土佐市
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土佐市(とさし)は、高知県中部に位置し、県内11市の中で面積最小の市。ちなみに自治体として旧国名「土佐」を名乗ったのは同県にある土佐郡土佐町の方が先である。
Contents
地理
高知県のほぼ中央部に位置し、高知市から車で約20分の距離にある。市の東部は石鎚山系を源流とする仁淀川下流の右岸に広がる高岡平野に小都市を形成し、北部および西部は山に囲まれ、南部は太平洋に面している。市域は東西約14.5km, 南北約6.4kmである。
山地
- 主な山
河川
- 主な川
- 仁淀川
- 波介川
湖沼
- 主な池
- 蟹ヶ池
断層
町名一覧
(五十音順)
- 浅井(あざい)
- 家俊(いえとし)
- 出間(いずま)
- 市野々(いちのの)
- 岩戸(いわと)
- 宇佐町井尻(うさちょういのしり)
- 宇佐町渭浜(うさちょういはま)
- 宇佐町宇佐(うさちょううさ)
- 宇佐町福島(うさちょうふくしま)
- 宇佐町竜(うさちょうりゅう)
- 甲原(かんばら)
- 北地(きたじ)
- 積善寺(しゃくぜんじ)
- 高岡町(たかおかちょう)
- 鷹ノ巣(たかのす)
- 太郎丸(たろうまる)
- 塚地(つかじ)
- 中島(なかじま)
- 永野(ながの)
- 新居(にい)
- 西鴨地(にしかもじ)
- 波介(はげ)
- 蓮池(はすいけ)
- 東鴨地(ひがしかもじ)
- 福田(ふくだ)
- 本村(ほんむら)
- 宮ノ内(みやのうち)
- 用石(もちいし)
- 谷地(やつじ)
※土佐市では住居表示を実施しておらず、「丁目」のある町名もない。
人口
土佐市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接している自治体
歴史
紀元前4000年代、現在の高岡町野田地区に縄文人が住みつく。11世紀、清瀧寺薬師如来像造られる。1961年(昭和36年)、うるめ一本釣漁法を橋村政次郎が考案する。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、近世以来の高岡郡高岡村が単独で自治体を形成。
- 1899年(明治32年)3月1日 - 高岡村が町制施行して高岡町(第1次)となる。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 高岡町(第1次)が北原村・高石村・蓮池村・波介村・戸波村と合併し、改めて高岡町(第2次)が発足。
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 高岡町(第2次)が宇佐町・新居村と合併し、改めて高岡町(第3次)が発足。
- 1959年(昭和34年)1月1日 - 高岡町(第3次)が改称のうえ市制施行して土佐市となる。改名は富山県高岡市との同名回避のため。
行政
市長
- 初代: 塩見俊雄(1958年4月 - 1962年)
- 第2代: 山本信光(1962年4月 - 1968年12月)任期途中で退任
- 第3代: 板原伝(1969年2月 - 1983年)
- 第4代: 近添美豊(1983年2月 - 1991年)
- 第5代: 籠尾源吉(1991年2月 - 1995年)
- 第6代: 五藤一成(1995年2月 - 1995年10月)
- 第7代: 森田康生(1995年10月29日 - 2007年10月28日)
- 第8代: 板原啓文(2007年10月29日 - )
施設
警察
- 駐在所
- 新居駐在所(土佐市新居66番地40)
- 宇佐駐在所(土佐市宇佐町宇佐717番地4)
- 北原駐在所(土佐市北地216番地1)
- 戸波駐在所(土佐市家俊1176番地3)
消防
- 土佐市消防本部・土佐市消防署
医療
- 主な病院
郵便局
- 主な郵便局
運動
インフラ
電気
電灯のはじまりは1912年(明治45年)1月北原水力電気が設立され[1]、北原村大字甲原(甲原川)に水力発電所を建設。1914年(大正3年)5月に事業開始した。供給区域は高岡郡高岡町、蓮池村、北原村、佐川町、越知町、宇佐村、高石村、波介村、戸波村、斗賀野村[2]
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
国内
- 友好都市
経済
温暖な気候と鎌田井筋の豊富な水の恩恵を受け、昔から農業の盛んな地域で、平野部ではビニールハウスによる施設園芸、周辺の山地では果樹栽培(土佐文旦など)が行われている。また、仁淀川の豊かな伏流水は製紙工業を育て、太平洋に臨む宇佐地区では沿岸漁業や水産加工などが伝統的な基幹産業として発展してきた。
商業
- 主な商業施設
市内に本社を置く主な企業
市内に拠点を置く主な企業
教育
土佐市では、「土佐市人材育成奨学資金条例」という奨学金制度がある。なお、奨学金は返還義務がともなう。
大学
- 国立
- 高知大学 海洋生物教育研究センター
専修学校
- 高知リハビリテーション学院
高等学校
- 県立
- 高知県立高岡高等学校(定時制併設)
- 高知県立高知海洋高等学校
- 私立
- 私立明徳義塾高等学校 竜国際キャンパス
中学校
- 市立
小学校
- 市立
- 土佐市立宇佐小学校
- 土佐市立北原小学校
- 土佐市立北原小学校谷地分校(休校中)
- 土佐市立高石小学校
- 土佐市立高岡第一小学校
- 土佐市立高岡第二小学校
- 土佐市立新居小学校
- 土佐市立波介小学校
- 土佐市立蓮池小学校
- 土佐市立戸波小学校
特別支援学校
- 私立
自動車学校
- 新土佐自動車学校
交通
空港
鉄道
バス
- 路線バス
- 都市間バス
- ジェイアール四国バス・西日本ジェイアールバス
- 高知エクスプレス号: 高岡高校通より神戸・大阪・京都方面
道路
- 高速道路
- 国道
- 主要地方道
- 一般県道
観光
名所・旧跡
- 主な城郭
- 主な寺院
- 主な神社
観光スポット
- 自然
- 仁淀川
- 虚空蔵山
- 天崎鍾乳洞
- 穴地蔵(谷地)
- 公園
- 波介山展望公園
- 城山公園(蓮池城址)
- レジャー
- 竜の浜海水浴場
- ホエールウォッチング
- サーフィン
- パラグライダー
- MXパーク土佐
- 市場
- 高岡の日曜市
- 宇佐土曜市
- その他
- 横浪三里
天然記念物
祭事・催事
- 宇佐大鍋まつり(5月初旬・G.W期間中のいずれか1日)
- 蓮池ハスまつり(7月第1または第2日曜日)
- 宇佐港まつり(8月第2土曜日)
- 大綱祭り(8月第3土曜日)
- 土佐市ドラゴンウォーク(3月27日 - 28日の2日間)
- ふれあいフェスタ(11月3日)
- 西ノ宮八幡宮秋祭り、蓮池太刀踊り(11月3日)
文化
伝統産業
特産物
土佐市出身の有名人
政治家
軍人
スポーツ
- 有藤通世(元ロッテ監督・TBS野球解説者)
- 井本隆(元プロ野球選手)
- 横山小次郎(元プロ野球選手。有藤道世とは高校・大学を通じての先輩・後輩の間柄で、プロでも一時期チームメイト同士であった)
- 晴ノ海弥太郎(大相撲力士)
- 土佐豊祐哉(大相撲力士)
その他
- 青木繁吉(実業家)
- 石元泰博(写真家) ※アメリカ合衆国生まれ。3歳より両親の故郷である高岡町(現土佐市)に移住。
- 市村光恵(憲法学者)
- 井上青龍(写真家)
- 今村鞆(警察官)
- 楠みちはる(漫画家)
- 純信(僧侶)
- 中平和水(官僚)
- 西村雄正(俳優)
- 浜崎慶美(元グラビアアイドル)
- 原知佐子(女優)
- 町田義人(ミュージシャン)
脚注
- ↑ 『日本全国諸会社役員録. 第21回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
参考文献
外部リンク
典拠レコード: