大任町
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大任町(おおとうまち)は、福岡県の中央部に位置する町。田川郡に属しており、筑豊を構成する自治体の一つでもある。
イメージキャラクターはしじみの大ちゃん、花ちゃん。
Contents
地理
田川市と隣接する筑豊地方の町で、町域の中心部を南北に彦山川が流れており町域の多くは田川盆地に属する。田川市の経済圏に属しており、北九州都市圏の5%圏域に属する。かつては筑豊炭田の産炭地として栄えていたが、人口の減少により過疎化が深刻している。
- 河川: 彦山川
隣接している市町村
歴史
近現代
- 1887年
- 福田村、元松村、白土村、安永村、成光村、秋永村、柿原村が合併し、大行事村となる。
- 上今任村、下今任村、桑原村が合併し、今任原村となる。
- 1889年4月1日 - 市町村制施行に合わせて大行事村と今任原村が統合され、大任村が発足。
- 1960年1月1日 - 町制施行。大任町となる。
町政をめぐる事件
町政の場において、重大事件・不祥事がたびたび発生している。
- 1986年10月6日、当時の町長・崎野正規が町長室で執務中、乱入してきた暴漢に射殺された[1]。
- 2002年7月2日に当時の町議長が突然銃撃を受け負傷。この町議長は翌2003年6月に護身用の拳銃を所持していた疑いが強まり、逮捕される直前に辞職し失踪、指名手配されていた同年12月に出頭し、銃刀法違反で逮捕されている。
- 元町議長が覚醒剤所持で逮捕された。
- 2003年8月、最多得票当選の町議が、広域的に活動していた高級車窃盗団の頭領として逮捕された[2]。
- 2005年7月、町長の親族の運営による企業組合事務所に複数の火炎瓶が投げ込まれた[3]。
- 町議を含む町政関係者が立て続けに失踪した。
『週刊文春』によれば、2005年5月度の政府財政制度等審議会財政制度分科会の合同部会における渡邉恒雄による『福岡県の田川郡は暴力団の町だ』との発言が生まれた背景にあるのは主にこの町のこうした状況のことであり、この発言はこの町のことを主に指しているとしている。[4]
行政
町長
- 永原譲二(4期目)
- 任期:2021年4月26日
町議会
- 定数:11人
- 任期:2019年4月30日
選挙区
地域
人口
大任町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
小・中学校
- 大任町立
- 大任中学校
- 大任小学校
- 今任小学校
地名
- 今任原
- 大行事
経済
産業
- 他の筑豊の市町村と同様、かつては炭鉱が町の経済を支えていたが現在ではすべて閉山しており、跡地を工業団地として再利用することで再生を図っている。
- 町を南北に縦断する彦山川ではしじみが自生しており、町では「しじみ育成保護条例」を制定して保護にあたっている。
- 国道322号線に隣接する道の駅おおとう桜街道が2010年10月にオープンした。
交通
空港及び鉄道路線はなし。
バス路線
コミュニティバスが運行されている。町内各集落と町役場・レインボーホールなどの施設、また町の最寄り鉄道駅である田川伊田駅・添田駅との間を結ぶ。全区間無料。利用者の限定はなく誰でも利用できる。
- 伊田駅 - 下今任 - 今任 - 六本松 - 上今任 - 海洋センター - 役場口 - 梅田 - 大行事橋 - 小林 - 福田 - 西白土 - 秋永 - 島台 - 安永 - 狐塚
- 添田駅 - 大行事方面(起終点はレインボーホール)
- 添田駅 - 今任原方面(起終点はレインボーホール)
伊田駅発着は毎日運行、添田駅発着は平日のみ運行。
かつては西鉄バス筑豊が大任町内を通り田川市と添田町を結ぶ路線バスを運行していたが、2011年3月31日限りで廃止されたため、翌4月1日からコミュニティバスの運行を開始している。
道路
高速道路
町内には通っていない。最寄りインターチェンジは以下の通り。
一般国道
県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
大任町出身の有名人
脚注
- ↑ 西日本新聞ワードボックス
- ↑ レスポンス.jpの記事
- ↑ 47news
- ↑ 週刊文春 2005年6月9日号 P.37
外部リンク
- 花としじみの里 大任町(大任町公式サイト)
- 福岡県田川郡大任町 (40608A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ
典拠レコード: