密輸
提供: miniwiki
(密貿易から転送)
密輸(みつゆ)とは、正規の手続きを経ず、物品の輸出入を行うことである。
Contents
概要
密輸を行う目的としては、
が挙げられる。多くの場合、暴力団やマフィアなどの犯罪組織が関わっており、それらの組織の資金源となっている。
主な密輸品
密輸が問題となる主な貨物は以下のとおり。
輸入禁制品・規制品
- 麻薬、大麻、あへん、覚醒剤、コカイン
- 拳銃などの武器・兵器
- 偽札、偽造クレジットカード等
- ポルノ雑誌、ビデオ、児童ポルノ等
- ニセブランド商品等知的財産権を侵害する商品
- マジコン等不正競争防止法に違反する商品
- 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)に定められた動植物
- 経済制裁により輸入が禁止されている北朝鮮産の物品
密輸出される物品
- 盗難自動車
- 軍事転用の恐れがあり、法により輸出を禁止している物資。以前ヤマハ発動機が、中国の企業へ無人ヘリを不正に輸出した。参照:ヤマハ発動機、ミツトヨ
- 密輸先で輸入が禁止されている商品
- 密輸元で輸出が禁止されている商品
対策
日本では2005年から試験的に事前旅客情報システムを導入。2007年から義務化された。出発空港において搭乗者の情報を到着空港に送り、特に組織ぐるみの密輸対策を強化している。