大崎町
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大崎町(おおさきちょう)は、鹿児島県(離島を除く)の東南部にある町で、曽於郡に属する。
国指定の重要文化財である横瀬古墳などの史跡を有する町である。
Contents
地理
鹿児島県・大隅半島の東部に位置する。町域の一部は志布志市に囲まれた飛地となっており、町域内には志布志市の飛地もある。
隣接する市町村
地名
- 井俣
- 岡別府
- 假宿
- 神領
- 永吉
- 菱田
- 益丸
- 持留
- 横瀬
- 野方(旧野方村。野方村時代は大字なし)
歴史
古くは救仁(くに)と呼ばれ[1]、明治初期までは現在の志布志市とともに日向国諸県郡に属していた。肝付兼光が建築した大崎城は、『旧大崎城』となり1577年に馬場・丸尾・城内集落一帯に新しい大崎城が建築される。 江戸時代には薩摩藩領となり大崎外城(後に大崎郷と称す)が置かれた。1889年]]の町村制実施時に大崎郷内の10村が合併し大崎村が成立。1891年2月に野方村が分村したものの、昭和の大合併で一部地域が編入されている。
廃藩置県後は鹿児島県→都城県→宮崎県→鹿児島県所属となったが、(宮崎県再置後の)1884年に完成した『日向地誌』では日向国内として扱われている。
近現代
- 1889年4月1日 - 町村制施行により、仮宿村・永吉村・横瀬村・神領村・益丸村・菱田村・持留村・岡別府村・野方村・井俣村が合併し、南諸県郡大崎村として発足[2]。
- 1891年2月 - 大字野方が野方村として分村[3]。
- 1896年4月1日 - 南諸県郡の合併により、囎唹郡(1972年曽於郡に改称)に属する[2]。
- 1936年1月1日 - 大崎村が町制施行し、大崎町となる[2]。
- 1955年4月1日 - 野方村の一部を編入[3]。
行政
- 町長:東靖弘(2001年12月21日就任、3期目)
町の行政機関
- 大崎町役場
- 野方支所
県の行政機関
なし
国の行政機関
なし
産業
地域
人口
大崎町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
高等学校
中学校
小学校
交通
航空
町域に空港はない。最寄空港は鹿児島空港または県外の宮崎空港。
鉄道
現在町域に鉄道駅はない。過去に大隅線が存在しており、大隅大崎駅、三文字駅があった。現在の最寄駅は志布志駅。
バス路線
過去鹿児島交通が運行していたが、2004年(平成16年)4月1日より大隅交通ネットワーク(現・三州自動車)が運行を行っている。
道路
高速道路
- E78 東九州自動車道
東九州自動車道の野方ICは2014年12月21日に供用開始した[4][5]。東九州道が町内に開通する前は、東九州自動車道 曽於弥五郎ICまたは宮崎自動車道 都城ICなどが最寄りICであった。
一般国道
道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 大崎ふれあいの里公園
- くにの松原
- 横瀬古墳:鹿児島県内第2位の規模を持つ前方後円墳、国指定史跡。
- 神領古墳群
- 照日神社
- 都萬神社 [1] 国の重要文化財「籬に菊双雀文様銅鏡一面」を所蔵
- 荒佐祭り(3月)
- かぶと虫相撲大会
- ふれあいフェスタinおおさき(11月23日)
大崎町出身の有名人
- 赤田将吾(プロ野球選手)
- 榎田大樹(プロ野球選手)
- 川原克己(天竺鼠)
- 高崎隆二(俳優)
- 原口幸一(マラソン選手、駅伝部監督)
- 福留孝介(プロ野球選手)
- 松山竜平(プロ野球選手)
- 領家政蔵(競馬騎手、調教師)
その他
脚注
- ↑ 白砂青松百選(くにの松原) - 鹿児島県 2012年2月3日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.149 角川書店
- ↑ 3.0 3.1 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』 p.510 角川書店
- ↑ 東九州自動車道 鹿屋串良JCT〜曽於弥五郎IC 平成26年内に開通します - 国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所
- ↑ 東九州⾃動⾞道(⿅屋串良JCT〜曽於弥五郎IC),大隅縦貫道(串良⿅屋道路)開通のお知らせ〜⿅屋市と⿅児島市が⾼速道路で繋がります〜 (PDF) - 国土交通省 九州地方整備局 大隅河川国道事務所 2014年11月13日
- ↑ 「道の駅」北方よっちみろ屋・野方あらさの新たに登録〜九州地方整備局管内では118箇所に〜 (PDF) - 国土交通省 九州地方整備局 2014年10月10日
外部リンク
- 大崎町
- 大崎町一宮 都萬神社
- オープンストリートマップには、大崎町に関連する地理データがあります。
典拠レコード: