太子町 (兵庫県)
提供: miniwiki
太子町(たいしちょう)は、兵庫県南西部(西播磨地域)に位置する町で、唯一揖保郡に属する。西播磨県民局管轄区域。
江戸時代の地誌『播磨鑑』により、町内宮本は宮本武蔵出生地として有力な候補の一つとされている。
Contents
地理
隣接している自治体
姫路市への通勤率は39.1%、たつの市への通勤率は15.1%である(いずれも平成22年国勢調査)。
檀特山
太子町と姫路市にまたがる標高165.1mの山。
山頂にある大きな岩には伝説があり、岩のくぼみは応神天皇の御沓・御杖の跡、または聖徳太子が馬に乗って登り修行をした時についた蹄の跡と言われる。詳細は檀特山を参照。
歴史
「日本書紀」推古天皇14年(606年)条に、聖徳太子が法華経の講義を岡本宮で行ったため、天皇から播磨国の水田100町を与えられ、斑鳩寺(法隆寺)領として納めた、とある。この地は「鵤荘(いかるがのしょう)」と呼ばれ、町域はこの地に当たる[1]。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 斑鳩村が町制施行、斑鳩町へ。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 斑鳩町と石海村・太田村が合併し、太子町が誕生。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 龍田村が編入。
- 1966年(昭和41年)12月20日 - 町章を制定する。[2]
- 2003年(平成15年)7月2日 - 龍野市・新宮町・揖保川町・御津町の合併協議会に加入する[3]。
- 2004年(平成16年)8月2日 - 合併協議会より脱会[3]、単独町制の道を選ぶ。
町名は、聖徳太子ゆかりの町であることからつけられた。
行政
- 町長
氏名 | 就任年月日 | 満了年月日 |
---|---|---|
服部 千秋 | 2016年8月6日 | 2020年8月5日 |
地域
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.72%増の33,439人であり、増減率は県下41市町中4位、49行政区域中6位。
太子町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
- 幼稚園
- 太子町立斑鳩幼稚園
- 太子町立石海幼稚園
- 太子町立龍田幼稚園
- 太子町立太田幼稚園
- 小学校
- 太子町立斑鳩小学校
- 太子町立石海小学校
- 太子町立龍田小学校
- 太子町立太田小学校
- 中学校
- 高等学校
- 文化施設
交通
鉄道路線
西日本旅客鉄道(JR西日本)の山陽新幹線・山陽本線が町内を通るが、駅はない。最寄り駅は網干駅。
2008年3月、同様に駅がなかった山口県玖珂郡和木町に和木駅が開業したため、同線が通っているのに駅がない唯一の市町となった。
路線バス
道路
- 一般国道
- 都道府県道
産業
金融
おもな企業
- 株式会社東芝
- 東芝姫路工場太子分工場および姫路半導体工場のほか、関連企業がある。ブラウン管の製造を終了し、大画面薄型テレビ向け表面伝導型電子放出素子ディスプレイを製造する予定だったが、計画は白紙撤回となった。
- 株式会社うかいや
- 出光興産の特約店として、龍野や赤穂、相生などの国道二号沿いを中心に西日本各地でガソリンスタンドを展開している。その他、兵庫県内では書店や飲食店、コンビニエンスストアの営業を行っている。
- ヤマダストアー株式会社
郵便局
名所・旧跡・祭事・催事
名所・旧跡
歴史行事
- 太子会式
- 春会式(毎年2月22・23日)
- 夏会式(毎年8月21・22日)
催事
- レンゲまつり
出身有名人
ゆかりの人物
その他
2006年5月14日午前2時より、太子町を含む姫路MAの市外局番は079(市内局番は200 - 216、218 - 316、318 - 320、322 - 330、332 - 339)に統一された。
天気予報は姫路MA(0792-177)が廃止され、神戸MA(078-177)に統合された。
- 0792-DE-FGHJ → 079-2DE-FGHJ 太子町、姫路市(旧市街地、香寺町)
- 07932-E-FGHJ → 079-32E-FGHJ 姫路市(旧家島町)、たつの市(旧御津町)
- 07933-E-FGHJ → 079-33E-FGHJ 姫路市(旧夢前町)
脚注
関連項目
外部リンク
典拠レコード: