大宜味村
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大宜味村(おおぎみそん)は、沖縄県沖縄本島北部に位置する村で、国頭郡に属している。
「長寿の里」とされ、「長寿日本一宣言」をしている[1]。
Contents
地理
- 沖縄本島北部、国頭半島西部に位置する。
- 海岸付近を除き低地は少なく、東村との村界側の大部分は山地・森林になっている。
- 村役場などの主要な施設は大兼久・大宜味集落の境界付近と喜如嘉集落付近、塩屋集落付近に分散している。
- 大保ダム建設時の排出土を使った埋立事業が塩屋地先で進行中。非都市地域での大規模な土地造成の費用対効果、またやんばるという土地柄、自然破壊へつながる事業へ疑問を呈する声は少なくない。
- 山:ネクマチヂ岳(標高360.7m)
- 川:大保大川、田嘉里川、大川川、饒波川、大兼久川
- 島:宮城島(本島とは架橋で繋がっている)
隣接する自治体
地域
- 上原(うえはら)
- 江洲(えす)
- 大兼久(おおがねく)
- 大宜味(おおぎみ)
- 押川(おしかわ)
- 喜如嘉(きじょか)
- 塩屋(しおや)
- 謝名城(じゃなぐすく)
- 白浜(しらはま)
- 大保(たいほ)
- 田嘉里(たかざと)
- 田港(たみなと)
- 津波(つは)
- 饒波(ぬうは)
- 根路銘(ねろめ)
- 宮城(みやぎ)
- 屋古(やこ)
人口
大宜味村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
歴代村長
期 | 氏名 | 就任年月 | 退任年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 山川文光 | 1908年 | 1914年8月31日 | |
2,3 | 嵩高久二 | 1914年9月1日 | 1920年6月3日 | |
4,5,6 | 金城鍜助 | 1920年7月 | 1932年6月14日 | 最初の民選村長 |
7 | 前田耕一 | 1932年6月14日 | 1932年9月29日 | 在職中死亡 |
8,9,10,11 | 山城東栄 | 1932年10月4日 | 1945年9月24日 | |
12 | 宮里金次郎 | 1945年12月 | 1948年1月 | |
13 | 平良仁一 | 1948年3月1日 | 1950年7月31日 | |
14,15 | 宮里金次郎 | 1950年9月18日 | 1958年2月24日 | |
16 | 宮城丈正 | 1958年4月13日 | 1960年12月5日 | |
17 | 島袋幸喜 | 1961年1月22日 | 1962年8月19日 | 在職中死亡 |
18,19,20,21,22,23 | 根路銘安昌 | 1962年10月7日 | 1982年10月6日 | |
24,25,26 | 新城繁正 | 1982年10月7日 | 1994年10月6日 | |
27,28 | 照屋林三 | 1994年10月7日 | 2002年10月6日 | |
29,30 | 島袋義久 | 2002年9月 | 2014年9月 | |
31 | 宮城功光 | 2014年10月7日 | 現職 |
歴史
- 1673年 - 国頭間切南西部11村と羽地間切北部の平南・津波2村をもって田港間切創設
- 1695年 - 田港間切を大宜味間切に改称
- 1908年 - 島嶼町村制により大宜味間切が大宜味村となる
- 1911年 - 役場を大宜味に移転
- 1963年6月5日 - 初代塩屋大橋が開通[2]。すでに開通していた宮城橋と合わせ、名護市津波と大宜味村根路銘の間が塩屋湾を迂回せず宮城島経由で通行できるようになり、距離が約8km短縮された。
- 1999年
- 3月17日 - 村内で歌手の安室奈美恵の実母が義弟に殺害され、義弟が自殺する事件が発生(安室奈美恵実母殺害事件)。
- 3月27日 - 塩屋大橋を架け替え、新橋(現行)が開通[3]
- 2016年 - 村内全小学校が過疎の為閉校し、1校に統合し移転。中学校も同時に移転。[4]
教育
- 沖縄県立辺土名高等学校(沖縄県最北端の高校)
- 大宜味村立大宜味中学校
- 大宜味村立大宜味小学校 - 2016年4月に新「大宜味小学校」として開校[4]。
;廃校
経済
産業
- 主要産業は第一次産業である。山地におけるシークヮーサーやマンゴー、シイタケの栽培が行なわれている。
- 喜如嘉地域では伝統の芭蕉布づくりが、完全な手作業で行なわれており、伝統技術を継承している「喜如嘉の芭蕉布保存会」が国の重要無形文化財の保持団体として認定されている。
交通
路線バス
村内には琉球バス交通と沖縄バスが共同運行する67番辺土名線・73番川田線の2路線が運行されている。67番は名護市と国頭村を結ぶ路線で、大宜味村内は全区間国道58号経由。73番は名護市と東村を結ぶ路線で、大宜味村内は国道331号沿いの塩屋・田港地区を経由する。
- 67:辺土名線
- 名護バスターミナル - 津波 - 宮城 - 塩屋入口 - 大宜味 - 辺土名高校前 - 奥間ビーチ入口 - 辺土名バスターミナル
- 73:川田線
- 名護バスターミナル - 津波 - 宮城 - 塩屋入口 - 塩屋 - 田港 - 平良 - 川田 - 魚泊 - 高江
ほかに国頭村営バスが辺土名高校と国頭村内の間に運行されるが、大宜味村内全区間を含む辺土名高校 - 辺土名間は国頭村内から辺土名高校に通学する生徒のために運行されるため、一般客は乗車不可。
道路
港湾
- 塩屋港
医療
- ランデブーポイント[5] 3箇所
※民間救急ヘリコプターMESHのヘリポートとして使用
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 道の駅おおぎみ
- 塩屋大橋
- 六田原(むたばる)展望台 - 塩屋富士(317.4m)の中腹にある、塩屋湾を一望できる展望台。屋古地区から押川集落へ抜ける道路沿いに位置。全く手入れがされておらず、草に覆われており、ハブ等に注意が必要。閉館したホテル・サンセットビューインシャーベイの付属施設だった。
- 塩屋のウンガミ 旧暦7月、盆明けの亥の日に行われる年中行事。ノロによる神事と男たちによるハーリーが行われる。国の重要無形民俗文化財
脚注・出典
出典
外部リンク
- 大宜味村WEBSITE
- オープンストリートマップには、大宜味村に関連する地理データがあります。
典拠レコード: