夏美よう
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夏美 よう(なつみ よう、2月18日 - )は、宝塚歌劇団専科に所属する男役。元花組・星組組長。
群馬県出身、出身校共愛学園高等学校、公称身長166cm。愛称は「ハッチ」。
来歴・人物
1976年、「ベルサイユのばらIII[1]」で初舞台。同期生に元星組トップの日向薫や元専科男役の飛鳥裕らがいる。入団時の成績は48人中44位[1]。
1993年、星組副組長に就任。
エピソード
宝塚入団にあたり、OG最長老でシャンソン歌手の深緑夏代(2009年死去)が芸名の名付け親になった。
主な出演作
星組時代
- 1979年9月、『アンタレスの星』新人公演:アレクサンドル・デュマ/『薔薇パニック[注 1]』
- 1980年8月、『響け!わが歌[注 2]』新人公演:甲山の小ちょん(本役:洋ゆり)、百地古太夫(本役:麻月鞠緒*宝塚のみ)[注 3]/『ファンシー・ゲーム[注 4]』
- 1981年2月、『小さな花がひらいた』伝次[注 5]、新人公演:大六(本役:新城まゆみ(宝塚)・孝まりお(東京))/『ラ・ビ・アン・ローズ[注 6]』
- 1981年4月、『宝塚グランド・フェスティバル』(神戸ポートピア 81国際広場)
- 1981年6月、『暁のロンバルディア』(バウ)カルロス
- 1981年8月、『海鳴りにもののふの詩が』新人公演:野間半兵衛(本役:一樹千尋)/『クレッシェンド!』
- 1982年6月、『エーゲ海のブルース』ブラン、新人公演:クリスチャン(本役:大浦みずき)/『ザ・ストーム』
- 1982年10月、『心中・恋の大和路』(バウ)三太
- 1983年1月、『こぶし咲く春』新人公演:定吉、神尾織部(本役:葉山三千子)/『ラブ・コネクション』
- 1983年4月、『オルフェウスの窓 -イザーク編-』新人公演:マリア・バルバラ(本役:洋ゆり)
- 1985年2月、『哀しみのコルドバ』バシリオ/『ルミエール』
- 1985年4月、『我が愛は山の彼方に』エルチ/『ラブ・エキスプレス』(全国ツアー)
- 1985年8月、『西海に散れど』平時忠/『ザ・レビューIII』
- 1986年2月、『西海に散れど/ザ・レビューIII』(中日) 平維盛
- 1986年3月、『レビュー交響曲』ニコラ
- 1986年5月、『愛のカンタータ』(バウ・名古屋特別)カンタータ・コロス
- 1986年9月、『華麗なるファンタジア』マルティン/『ブギ・ウギ・フォーリーズ』
- 1987年1月、『紫子』富尾大三郎/『ジュビリー・タイム!』
- 1987年2月、『蒼いくちづけ』(バウ・東京特別)ヘルシング教授、デイヴ
- 1987年5月、『WHAT'S THE TITLE…!』(東京特別・バウ)アントン
- 1987年9月、『紫子』川寺刑部/『ジュビリー・タイム!』(全国ツアー)
- 1988年2月、『炎のボレロ』タイロン/『Too Hot!』
- 1988年8月、『戦争と平和』ベーラ
- 1989年2月、『戦争と平和』(中日)ピエール
- 1989年4月、『春の踊り[注 7]』/『ディガ・ディガ・ドゥ』マーリン・スワン
- 1989年5月、『誓いの首飾り』(バウ・東京特別)ポゾロフ公爵
- 1989年10月、『宝塚をどり賛歌』/『タカラヅカ・フォーエバー』(ニューヨーク)
- 1989年11月、『シャンテ・シャンテ・シャンテ』(バウ)
- 1989年12月、『シチリアの風』(バウ・東京特別)ジュリアーノ・コンザーレス
- 1990年3月、『ベルサイユのばら -フェルゼンとマリーアントワネット編-』(東宝)アルトワ伯爵
- 1990年5月、『メイフラワー』トーマス・フレッチャー/『宝塚レビュー 90』
- 1990年11月、『アポロンの迷宮』ジョルジュ/『ジーザス・ディアマンテ』
- 1991年5月、『恋人たちの肖像』コッスート男爵/『ナルシス・ノアール』
- 1991年9月、『グランサッソの百合』(バウ・東京特別・名古屋特別)フェデリコ・ステファーノ
- 1991年11月、『紫禁城の落日』端恭(溥儀の義兄)
- 1992年1月、『FANTASTIC“N”』(バウ)30sシンガー(男)
- 1992年5月、『白夜伝説』アイザック/『ワンナイト・ミラージュ』
- 1993年1月、『宝寿頌』/『PARFUM DE PARIS』紳士 他
- 1993年6月、『うたかたの恋』フリードリヒ/『パパラギ -極彩色のアリア-』
- 1993年9月、『秋…冬への前奏曲 -コマロフスキー伯爵編-』レオ・シュルツ/『ワンナイト・ミラージュ』(全国ツアー)
- 1993年12月、『ライト&シャドウ』(シアタードラマシティ)マークス
- 1994年2月、『若き日の唄は忘れじ』牧助左衛門/『ジャンプ・オリエント!』
- 1994年8月、『カサノヴァ・夢のかたみ』アルジャンソン伯爵/『ラ・カンタータ!』
- 1995年4月、『国境のない地図』石塚慎吾
- 1995年5月、『殉情』(バウ・東京特別)石橋教授
- 1995年9月、『剣と恋と虹と』フィリップ/『ジュビレーション!』
- 1996年5月、『二人だけが悪…』スチュアート/『パッション・ブルー』
- 1996年11月、『エリザベート -愛と死の輪舞-』グリュンネ伯爵
- 1997年1月、『武蔵野の露と消ゆとも』(バウ・東京特別)岩倉具視
- 1997年5月、『誠の群像 -新撰組流亡記-』田代彪蔵、高松凌雲(2役)/『魅惑II -ネオ・エゴイスト!-』
- 1997年9月、『夜明けの天使たち』(東京特別・バウ)ブラントン
- 1997年11月、『ダル・レークの恋』チャンドラ・クマール
- 1998年6月、『皇帝』アテリウス/『ヘミングウェイ・レビュー』
- 1998年8月、『イコンの誘惑』(バウ・東京特別)ゲオルギー
- 1998年12月、『聖夜物語』(ドラマシティ・東京特別)大天使ガブリエル
- 1999年2月、『WEST SIDE STORY』ドッグ
- 1999年8月、『我が愛は山の彼方に』エルチ/『グレート・センチュリー -メモリーズ&メロディーズ-』(博多座)
- 1999年10月、『我が愛は山の彼方に』エルチ/『グレート・センチュリー -メモリーズ&メロディーズ-』
- 1999年12月、『エピファニー』(バウ)毛利森太郎
- 2000年3月、『聖者の横顔』(バウ・東京特別)アントニオ
- 2000年5月、『黄金のファラオ』タハルカ/『美麗猫』
花組時代
- 2000年11月、『〜夢と孤独の果てに〜 ルートヴィヒII世』ビスマルク/『Asian Sunrise』
- 2001年4月、『マノン』(バウ・東京特別)アルフォンゾ公爵
- 2001年7月、『ミケランジェロ -神になろうとした男-』ジョバンニ枢機卿 途中より代役:ユリウス2世(本役:汝鳥伶)
- 2002年3月、『琥珀色の雨にぬれて』シャルル・ドゥ・ノアーユ子爵/『Cocktail -カクテル-』
- 2002年8月、『月の燈影』(バウ・東京特別)淀辰
- 2002年10月、『エリザベート ~愛と死の輪舞(ロンド)~』ゾフィー
- 2002年3月、『不滅の棘』(シアタードラマシティ・東京特別)コレナティ
- 2003年5月、『野風の笛』徳川秀忠/『レヴュー誕生 -夢を創る仲間たち-』
- 2004年1月、『天使の季節』マカローニ/『アプローズ・タカラヅカ! -ゴールデン90-』
- 2004年5月、『ジャワの踊り子』(全国ツアー)ポール警視総監
- 2004年8月、『La Esperanza-いつか叶う-』ゴメス/『TAKARAZUKA舞夢!』
- 2004年12月、『天の鼓 -夢幻とこそなりにけれ-』(ドラマシティ・東京特別)多朝忠
- 2005年3月、『マラケシュ・紅の墓標』コルベット/『エンター・ザ・レビュー』
- 2005年11月、『落陽のパレルモ』アレッサンドロ・ファブリッツィオ・ディ・カヴァーレ公/『ASIAN WINDS!』
- 2006年3月、『Appartment Cinema』(シアタードラマシティ・東京特別・名古屋特別)ゴーチェ
- 2006年6月、『ファントム』アラン・ショレ
- 2006年11月、『うたかたの恋』ヨゼフ皇帝/『エンター・ザ・レビュー』
- 2007年2月、『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴(トカゲ)-』岩瀬/『TUXEDO JAZZ』
- 2007年7月、『源氏物語 あさきゆめみしII』(梅田芸術劇場)桐壺帝
- 2007年9月、『アデュー・マルセイユ -マルセイユへ愛をこめて-』リシャール/『ラブ・シンフォニー』
- 2008年2月、『メランコリック・ジゴロ -あぶない相続人-』ベルチェ/『ラブ・シンフォニーII』
- 2008年5月、『愛と死のアラビア-高潔なアラブの戦士となったイギリス人』デジュリエ大佐/『Red Hot Sea』
- 2008年9月、『外伝ベルサイユのばら -アラン編-』ナポレオン、ダグー大佐(2役)/『エンター・ザ・レビュー』(全国ツアー)
- 2009年1月、『太王四神記』ヨン・ガリョ
- 2009年5月、『哀しみのコルドバ』アントン・ナバロ/『Red Hot Sea II』(全国ツアー)
- 2009年7月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場)ヘザーセット
- 2009年9月、『外伝ベルサイユのばら -アンドレ編-』シモーヌ/『EXCITER!!』
- 2009年12月、『相棒』(シアタードラマシティ・東京特別)小野田公顕
- 2010年3月、『虞美人』范増
- 2010年7月、『麗しのサブリナ』フェアチャイルド(サブリナの父)/『EXCITER!!』
- 2011年2月、『愛のプレリュード』ガルボ・フリッツ/『Le Paradis!!(ル パラディ) -聖なる時間(とき)-』
- 2011年6月、『ファントム』ジャン・クロード(楽屋番)
- 2011年10月、『小さな花がひらいた』助二郎/『ル・ポァゾン 愛の媚薬II』(全国ツアー)
- 2012年1月、『復活 -恋が終わり、愛が残った-』コルチャーギン公爵/『カノン』
専科時代
- 2012年5月、『近松・恋の道行』(花組:バウ・東京特別)近松門左衛門
- 2012年8月、『双曲線上のカルテ』(雪組:バウ・東京特別)セルジオ・マルチーノ
- 2012年10月、『JIN-仁-』(雪組)新門辰五郎
- 2013年2月、『若き日の唄は忘れじ』(雪組:中日劇場・全国ツアー)牧助左衛門
- 2013年5月、『月雲の皇子 -衣通姫伝説より-』(月組:バウ・東京特別)身狭村主 青(むさのすぐり あお)
- 2013年7月、『the WILD Meets the WILD -W.M.W.-』(宙組:バウ)グレゴリー・コーエン
- 2013年11月、『JIN-仁-』(月組:全国ツアー)新門辰五郎
- 2014年3月、『ベルサイユのばら -オスカルとアンドレ編-』(雪組:全国ツアー)ジャルジェ将軍
- 2014年6月、『一夢庵風流記 前田慶次』豊臣秀吉/『My Dream TAKARAZUKA』(雪組)
- 2014年10月、『伯爵令嬢 -ジュテーム、君を愛さずにはいられない-』(雪組:日生劇場)オルレアン公爵
- 2015年1月、『風の次郎吉 -大江戸夜飛翔-』(花組:ドラマシティ・東京特別)甚八
- 2015年5月、『アル・カポネ ―スカーフェイスに秘められた真実―』(雪組:シアタードラマシティ・赤坂ACTシアター)ジョニー・トーリオ/アンドリュー・メロン
- 2015年6月、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(星組:赤坂ACTシアター、シアタードラマシティ)フランク・アバグネイル Sr.
- 2015年8月、『オイディプス王』(専科:バウ)コロスの長
- 2016年2月、『るろうに剣心』(雪組)山県有朋
- 2016年7月、『One Voice』(星組:バウ)
- 2016年8月、『桜華に舞え -SAMURAI The FINAL-』(星組)大久保利通
- 2017年1月、『グランドホテル』(月組)オッテルンシュラーグ
- 2017年12月、『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』(雪組)タレーラン・ペリゴール
- 2018年3月、『誠の群像 -新撰組流亡記-』(雪組:全国ツアー)芹沢鴨、高松凌雲(2役)
脚注
注釈
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 100年史(人物) 2014, p. 88.
参考文献
外部リンク
- 夏美よう・公式プロフィール - 宝塚歌劇団公式ページ