坂手島
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坂手島 | |
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座標 | 東経136度51分34.1秒北緯34.484806度 東経136.859472度 |
面積 | 0.51 km² |
海岸線長 | 3.8 km |
所在海域 | 伊勢湾 |
所属諸島 | 志摩諸島 |
所属国・地域 |
日本 三重県鳥羽市坂手町 |
坂手島(さかてじま)は、三重県鳥羽市の沖600mの伊勢湾口に位置する島である。地元では坂手を「さかで」とも呼ぶ[1]。一島の住所表記は「鳥羽市坂手町」である。
2011年(平成23年)12月31日現在の住民基本台帳による人口は250人、世帯数は196世帯である。人口密度は日本の離島で第6位である[2]。
本項では本島にかつて存在した坂手村(さかてむら)についても記す。
産業
周辺の他の離島と異なり、漁業人口の比率が14%と低い一方で、第2次産業人口比率が30%と高い。これは本土側の工場などへの通勤者が多いためである。
歴史
さかてむら 坂手村 | |
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廃止日 | 1942年6月10日 |
廃止理由 |
編入合併 鳥羽町、坂手村 → 鳥羽町 |
現在の自治体 | 鳥羽市 |
廃止時点のデータ | |
地方 | 東海地方、近畿地方 |
都道府県 | 三重県 |
郡 | 志摩郡 |
総人口 |
1,756人 (国勢調査、1940年) |
隣接自治体 | 鳥羽町(航路を介して) |
島名の由来
古名は「さかたき」島で、「佐加太岐」や「酒滝」の字が当てられ、「島々により近く、囲まれた便利な」の意味があるという[1]。これが変化して「さかて」となり、「逆手」・「坂手」になったと考えられる[1]。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の答志郡坂手村が単独で自治体を形成。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 所属郡が志摩郡に変更。
- 1942年(昭和17年)6月10日 - 鳥羽町に編入。同日坂手村廃止。
島の祭事
交通
鳥羽港の佐田浜桟橋および中之郷桟橋から市営定期船が就航している。
小・中学校の学区
かつては坂手中学校も置かれていたが、1948年(昭和23年)に鳥羽中学校に統合され[4]、更に鳥羽中学校が1979年(昭和49年)統合され、鳥羽東中学校となった[5]。島内にある坂手小学校は2009年(平成21年)4月1日より休校している[3]。
施設
- 鳥羽市坂手連絡所
- 坂手診療所
- 鳥羽坂手郵便局
- ホテルニュー美しま
- 鳥羽中継局
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 中村(2005):65ページ
- ↑ 鳥羽市市民課"町丁別世帯数・人口(住民基本台帳)"(2012年6月15日閲覧。)
- ↑ 3.0 3.1 鳥羽市教育委員会学校教育課."市内幼稚園、小・中学校一覧"(2011年1月17日閲覧。)
- ↑ 鳥羽市史編さん室(1991):1307ページ
- ↑ 鳥羽市史編さん室(1991):460ページ
参考文献
外部リンク
- 鳥羽市/坂手島(鳥羽市公式サイト内)
- 坂手島 - Yahoo!百科事典
- 地図閲覧サービス「坂手島」 - 国土地理院