国道471号
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国道471号(こくどう471ごう)は石川県羽咋市から岐阜県高山市に至る一般国道である。
Contents
概要
岐阜・富山県境付近の楢峠を含む区間は、豪雪地帯の山越えであるため、12月 - 5月まで閉鎖される。自然災害による被害を受けやすい奥飛騨の山岳地域を通過する富山市南部の八尾町地区から岐阜県飛騨市の河合町地区までの区間は、「通行止」という規制標識が建つ日が圧倒的に多く、1年の大半は通行できない日が続くことから「開かずの国道」といわれることがある[1]。富山 - 飛騨間のアクセスルートは国道471号に平行する国道41号がメインであることから、この国道471号を利用して富山・飛騨間を往復するドライバーはほとんどおらず、交通量は極端に少ない[1]。
路線データ
- 起点 - 石川県羽咋市(中央町南交差点=国道249号上)
- 終点 - 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯(=国道158号交点)
- 主な経由地 - 富山県小矢部市
- 総延長 : 182.4 km(富山県 80.2 km、石川県 23.3 km、岐阜県 78.9 km)[2][注釈 1]
- 重用延長 : 36.0 km(富山県 2.2 km、石川県 10.4 km、岐阜県 23.3 km)[2][注釈 1]
- 実延長 : 146.4 km(富山県 77.9 km、石川県 12.9 km、岐阜県 55.6 km)[2][注釈 1]
- 指定区間 - 国道159号・国道156号・国道41号重複区間
路線状況
別名
- 越中東街道
- 円空カツラ街道(飛騨市)
- 奥飛騨湯ノ花街道(飛騨市、高山市)
重複区間
- 石川県羽咋市(起点) - 石川県羽咋郡宝達志水町宿 (国道249号)
- 石川県羽咋郡宝達志水町南吉田 - 石川県羽咋郡宝達志水町正友(宝達山東間口交差点)(国道159号)
- 富山県砺波市(金屋交差点) - 富山県砺波市庄川町小牧(国道156号)
- 富山県富山市八尾町栃折 - 岐阜県飛騨市古川町野口(国道472号)
- 岐阜県飛騨市河合町角川 - 岐阜県飛騨市宮川町大無雁(国道360号)
- 岐阜県飛騨市古川町野口 - 岐阜県飛騨市神岡町船津(国道41号)
バイパス・改良事業など
- 八野バイパス(石川県かほく市八野 - 黒川、延長1.0km)
- 島バイパス(富山県小矢部市島地内、延長1.5km)
- 利賀バイパス(富山県南砺市利賀村栃原 - 利賀村地内、延長9.3km)
- 菅沼栃折道路(富山県南砺市利賀村百瀬 - 富山市八尾町栃折、延長5.6km)
- 栃折バイパス(富山県富山市八尾町栃折地内、延長1.5km)
道路施設
トンネル
- 新楢尾トンネル(南砺市利賀村 - 同市利賀村百瀬川)
- 野口トンネル(飛騨市古川町野口)
- かみおかトンネル(飛騨市神岡町東町)
道の駅
地理
標高1200mを越える楢峠は、富山・岐阜県境より4kmほど南側にある。楢峠付近は、線形は険しいつづら折れが続く山岳道路である[1]。
通過する自治体
交差する道路
- 国道249号(石川県羽咋市、宝達志水町)
- 国道415号(石川県羽咋市)
- 国道159号(石川県宝達志水町)
- 国道8号(富山県小矢部市)
- 国道359号(富山県小矢部市)
- 国道156号(富山県砺波市)
- 国道472号(富山県富山市、岐阜県飛騨市)
- 国道360号(岐阜県飛騨市)
- 国道41号(岐阜県飛騨市)
- 国道158号(岐阜県高山市)
- 中部縦貫自動車道〔安房峠道路〕 - 平湯インターチェンジ(岐阜県高山市)
沿線の施設など
参考文献
- 松波成行「国道471号」、『酷道をゆく』、イカロス出版、2008年3月20日、 70頁、 ISBN 978-4-86320-025-8。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 国土交通省北陸地方整備局
- 国土交通省中部地方整備局
- 高山国道事務所:飛騨市(国道41号重用区間)の指定区間を管理
- 石川県
- 中能登土木総合事務所:羽咋市 - 羽咋郡宝達志水町の指定区間外を管理
- 県央土木総合事務所:かほく市 - 河北郡津幡町の区間を管理
- 富山県
- 高岡土木センター小矢部土木事務所:小矢部市の区間を管理
- 砺波土木センター:南砺市 - 砺波市 - 南砺市の指定区間外を管理
- 富山土木センター:富山市の区間を管理
- 岐阜県
- 古川土木事務所:飛騨市 - 高山市の指定区間外を管理