国道377号
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国道377号(こくどう377ごう)は、徳島県鳴門市から香川県観音寺市に至る一般国道である。
Contents
概要
鳴門市から東かがわ市白鳥までは海沿いを通る国道11号と同一の経路を辿っているが、白鳥で国道11号と分かれてからは香川県の内陸部を経由して観音寺市までを結んでいる路線である。
2012年の払川トンネル開通以降、センターラインの無い狭い区間は東かがわ市入野山から五名に至る区間と五名払川の一部、さぬき市多和の一部、綾川町枌所東の一部にあるのみでそれ以外の区間はおおむね2車線が確保され走りやすくなっている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:鳴門市(鳴門IC入口交差点=国道11号上、高松自動車道鳴門IC交点)
- 終点:香川県三豊郡豊浜町[注釈 2](姫浜交差点=国道11号交点、香川県道245号豊浜港線終点)
- 重要な経過地:香川県大川郡白鳥町[注釈 3]、同県木田郡三木町、同県香川郡香川町[注釈 4]、同県綾歌郡綾歌町[注釈 5]、同県仲多度郡琴平町、同郡仲南町[注釈 6]、観音寺市(粟井町)
- 総延長 : 123.2 km(徳島県 18.5 km、香川県 104.7 km)重用延長を含む。[2][注釈 7]
- 重用延長 : 60.9 km(徳島県 18.4 km、香川県 42.5 km)[2][注釈 7]
- 実延長 : 62.3 km(徳島県 0.0 km、香川県 62.3 km)[2][注釈 7]
- 指定区間: なし[3][注釈 8]
歴史
- 1972年(昭和47年)3月10日
- 香川県が主要地方道22号(初代)琴平豊浜線を認定。
- 1975年(昭和50年)4月1日
- 1976年(昭和51年)10月5日
-
- 香川県道22号(2代目)善通寺香川線の一部(綾歌郡綾歌町[注釈 5]新羽床口交差点 - 香川郡香川町[注釈 4]鮎滝交差点)を編入し、香川町経由になる。県道善通寺香川線の残存部は香川県道22号善通寺綾歌線となる。
- 1993年(平成5年)4月1日
- 県道引田清水線の一部(大川郡白鳥町[注釈 3]西山交差点 - 美馬郡脇町[注釈 9]清水交差点を編入し、一般国道377号(鳴門市 - 香川県三豊郡豊浜町[注釈 2])として指定。県道引田清水線の残存部は香川県道40号白鳥引田線となる。
路線状況
バイパス・拡幅事業
道路幅員が狭小で大雨などの際に通行規制が多い区間を解消するため、改良事業が実施されている。
- 五名バイパス
- 払川拡幅事業
重複区間
- 国道11号(鳴門市撫養町木津・鳴門IC入口交差点 - 東かがわ市白鳥・田高田交差点)
- 国道318号(東かがわ市白鳥・田高田交差点 - 東かがわ市西山・西山交差点)
- このため、起点から西山交差点までの案内表示に国道377号の表示は無い。
- 香川県道・徳島県道2号津田川島線(東かがわ市鈴竹 - 東かがわ市五名)
- 香川県道・徳島県道3号志度山川線(さぬき市槙川 - さぬき市多和・多和駐在所前交差点)
- 国道193号・国道492号(美馬市脇町清水 - 高松市香川町安原下・鮎滝交差点)
- 香川県道182号千疋西分線(綾歌郡綾川町山田上・俊則交差点 - 綾歌郡綾川町山田上・川北西交差点)
- 香川県道278号綾歌綾川線(綾歌郡綾川町羽床上・井手下交差点 - 綾歌郡綾川町羽床下・井手下西交差点)
- 国道32号(丸亀市綾歌町栗熊東・新羽床口交差点 - 仲多度郡まんのう町買田・買田東交差点)
- 香川県道282号高松琴平線(丸亀市綾歌町栗熊東・新羽床口交差点 - 丸亀市綾歌町岡田東)
道路施設
トンネル
- 大窪トンネル(L=322 m、W=7.0 m、2006年(平成18年)5月完成)
- 五名トンネル(L=468 m、W=11.05 m、2001年(平成13年)9月完成)
- はらいがわトンネル(L=172 m、W=8.5 m、2011年(平成23年)5月18日貫通、2012年(平成24年)7月24日完成)
橋梁
道の駅
地理
通過する自治体
起点方向からの193号合流地点は[7]やインターネット地図の一部[8]で三木町内となっているものもあるが、平成22年徳島県道路現況調書によると徳島県内の実延長(重複区間を含まないキロ数)が0.023 km[9]となっていることや、昇格前の県道の路線名[10]、実際の県境看板の様子(記事内写真参照)などから、23 mのみ単独区間が徳島県美馬市を通過しているとして取り扱う。
交差する道路
- 国道11号(鳴門市、東かがわ市、観音寺市)
- 高松自動車道(鳴門市)
- 神戸淡路鳴門自動車道(鳴門市)
- 国道318号(東かがわ市)
- 国道193号(美馬市、三木町、高松市)
- 国道32号(丸亀市、まんのう町)
主な峠
- 大坂峠(香川県東かがわ市五名)
- 清水峠(香川県木田郡三木町)
- 伊予見峠(香川県仲多度郡まんのう町 - 香川県三豊市)
沿線
脚注
出典
- ↑ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2014閲覧.
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 21. . 2017閲覧.
- ↑ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. 法令データ提供システム. 総務省行政管理局. . 2014閲覧.
- ↑ “国道377号五名トンネルの開通で大窪寺への参拝者数増加”. 国土交通省. . 2015閲覧.
- ↑ “大窪トンネル開通、式典で完成祝う”. 香川のニュース 四国新聞 (2006年7月29日). . 2012閲覧.
- ↑ “はらいがわトンネル・五名大橋の開通記念式典”. 香川のニュース 四国新聞 (2012年7月25日). . 2012閲覧.
- ↑ 道路時刻表 一般国道377号
- ↑ MAPPLE地図 ちず丸
- ↑ 徳島道路基礎知識 徳島県道一覧表
- ↑ 昭和59年徳島県道路現況調書によると、国道昇格前の引田清水線の徳島県管理区間の距離が0.023 kmであり一致する