坂道の家

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坂道の家』(さかみちのいえ)は、松本清張小説。『週刊朝日1959年1月4日号から4月19日号まで、「黒い画集」第3話として連載され、1959年4月に単行本『黒い画集1』収録の一編として、光文社より刊行された。

これまで6度テレビドラマ化されている。

あらすじ

寺島吉太郎は場末の町で小間物店を営んでいた。質素に生活を切りつめ倹約を守り、46歳の現在まで、痩せた女房以外に女性を知らなかった。ある時22・3歳の、今まで見かけない女性が店を訪れた。けだるそうな口の利き方であったが、その口調には妙な魅力があった。名前は杉田りえ子というのだった。商品をまけてくれるよう頼みつつ、吉太郎を見上げるりえ子。次第に彼女にのめり込んでいく、吉太郎の蟻地獄が始まる。

主な登場人物

テレビドラマ

1960年版

1960年9月12日9月19日10月3日、KRテレビ(現:TBS)系列の「ナショナル ゴールデン・アワー」枠(20:30-21:00)、「松本清張シリーズ・黒い断層」の1作として3回にわたり放送された。

キャスト
スタッフ

1962年版

1962年9月6日9月7日(22:15-22:45)、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」の1作として2回にわたり放送された。

キャスト
スタッフ
  • 脚本:大川久男
  • 演出:中山たかし
  • 制作:NHK

1965年版

1965年12月14日関西テレビ制作・フジテレビ系列(FNS)の「松本清張シリーズ」枠(21:00-21:30。早川電機工業一社提供)にて放送。

キャスト
スタッフ

1983年版

松本清張の坂道の家』。1983年2月8日日本テレビ系列の「火曜サスペンス劇場」枠(21:02-22:54)にて放送。視聴率21.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

キャスト
スタッフ

1991年版

松本清張作家活動40年記念・黒い画集 坂道の家』。1991年8月26日TBS系列の「月曜ドラマスペシャル」枠(21:00-22:51)にて放映。1960年版テレビドラマをプロデュースした逸見稔が、自身設立のプロダクションを通じて再度関与した作品。視聴率20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第29回ギャラクシー賞奨励賞受賞作品。

キャスト
スタッフ

2014年版

松本清張〜坂道の家』。2014年12月6日(21:00-23:06)、テレビ朝日系列で「松本清張二夜連続ドラマスペシャル」の第一夜として放送。本ドラマオリジナルストーリーとして、杉田りえ子の過去を描いている。

キャスト
スタッフ
受賞

脚注

外部リンク

KRT(現:TBS)系列 ナショナルゴールデンアワー
(松本清張シリーズ・黒い断層)
前番組 番組名 次番組
張込み
(1960.8.29 - 9.5)
坂道の家
(1960.9.12 - 10.3)
失敗
(1961.10.10 - 17)
関西テレビ制作・フジテレビ系列 松本清張シリーズ
前番組 番組名 次番組
坂道の家
(1965.12.14)
青のある断層
(1965.12.21)
日本テレビ系列 火曜サスペンス劇場
前番組 番組名 次番組
重婚
(原作:夏樹静子
(1983.2.1)
松本清張の坂道の家
(1983.2.8)
ルビーの耳飾り
(1983.2.15)
TBS系列 月曜ドラマスペシャル
前番組 番組名 次番組
松本清張作家活動40年記念
黒い画集 坂道の家
(1991.8.26)