基山駅
基山駅(きやまえき)は、佐賀県三養基郡基山町大字小倉にある、九州旅客鉄道(JR九州)・甘木鉄道の駅である[1]。両社の共同使用駅である。
JR九州の鹿児島本線と、甘木鉄道の甘木線の2路線が乗り入れている。甘木線は当駅が起点である。
Contents
歴史
- 1918年(大正7年) - 木山口信号場として鉄道省が開設[1]。
- 1921年(大正10年)8月5日 - 駅に昇格し、基山駅として開業[1]。
- 1939年(昭和14年)4月28日 - 甘木線開通[1][2]。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 甘木線が甘木鉄道に転換[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄駅は九州旅客鉄道が継承[4]。
- 2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始[5]。
駅構造
JR九州
単式ホーム1面1線・島式ホーム1面2線と橋上駅舎の設備を有する地上駅。全体は鉄路と共に並行する国道3号を跨ぐ形の自由通路となっている。
国鉄時代の橋上駅舎への改築以前は全体で3面5線のホームを有していた。4番5番を使用していた国鉄甘木線の甘木鉄道移管や駅舎の改築の過程で5番線は撤去され、現在は有料駐車場となっている。
改札が橋上にあるため、駅構内だけでなく外部から改札に上がるためのエレベーターが設置されている。かつては橋上の待合室にキヨスクが、直下の1階部分ではトランドールが営業していたが現在はともに撤退している。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で[6]、みどりの窓口および自動改札機が設置されている[1]。
JR線のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | テンプレート:JR九駅番号 鹿児島本線 | 上り | 博多・赤間・小倉方面 | 2番線は上下共用の待避用 |
2・3 | 下り | 鳥栖・久留米・大牟田方面 |
甘木鉄道
単式ホーム1面1線を持つ地上駅。国鉄時代の4番線を使用しJRホームの東側に位置している。JRとは線路が繋がっていない(車止めから先の線路は撤去されていないが砂利が盛られて行き止まりになっている)。自由通路から階段を降りるとホームになっている。改札も自動券売機もないが待合室がある。エレベーターなどはない。
利用状況
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | JR九州 | 甘木鉄道 | |
---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | 乗車人員 | |
1998年(平成10年) | 8,729 | 4,346 | |
1999年(平成11年) | 8,469 | 4,199 | |
2000年(平成12年) | 8,292 | 4,129 | 515 |
2001年(平成13年) | 8,209 | 4,087 | |
2002年(平成14年) | 8,166 | 4,075 | |
2003年(平成15年) | 8,127 | 4,049 | |
2004年(平成16年) | 7,706 | 3,846 | |
2005年(平成17年) | 7,691 | 3,838 | 522 |
2006年(平成18年) | 7,580 | 3,771 | 557 |
2007年(平成19年) | 7,530 | 3,764 | 545 |
2008年(平成20年) | 7,566 | 3,772 | 694 |
2009年(平成21年) | 7,152 | 3,574 | 645 |
2010年(平成22年) | 6,941 | 3,479 | 700 |
2011年(平成23年) | 6,946 | 3,482 | 663 |
2012年(平成24年) | 7,313 | 3,676 | 737 |
2013年(平成25年) | 7,419 | 3,708 | 739 |
2014年(平成26年) | 7,243 | 3,631 | 729 |
2015年(平成27年) | 823 | ||
2016年(平成28年) | 3,826 |
駅周辺
国道3号が東側に通り、駅西側にはロータリーがある。
- 基山モール商店街
- 東明館中学校・高等学校
- 佐賀県道219号基山停車場線
- 佐賀県道137号基山平等寺筑紫野線
- 佐賀県道300号基山公園線
- 佐賀県道131号小郡基山線
- 佐賀県道132号本郷基山停車場線
- 大興善寺[1]
- 荒穂神社(ただし3km弱の距離がある)
バス路線
- きやまコミュニティバス:西鉄バス佐賀と基山タクシーが運行。町役場をはじめ町内各地に運行。
- 西鉄バス:通常は上記のきやまコミュニティバス以外に運行しないが、大興善寺のつつじともみじが見頃となる時期には西鉄バス佐賀が基山駅と大興善寺最寄りの小松バス停を結ぶ臨時バスを運行する。かつては飯塚 - 久留米間の特急や鳥栖・小郡・小松方面へのバス路線が存在したがすべて廃止された。その他、東明館中学・高校へのスクールバスやアマゾンワールドインテック鳥栖事業所への従業員専用シャトルバスも運行している(西鉄小郡駅発もあり)。
- 瀧光徳寺が基山駅より送迎バスを運行する。
駅名の由来
開業時の地名(三養基郡基山村)が由来。古くは「基山(きざん)」、「城山(きやま)」とも読まれ、「城のある山」と言う意味である。
664年に天智天皇によって駅の北西にある「基山(きざん)」に立てられた基肄城が由来で、大野城 (筑前国)と共に作られた日本最初の国防城郭である。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- テンプレート:JR九駅番号 鹿児島本線
- 甘木鉄道
- 甘木線
- 基山駅 - 立野駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 引用エラー: 無効な
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タグです。 「zeneki33
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会、九州旅客鉄道、1988年、初版(日本語)。
- ↑ 『鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、 98-101頁。
- ↑ 『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会、九州旅客鉄道、1988年、初版(日本語)。
- ↑ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「委託
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度) (PDF)”. 九州旅客鉄道 (2017年7月31日). . 2017閲覧.
- ↑ 佐賀県統計年鑑
関連項目
外部リンク
- 基山駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- ■ 鹿児島本線(門司港 - 大牟田)
- 門司港 - (*
(貨)門司埠頭<<)*(貨)葛葉- 小森江 - (下関方面<<)門司 - (貨)北九州貨物ターミナル - (貨)東小倉 - 小倉 - (紫川信号場) - 西小倉(>>大分方面) - (貨)浜小倉 - 九州工大前 - 戸畑 - 枝光 - スペースワールド - 八幡 - *(貨)西八幡- 黒崎 - (東折尾信号場) - 陣原 - 折尾 - 水巻 - 遠賀川 - 海老津 - 教育大前 - 赤間 - 東郷 - 東福間 - 福間 - 千鳥 - 古賀 - ししぶ - 新宮中央 - 福工大前 - 九産大前 - 香椎 - 千早 - (千早操車場) - 箱崎 - 吉塚 - 博多 - 竹下 - 笹原 - 南福岡 - 春日 - 大野城 - 水城 - (太宰府信号場) - 都府楼南 - 二日市 - 天拝山 - 原田 - けやき台 - 基山 - 弥生が丘 - 田代・(貨)鳥栖貨物ターミナル - 鳥栖(>>佐賀方面) - 肥前旭 - 久留米 - 荒木 - 西牟田 - 羽犬塚 - 筑後船小屋 - 瀬高 - 南瀬高 - 渡瀬 - 吉野 - 銀水 - 大牟田(>>熊本方面)
貨物支線(廃線) : 門司港 - (貨)外浜
博多臨港線(貨物線) : 香椎 - (千早操車場) - (貨)福岡貨物ターミナル
*打消線は廃駅