姫路公園

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姫路公園(ひめじこうえん)は、姫路市にある都市公園総合公園)である[1]日本の歴史公園100選の1つに選ばれている。姫路城のかつての中曲輪以内に相当する特別史跡 (107.8ha)内の68.1haに公園が整備されている[2]姫路城公園ともいう。

概要

明治維新後、中曲輪にあった武家屋敷などは大日本帝国陸軍の施設に建て替えられ第10師団司令部歩兵第10連隊歩兵第39連隊などが置かれる。1912年(大正元年)、天守などの城郭建造物と軍用地以外の土地建物が陸軍省から姫路市へ無償貸下され、天守など城郭建造物と天守北部にあたる北勢隠曲輪や喜斎門内など内曲輪の北側区域が姫山公園として一般公開が始まった。1945年(昭和20年)、姫路空襲で軍施設や市街地は大きな被害を受け、姫路城も爆撃されたものの不発弾となり焼失を免れた。

1976年(昭和51年)から姫路公園整備計画が行われ城北の姫山住宅跡地が公園に整備され野外ステージなどが建てられるなど[3]戦後の復興や市の都市計画に基づき道路や公園が整備され、現在ではお城まつり姫路ゆかたまつりなどの祭り、市の行事、ライヴなどの各種イベントの会場の他、市民や観光客の憩いの場としても利用されている。

施設

公園施設

  • 大手前公園 - 城南部。旧城南練兵場。
  • 家老屋敷跡公園 - 城南部。旧城南練兵場。元は酒井氏時代の筆頭家老高須隼人の屋敷があった場所で、当時の大手筋が再現され、飲食店や土産物販売をする家老屋敷館(い・ろ・は・にの屋敷)が整備されている。家老屋敷館のシャッター(36箇所・全長134m)には『行軍横図 鉄砲洲警衛絵巻』(姫路市所蔵)が描かれている[4][5]
  • 東御屋敷跡公園 - 城東部の芝生公園。
  • 城見台公園 - 城東部。旧姫路商工会議所、姫路東税務所跡地。北西部に大天守が見える「城見台」が設置されている。城見台は台形のコンクリート造で、11段の石段で四方から頂上に登れるようになっている。階段には宝殿産の黄竜石が用いられている。高さは1.65m、底部面積は294平方メートル、頂上部面積は121平方メートル(約63畳分)。のレプリカが設置され姫路城十景に選ばれている。
  • シロトピア記念公園 - 城北部。旧姫山練兵場。1989年(平成元年)、姫路市制100周年を記念して開かれた「姫路百祭シロトピア」の記念公園。芝生公園の他、野外ステージや扇観亭(休憩所)などが整備されている。

旧跡

  • 姫路城
    • 三の丸広場(屋敷跡や城内庭園跡)
    • 千姫ぼたん園(西三の丸の藩主御殿跡)
    • 中堀及び中堀沿いの城門跡(石垣・土塁)。
      • 千姫の小径 - 城西部中堀の散策路。

神社仏閣

文化施設

主な催し

ファイル:Ningen shogi himeji.jpg
平成27年11月28日に行われた人間将棋村田智穂 対 長谷川優貴

過去に行われた催し

隣接・周辺施設

神社仏閣

公共施設

文化・商業施設

学校

交通機関

  • JR姫路駅山陽姫路駅より徒歩10分
  • 大手門駐車場・大手前公園地下駐車場・姫山駐車場・城北駐車場

脚注

関連項目

外部リンク