府市上阿原町736-1
- かつての富士急平和観光甲府営業所である。同営業所が担当していた路線を管轄している。
- 八王子営業所 - 192-0918 東京都八王子市兵衛2-32-1
- かつての富士急平和観光八王子営業所である。貸切バスの拠点となっている。
バス路線
本社営業所
- 忍野・山中湖・平野・道志・御殿場方面
- 河口湖駅 - 富士急ハイランド - 富士山駅 - 忍野入口 - 北富士駐屯地入口 - 山中湖 旭日丘 - 須走浅間神社 - 仁杉 - 御殿場駅
- 河口湖駅 - 富士急ハイランド - 富士山駅 - 忍野入口 - 忍野八海 - ファナック前 - 山中湖 旭日丘 - 須走浅間神社 - 仁杉 - 御殿場駅
- 河口湖駅 - 富士急ハイランド - 富士山駅 - 吉田高校南口 - 内野 - 山中湖 旭日丘 - 須走浅間神社 - 中畑 - 御殿場駅 - 秩父宮記念公園 - 御殿場プレミアム・アウトレット
- 富士山駅 - 忍野入口 - 北富士駐屯地正門前[広報 4] - 山中湖 旭日丘 - 山中湖 平野 - 道志小学校前
- 平日のみ運行。
- 山中湖 旭日丘 - 山中湖 平野 - 道志の湯 - 道志小学校前
- 4月 - 11月のみ運行。
- 富士山駅 - 忍野入口 - 忍野八海入口 - 内野 - 山中湖 旭日丘 - 山中湖 平野
- 富士山駅 - 忍野入口 - 忍野八海 - ファナック前 - 山中湖 旭日丘 - 山中湖 平野
- 平日に1便のみ山中湖 平野 → 月江寺駅前間(富士山駅非経由)で運転する。
- 富士山駅行の1便のみ長池親水公園前を経由する。また、平日に1往復のみ富士山 山中湖 - 長池親水公園前 - 山中湖 平野間で運行する。
- 山中湖周遊レトロバス「ふじっ湖号」
- 「左回り」 富士山駅 → 忍野入口 → 忍野八海 → 内野 → 山中湖 旭日丘 → 山中湖交流プラザ → 山中湖 平野 → 長池親水公園前 → 内野 → 忍野八海 → 忍野入口 → 富士山駅
- 「右回り」 富士山駅 → 忍野入口 → 忍野八海 → 内野 → 長池親水公園前 → 山中湖 平野 → 山中湖交流プラザ → 山中湖 旭日丘 → 内野 → 忍野八海 → 忍野入口 → 富士山駅
- 大石・芦川・石和・甲府・玉諸方面
- 河口湖駅 - 天下茶屋
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 大石プチペンション村 - 芦川農産物直売所
- 下黒駒 - 県立博物館 - 石和温泉駅入口 - 山梨学院大学 - 甲府駅南口
- 後述の富士山駅発着便、及び山梨交通のバス(90系統を除く)が石和温泉駅前のロータリーを経由するのに対し、こちらは経由しない。
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - (河口湖駅) - 下黒駒 - 県立博物館 - 石和温泉駅 - 山梨学院大学 - 甲府駅南口
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 下黒駒 - 県立博物館 - 石和温泉駅 - かいてらす前 - 甲府駅北口
- 玉諸小学校 - 青沼三丁目 - 法人会館 - 甲府駅南口
- 西湖民宿・本栖湖・下部温泉郷・新富士駅方面
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 勝山 - 氷穴 - 風穴 - 精進 - 本栖湖 - 本栖湖レストハウス前 - 朝霧高原 - 白糸の滝入口 - 富士宮駅 - 新富士駅
- 本栖入口 - 新富士駅間は快速運転を行う。
- 富士山駅 - 本栖湖レストハウス前間、富士山駅 - 富士緑の休暇村間の区間運転便もある。
- 富士緑の休暇村発着便は平日のみの運行で富士北稜高校を経由する。
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 勝山 - 氷穴 - 風穴 - 精進 - 本栖湖 - 本栖湖レストハウス前 - 古関 - 甲斐常葉駅 - 下部温泉駅 - 下部温泉郷
- 1日1本のみ運行。かつては古関 - 下部温泉郷間[広報 5]や古関 - 甲斐常葉駅間等の区間運転便も存在していた。
- 富士山駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 勝山 - 長浜 - 西湖民宿
- 富士山五合目方面
- 通常期
- 夏期
- 山梨赤十字病院方面
- 河口湖駅 ← スバルライン入口 - 富士河口湖高校 - 山梨赤十字病院[2]
- 平日のみ運行。
- 周遊バス
- 河口湖周遊バス:河口湖駅 → 河口湖ハーブ館 → 河口湖自然生活館 → 河口湖ハーブ館 → 河口湖駅 → ハイランドリゾートホテル&スパ → 河口湖駅
- 西湖周遊バス:河口湖駅 → 河口湖ハーブ館 → 西湖民宿 → 富岳風穴 → 西湖前浜 → 河口湖ハーブ館 → 河口湖駅
- 鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス:河口湖駅 - 富士山世界遺産センター - 道の駅なるさわ - 鳴沢氷穴 - 富岳風穴 - 精進 - 本栖湖 - 本栖湖観光案内所
- タウンスニーカー
- 中央循環: 富士山駅 - 市立病院 - 市役所前 - 下吉田駅 - 月江寺駅前 - 富士山駅
- 上暮地・明見循環: 富士山駅 - 白糸町 - 向原 - 職業訓練所 - 市立病院 - 富士山駅
- 熊穴・新倉循環: 富士山駅 - 下吉田中学校前 - 旭町上 - 警察署前 - 昭和大学入口 - 熊穴団地 - 市立病院 - 富士山駅
- いずれの路線にも右回りと左回りがある。
- 富士山世界遺産ループバス
大月営業所
- 日影・猿橋方面
- 大月駅 - 岩殿 - 日影入口 - 日影
- 大月駅 - 岩殿 - 日影入口 - 田無瀬 - 猿橋 - 営業所前 - 猿橋駅 - 大月駅
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 猿橋 - 田無瀬 - 奈良子入口 - 奈良子
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 猿橋 - 田無瀬 - 奈良子入口 - (奈良子) - 浅川入口 - 浅川(一部は奈良子経由)
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 猿橋 - 田無瀬 - 奈良子入口 - 浅川入口 - 瀬戸 - 八坪 - 上和田 - 新竹の向橋 - 竹の向 - 深城ダム - 小菅の湯
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 猿橋 - (総合体育館前) - 鳥沢駅前 - 梁川駅前 - 新倉(一部は総合体育館前経由)
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 猿橋 - (総合体育館前) - 鳥沢駅前 - 山谷(一部は総合体育館前経由)
- 鳥沢駅前 - 山谷 - 梨ノ木平扇山登山口(8月を除く4月 - 11月の土休日に梨ノ木平扇山登山口方面のみ運行)
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 関屋 - 四季の丘 - 藤崎
- 桂台 - 猿橋駅 - 営業所前 - 関屋 - 四季の丘 - 藤崎
- 大月駅 - 猿橋駅 - 営業所前 - 関屋 - 幡野入口 - 小沢 - 朝日小沢上
- 大月駅 - 猿橋駅 - 百蔵橋 - 下和田団地 - 百蔵山登山口 - 堀江製作所前
- 上記各線とも区間運行便がある。また、大月駅発着の一部の便は大月中央病院前、大月東中学校(及びその付近の類似名称のバス停)を発着・経由する。
- 真木・笹子・西奥山方面
- 大月駅 - 下真木 - 初狩駅前 - 原公民館前/笹子原 - 笹子駅前 - 追分 - 新田
- 大月駅 - 下真木 - 大月西小学校 - 上真木 - 間明野 - ハマイバ前
- 大月駅 - 浅利小学校前 - 遅能戸 - 西奥山
- 上記各線とも区間運行便がある。また、一部の便は大月東中学校(及びその付近の類似名称のバス停)を発着・経由する。
- 田野倉・都留・道志方面
- 大月駅 - 市役所前 - 沢井 - オーツル前 - 田野倉 - 道の駅つる - 県立リニア見学センター - 禾生駅前 - 赤坂 - 都留市駅
- 1日1本、2015年5月までは平日のみの運行であった。
- 大月駅 - 沢井 - オーツル前 - 田野倉 - 道の駅つる - 県立リニア見学センター
- 健康科学大学前 - 都留市立病院前 - 都留市駅 - おかじま食品館前 - 細野 - 菅野上 - 道坂隧道 - 唐沢 - 和出村 - 道志中学校前 - (道志の湯) - 道志 - 道志小学校前 - 小善地 - 久保 - 月夜野(一部は道志の湯経由)
- 長又 - 唐沢 - 和出村 - 道志中学校前 - (道志の湯) - 道志 - 道志小学校前 - 小善地 - 久保 - 月夜野(一部は道志の湯経由)
- 都留市駅 - 都留市立病院前 - 学校前 - (大野) - つるぎ - 宝鉱山(都留市駅 - つるぎ間の区間便は、つるぎ行きのみ大野経由)
- 谷村町駅 - 健康科学大学前 - 道の駅つる - 県立リニア見学センター[広報 14]
- 都留市内循環バス
- 都留市駅 - 都留市立病院前 - 赤坂 - 芭蕉月待ちの湯 - 都留文科大学前 - 都留市駅 - 都留市立病院前
上野原営業所
上野原市では2011年10月 - 2012年10月にかけて市内郊外地域を中心に予約型乗合タクシーの実証運行が開始され、それに伴い当該地域路線において、平日の一部便が減便された[広報 17]。
- 藤野駅発着路線
- 上野原駅発着路線
2018年4月の南口新ロータリー供用開始に伴い、乗り場が南口に移転したほか、県道35号線上の『上野原駅南口』バス停が『島田郵便局前』に改称され、島田入口バス停は廃止となった。
- 上野原駅 - 新町 - 佐野川 - 上岩 - 井戸
- 本町三丁目 - 新町 - 上野原駅 - 坂下 - 奥牧野 - 釣場 - 無生野
- 平日のみ坂下折り返し便の運行がある。
- 諏訪神社前 - 本町三丁目 - (石の公園) - 四方津駅 - 大野貯水池 - 太田上
- 諏訪神社前 - 本町三丁目間は土休日のみ運行、平日便は石の公園を経由する。
- 上野原駅 - 新町 - 本町三丁目(国道側) - (上野原高校前・帝京科学大学) - (石の公園) - 四方津駅 - 大野貯水池 - 犬目
- 平日の一部便は石の公園を経由する。
- 平日のみ上野原駅 - 帝京科学大学(本町三丁目経由)の区間運行便もある。
- 上野原駅 - 新町 - 本町三丁目(国道側) - 大鶴出張所 - 不老下
- 上野原駅 - 新町 - (総合福祉センター) - 本町三丁目 - (市立病院) - 新井
- 当営業所の主要路線であり、本数が多い。
- 2018年4月2日のダイヤ改正で、平日3便のみ総合福祉センター・市立病院を経由する便が運行を開始した。
- 上野原駅 - 新町 - 本町三丁目 - 新井 - 向風
- 長らく平日のみ1日1本の運行だったが、2017年のダイヤ改正から2本に増便された。
- 上野原駅 - 本町三丁目 - 新井 - 新山王橋 - 原 - 飯尾 - 鶴峠 - 小菅の湯 - 松姫峠
- 飯尾 - 松姫峠間は4月 - 12月中旬の土休日運行(8月は除く)。
- 西原方面最終便は『原』止まり。
- 2015年度より上野原駅 - 鶴峠の区間便運行開始(往路のみ)。
- 上野原駅 - 帝京科学大学
- 上野原駅 - 日大明誠高校
- 上野原駅 → 上野原高校前
- 上記3路線は学生、教職員向けの直通路線。
- 帝京科学大学直通便は、時期によりダイヤに変動がある。
甲府営業所
- 石和・甲府・玉諸発着路線
- 本社営業所」"
- 上九一色・中道地区コミュニティバス
- 勝沼周遊バス
- 笛吹市営 芦川バス
- 石和温泉駅 - 山梨県立博物館 - 栗合 - 上芦川 - 芦川支所 - 鶯宿
- 上芦川近くの芦川農産物直売所にて富士山駅方面へ乗り継ぎ可能。
- 平日のみ上芦川 - 鶯宿間の区間運行便もある。
高速バス
- 「富士五湖線」バスタ新宿(南口)(一部の臨時便は新宿西口) - 富士急ハイランド - 河口湖駅・富士山駅・山中湖・本栖湖・富士芝桜まつり会場(京王バス東、フジエクスプレスと共同運行)
- 本栖湖・富士芝桜まつり会場発着は季節運行。
- 「富士山五合目線」バスタ新宿(南口)(一部の臨時便は新宿西口) - 富士山五合目(京王バス東、フジエクスプレスと共同運行)
- 「甲府線」バスタ新宿(南口)(一部の臨時便は新宿西口) - (石和経由 / 甲府南経由) - 甲府駅 - 湯村温泉・竜王・富士急上阿原車庫[注釈 2](山梨交通、京王バス東と共同運行)
- 「甲州塩山線(甲州ワインライナー)」バスタ新宿(南口) - ぶどう橋 - 甲州市役所 - 恵林寺 - 山梨市役所 - 富士急上阿原車庫
- 土休日に1往復のみ運行する。ぶどう橋 - 富士急上阿原車庫間のみの乗車はできない。
- 東京都内発着
- 「東京駅 - 富士五湖・富士急ハイランド線」東京駅(発:八重洲南口 → 鉃鋼ビルディング、着:日本橋口) - (東京ドームホテル) - 富士急ハイランド - 富士山駅・河口湖駅( - 富士山 山中湖 - 山中湖 旭日丘)(JRバス関東、富士急行観光と共同運行)
- 「渋谷 - 河口湖線」渋谷駅(マークシティ) - (二子玉川駅) - 御殿場市立図書館前 - 富士学校前 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 富士山駅(東急トランセ、京王バス東、フジエクスプレスと共同運行[4])
- 「富士山駅 - 羽田空港線」羽田空港 - 品川駅(港南口) - 富士急ハイランド - 富士北麓駐車場 - 河口湖駅 - 富士山駅 - 富士山五合目(京浜急行バスと共同運行)
- 群馬県内発着
- 神奈川県・静岡県内発着
- 長野県内発着
- 「河口湖・富士急ハイランド - 松本線」富士急ハイランド - 河口湖駅 - 松本バスターミナル - 安曇野スイス村(季節運行)
- 石川県内発着
- 愛知県内発着
- 「リゾートエクスプレス」名鉄バスセンター - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 富士山駅(名鉄バスと共同運行)
- 京都府・大阪府内発着
休廃止路線
本社営業所
吉田営業所時代に廃止された路線を含む。
- 河口湖駅 - 富士天神山スキー場
- 甲斐常葉駅 - 有明寺入口 - 和名場 - 栃代
- 三つ峠駅 → 都留市立病院前
- 富士吉田駅 - 都留市駅
- 2009年10月1日:運行廃止。
- 〔急行〕河口湖駅 - 富士急ハイランド - 富士山駅 - 旭日丘 - 御殿場駅 - 三島駅南口
大月営業所
都留営業所時代に廃止された路線を含む。
- 猿橋駅 - 石動団地入口 - 東京電力 - 石動団地
- 都留市駅 - 禾生駅前 - 神社前 - 大平
- 都留市駅 - 禾生駅前 - 神社前 - 曽雌 - 無生野 - 秋山釣場 - 奥牧野 - 上野原駅 - 本町三丁目
- 都留市駅 - 谷村町駅入口 - 蒼竜峡団地入口 - 蒼竜峡団地
- 都留市立病院前 - 都留市駅 - 谷村町駅入口 - 蒼竜峡団地入口 - 東桂駅前 - 砂原
- 2012年10月1日:休止
- 同日より代替として、富士急山梨ハイヤーが予約型乗合タクシーつる〜と東桂を運行[広報 15]。
- 2012年10月1日:休止
- 都留市立病院前 - 都留市駅 - 上戸沢 - 芭蕉月待ちの湯
- 2012年8月1日:休止
- 同日より代替として、都留市内循環バスを運行[広報 16]。
- 2012年8月1日:休止
上野原営業所
- 上野原駅 - 本町三丁目 - 四方津駅 - 大野貯水池 - 不老下
- 2000年代初旬に運行廃止。廃止バス停は野田尻入口のみ。
- 上野原駅 - 本町三丁目 - 新井 - 棡原支所前 - 日原
- 2004年1月5日:運行廃止、廃止区間は棡原支所前 - 日原間。
- 大月駅 - 猿橋駅 - 鳥沢駅前 - 梁川駅前 - 四方津駅 - 上野原駅
- 2010年4月5日:運行廃止。新倉 - 四方津駅間のみの廃止であったため廃止バス停は無かった。
- 上野原駅 - 日大明誠高校入口 - 日大明誠高校前 - 市立病院前
- 2012年の上野原市立病院移転に伴い運行をとり止めていたが、2018年4月 病院跡地に建設された上野原市総合福祉センターの開業に合わせて路線復活となった。(但し、日大明誠高校前バス停は再開されていない)
甲府営業所
2014年11月30日以前に廃止された路線については富士急平和観光を参照。
高速バス
- 「富士山静岡空港線」富士山静岡空港 - 静岡駅南口 - 新富士駅 - 富士宮駅 - 河口湖駅 - 富士急ハイランドバスターミナル
- 「河口湖 - 横浜線」横浜駅西口 - 河口湖駅(相鉄自動車と共同運行)
- フジエクスプレスに移管
- 「河口湖 - 静岡線」静岡駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅
- 富士急静岡バスに移管。
- 「河口湖 - 東京・市が尾線」東京駅(発:八重洲南口、着:日本橋口) - 市が尾バスターミナル - 御殿場駅 - 富士山 山中湖 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(JRバス関東と共同運行)
- 「中央高速バス多摩河口湖線」南大沢駅 - 京王多摩センター駅 - 聖蹟桜ヶ丘駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(京王バス南と共同運行)[注釈 3]
- 「町田・橋本 - 富士急ハイランド・河口湖線」町田バスセンター - 橋本駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(神奈川中央交通西と共同運行)
- 「藤沢・辻堂・本厚木 - 富士急ハイランド・河口湖線」藤沢駅 - 辻堂駅 - 本厚木駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(神奈川中央交通西と共同運行)
- いずれも2017年4月1日より富士急湘南バスに移管。
- 「河口湖 - 津田沼・西船橋線」海浜幕張駅 - 津田沼駅 - 西船橋駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(京成バスと共同運行)
- 「富士山駅・河口湖 - 池袋線」サンシャインシティプリンスホテル(池袋) - 池袋駅東口 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 富士山駅(西武観光バスと共同運行)
- 富士急行観光に移管。
- 「富士山駅・河口湖 - 川越・大宮線」大宮駅西口 - 西武バス大宮営業所 - 川越駅西口 - 狭山営業所 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 富士山駅(西武観光バスと共同運行)
- 富士急行観光に移管。
- 「福岡・博多・北九州 - 静岡・河口湖・富士急ハイランド線」河口湖駅 - 富士急ハイランド - 御殿場駅 - 東静岡駅 - 小倉駅前 - 西鉄天神高速バスターミナル - 博多バスターミナル(西日本鉄道と共同運行)
- 「高山-富士山線」富士山駅 - 河口湖駅 - 富士急ハイランド - 平湯温泉 - 高山濃飛バスセンター(2016年(平成28年)4月15日に単独で運行を開始し[5]、2017年(平成29年)5月1日に1日1往復から2往復に増便して濃飛乗合自動車との共同運行となったが、2018年3月31日を以て濃飛乗合自動車の単独運行となる。)
水陸両用バス
旭日丘バスターミナルを起点に周辺の道路と山中湖を走行・航行する水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」の運行を行っている[広報 23]。
YAMANAKAKO NO KABA
概要
日野自動車の中型トラック「レンジャー」(8t級)をベースに米国CAMI社が改造した水陸両用バス。全長11.9m、全幅2.48m、全高3.7mで、乗車定員は34人、航海速力6.5ノット。富士急山梨バスが保有しており、車体のデザインは水戸岡鋭治が手掛けている。
略史
2011年4月30日より運行開始。山中湖の南側にある旭日丘バスターミナルを出発し、まず山中湖村役場周辺の道路を周回。運行開始当初は、湖畔に乗り入れ前に、バス運転士から船舶免許を保有している操縦士に交代したのち山中湖に入り湖の東側を一周する。その後再び上陸して乗務員交代ののち旭日丘バスターミナルへ戻るコースをとっていたが、現在では両免許を所持する乗務員が1人で運転・操縦する。1周につき30分。バス運転士と操縦士以外にもアテンダントが添乗しており、案内を行っている。
ギャラリー
- Yamanakako no Kaba1 IMG 0604 20130104.JPG
水上を航行するYAMANAKAKO NO KABA
- Yamanakako no Kaba4 IMG 0607 20130104.JPG
YAMANAKAKO NO KABAの側面
定期観光バス
2016年4月23日より富士五湖エリアの定期観光バスを運行している。河口湖駅および富士急ハイランドを起点に2コースが設定され、午前コースは河口湖・西湖方面へ、午後コースは山中湖方面へ運行される[広報 24]。
車両
車種はいすゞ、日野、三菱ふそう、日産ディーゼル(現「UDトラックス」)の国内4社の他、ヒュンダイを採用している。富士急行全体としては日野車が中心であり、ここもその例に漏れない。低公害バス導入以後は他の地区同様、日産ディーゼル車の比率も高くなっている。また、この地区では、富士急ハイランド駐車場内にCNG充填施設を独自に設置しており、山梨県が独自の補助金制度を導入したこともあって、毎年の新車に必ず低公害バスが含まれており、オフシーズンには運用の限定も特にない。低公害バスは長らくCNGバスが導入されていたが、2006年以降は日野・ブルーリボンシティハイブリッドも導入されている。三菱車については貸切・高速用では以前から導入されていたものの路線車での導入は少なく、富士急グループ全体でも2006年を最後に導入が止まっている。当社では2012年に日野自動車のセレガ・ハイブリッド、いすゞ自動車のエルガCNGバス2台が、富士急グループで初めて導入された。CNGバス導入の経緯については「富士急行#低公害バス「エバーグリーンシャトル」」を参照してほしい。
この他、「YAMANAKAKO NO KABA」に用いられる水陸両用バスが2台在籍している[広報 25]。1号車はアメリカCAMI(en)製で、海外製の船体に日本製のシャシーとエンジンを組み込んでいる[6]。一方、2号車は日本製で、すべての製造工程を国内で行っている[7]。
本社営業所の車両は2008年11月4日以降、順次富士山ナンバーに変更され、2010年1月現在で全車両のナンバー変更が完了している[8]。変更後のナンバーは原則として社番に合わせたものになっているが、一部車両のナンバーは「22-36」(富士山麓)や、「225」(ふじっこ)に変更されている。なお、22-95(富士急行)の車両ナンバーは存在していない。37-76(富士山の標高)は、大月営業所所属のF3776号車(2017年式)が取得した。また他地区から転属された車両では、一部を除いて希望ナンバーを取得していない。
- F2572.JPG
小型路線バス F2572
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中型ノンステップバス F2171
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中型路線バス F1255
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「ふじっ湖号」専用車 F2774
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大型短尺路線バス 9523
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大型路線バス F8369
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大型CNGバス「エバーグリーンシャトル」F7652
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大型CNGバス「エバーグリーンシャトル」9814
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中型CNGノンステップバス「エバーグリーンシャトル」F8273
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大型CNGワンステップバス「エバーグリーンシャトル」F8764
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大型ハイブリッドノンステップバス「エバーグリーンシャトル」F2861
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大型CNGノンステップバス「エバーグリーンシャトル」F3268
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夜行高速バス F1201
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大型貸切車 F8312
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大型貸切車(セレガハイブリッド) F1310
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中型貸切車 F6251
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水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」1号車 F0101
付記
- 1995年以前の営業所記号は以下の通りであった。
- P…吉田営業所
- R…都留営業所
- S…大月営業所
- T…上野原営業所
脚注
注釈
出典
- ↑ やまなしバスコンシェルジュ - バスマップ
- ↑ やまなしバスコンシェルジュ - バスマップ
- ↑ “富士急勝沼「周遊バス」季節運行始まる 観光振興に期待”. 産経新聞 (2015年10月30日). . 2015閲覧.
- ↑ “高速バス 渋谷 - 河口湖線、12往復に増便 11月1日より”. イード (2016年10月25日). . 2016閲覧.
- ↑ 片山さゆみ (2016年4月16日). “富士山までバス直通 記念式典 高山から運行開始”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 飛騨総合版 19
- ↑ “富士急行の水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」体験記”. インプレス (2011年5月11日). . 2015閲覧.
- ↑ “純国産水陸両用バス、山中湖で運行開始…“KABA”が2台に”. イード (2013年4月26日). . 2015閲覧.
- ↑ 『バスラマ・インターナショナル』通巻119号 p84-85
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ↑ “交通系ICカードの全国相互利用サービスがいよいよ始まります!” (PDF) (プレスリリース), PASMO協議会, (2012年12月18日) . 2014閲覧.
- ↑ “【お知らせ】会社合併について” (PDF) (プレスリリース), 富士急平和観光, (2014年12月1日), オリジナルの2014年12月4日時点によるアーカイブ。 . 2014閲覧.
- ↑ “【路線バス/御殿場駅~河口湖駅線】「御殿場プレミアム・アウトレット」発着便の経路変更について 27年11月〜”. 富士急行 (2015年10月30日). . 2015閲覧.
- ↑ “道志〜平野〜旭日丘(山中湖)〜忍野八海〜富士山駅 0701 (PDF)”. 富士急山梨バス. 2015年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 “一般路線バス 時刻表”. 富士急山梨バス (2015年4月5日). 2015年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ “【甲府線】一部運行経路及び行先変更のお知らせ (PDF)”. 富士急山梨バス (2015年6月30日). 2015年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 “【通常期】富士山駅・河口湖駅〜富士山五合目 (富士スバルライン五合目)”. 富士急山梨バス. . 2015閲覧.
- ↑ “平成29年度 富士スバルラインマイカー規制期間中の富士山五合目行シャトルバス時刻表 (PDF)”. 富士急山梨バス (2017年6月26日). . 2017閲覧.
- ↑ “小菅線運行開始について”. 富士急山梨バス (2014年11月14日). 2014年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2014閲覧.
- ↑ “奥多摩駅と大月駅からの路線バスが小菅村で結ばれます。 (PDF)”. 西東京バス (2014年11月14日). 2014年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2014閲覧.
- ↑ “山梨県立リニア見学センター リニア500kmの世界へ (PDF)”. 富士急山梨バス. 2015年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 富士急山梨バスのお出かけ応援バス
- ↑ “「県立リニア見学センター線」臨時便運行のお知らせ (PDF)”. 富士急山梨バス (2015年2月4日). 2015年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 路線バス「道の駅つる線」の運行開始について - 富士急山梨バス
- ↑ 15.0 15.1 15.2 都留市役所 地域公共交通
- ↑ 16.0 16.1 広報つる 2012年 7月号
- ↑ 「上野原デマンドタクシー」の実証運行を開始します。上野原市HP
- ↑ “勝沼周遊バス (PDF)”. 富士急山梨バス (2015年10月30日). . 2015閲覧.
- ↑ “三島駅〜河口湖駅間 急行便(直通便)の廃止に伴う「直通乗車券」の発売終了について”. 富士急シティバス (2013年4月2日). . 2015閲覧.
- ↑ “【11/2~】塩山駅~富士山駅線廃止のお知らせ”. 富士急山梨バス (2015年10月30日). . 2015閲覧.
- ↑ “東京の玄関口「東京駅」から富士山エリアまでの新規路線を運行 東京駅(鉃鋼ビル)〜富士急ハイランド、河口湖、山中湖線 3月1日より運行開始!” (PDF) (プレスリリース), 富士急行, (2016年2月26日) . 2016閲覧.
- ↑ 多摩河口湖線 運行便数変更について
- ↑ “KABAバス コース案内”. 富士急山梨バス. . 2015閲覧.
- ↑ “富士五湖の自然&文化を体験! 富士五湖定期観光バス運行開始!”. 富士急行 (2016年4月22日). . 2016閲覧.
- ↑ “KABAバス 車両紹介”. 富士急山梨バス. . 2015閲覧.