天龍村
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地理
長野県の南端にあり、村の南側は愛知県と静岡県に接している。東西に11.4km、南北に9.9km、面積の9割以上が山林で、村の真ん中を南北に流れる天竜川と、その支流が造るV字渓谷の中に集落が点在する純山村である。長野県で最も温暖な土地であり、いち早く梅や桜が開花することから、「信州に春を告げる村」をキャッチフレーズとしている。過疎化が進んでいる。買い物は飯田市へ出かける方が多いが、片道1時間程度の時間を要する。小さな村ではあるが、村内に飯田線の駅が5つある。行政の最大の課題は、過疎化、少子高齢化問題である。2010年の統計では、老年人口割合が53.7%と長野県で最も高い数値を出す限界自治体である。村内には信号が1つもない。
行政
- 村議会:定数8人
地域
教育
- 天龍中学校
- 天龍小学校
- どんぐり向方学園
- 天龍興譲高等学校(通信制)
- 最寄りの公立高等学校は長野県阿南高等学校である。また、村内を飯田線が通っているため、隣の泰阜村と同様に飯田市内の高等学校へは他の村と比べて比較的通学しやすい。
人口
天龍村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
郵便番号
- 平岡:399-1201
- 神原:399-1202
- 長島:399-1203
市外局番
- 村内全域で「0260」
隣接している自治体・行政区
- 長野県
歴史
- 同村神原では過去に、おじろく(男)、おばさ(女)という風習があった。16世紀から17世紀にかけて始まったとされる。 長男以外の次男次女以降の者が対象とされ彼らは僅かな食事と寝床のみを与えられ家長である長男一家に一生涯使用させられていた。 彼らを使用する家は幼少期から長男以外を世間との繋がりを強制的に絶たせ、長男に言われたことのみをする無感情なロボットになるよう仕向けた。 彼らは20代になるまで正常な人格であったがおじろく、おばさとして奴隷化が進むと共に精神疾患を患っている。 明治5年には190人、昭和40年代でも3人いたという記録がある。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 平岡村・神原村が合併して発足。平岡ダムや佐久間ダムの完成により変貌を遂げた天竜川のかつての姿をしのんで命名された。
地区
- 平岡:天竜川を基準に東側に位置する旧平岡村
- 神原:天竜川を基準に西側に位置する旧神原村。明治8(1875)年に坂部村・長沼松島村・福島村・向方村の4村が合併して誕生。
- 坂部:天龍村最南端に位置する旧坂部村。熊谷家伝記の舞台。坂部の冬祭りが有名。
特産品
行事、イベント
- 1月に行われる国指定の重要無形民俗文化財
- 2月に開催される信州に春を告げる駅伝大会
- 大河内シカオイ行事
- ふるさと夏まつり
- 毎年8月15日に行われる夏祭り
- あけび狩り体験
- 9月中旬~10月上旬に開催される昔懐かしいあけびの収穫体験
- 満島神社秋祭り
- 10月に行われる天龍村指定民俗文化財
- 秋例祭(中井侍)
- 11月に行われる中井侍地区の祭り
観光・名所
- 天龍温泉おきよめの湯(日帰り温泉施設)
- 和知野川キャンプ場(キャンプ場)
- 大河内森林公園(キャンプ場)
- ふれあいステーション「龍泉閣」(平岡駅併設の宿泊施設)
- ニセンジ パター&マレットゴルフ場
- 羽衣崎
- 長野県道1号飯田富山佐久間線羽衣崎橋付近は、天竜奥三河国定公園内に位置し、平岡ダム湖、飯田線が臨める
- 伊那小沢駅のカンザクラ
- 長野県で一番早く開花する桜
- 平岡発電所構内のソメイヨシノ
- 浄心の滝(精神の滝)
交通機関
- 鉄道
- 路線バス
- 道路
脚注
- ↑ “天龍村の最高峰「熊伏山」”. 天龍村. . 2017閲覧.
関連項目
出典
- 開放病棟──精神科医の苦闘 近藤廉治
外部リンク
- 天龍村公式サイト
- 天龍村長のページ
- 天龍村(長野県町村会)(blog)
- 天龍温泉おきよめの湯(blog)
- 天龍農林業公社(blog)
- どんぐり向方学園(公式サイト/寮制小中学校・通信制高校)
- 南信州ナビ(飯田市周辺の観光ポータルサイト)
典拠レコード: