国道286号
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国道286号は、宮城県仙台市を起点とし、山形県山形市を終点とする一般国道である。
古くから仙台と山形を結ぶ主要道だった笹谷街道に沿う国道である。県庁所在地間を結ぶ国道の一つである事から仙台-山形間のアクセスとして用いられる道路の一つである。
Contents
概要
- 本線(google マップ)
- 総延長 : 65.5 km(宮城県 34.2 km、仙台市 13.7 km、山形県 17.5 km)[1][注釈 1]
- 重用延長 : なし[1][注釈 1]
- 実延長 : 65.5 km(宮城県 34.2 km、仙台市 13.7 km、山形県 17.5 km)[1][注釈 1]
歴史
- 1954年(昭和29年)12月27日、宮城県仙台市長町字大道西8番地先(現・太白区長町3丁目)の一級国道4号線(現・仙台市道太白2309号・原町広岡(その2)線)分岐より、名取郡生出村(現・同区生出地区)、柴田郡川崎村(現・川崎町)を通り、山形県山形市の一級国道13号線分岐に至る区間を、「主要地方道仙台川崎山形線」に指定。
- 1970年(昭和45年)4月1日、「主要地方道仙台川崎山形線」を「一般国道286号」(宮城県仙台市 - 山形県山形市)として指定。
- 1992年(平成4年)12月24日、鹿野2丁目 - 西多賀 - 人来田間の旧道が仙台市道1842号鹿野人来田線として認定(供用開始は1993年3月31日付)され、国道から仙台市道に降格。
- 2008年(平成20年)4月1日付で、長町地区の国道4号経路変更に伴い、起点・経路が変更され、長町5丁目交差点(旧起点) - 鹿野2丁目の区間(1.2km)が仙台市道へ降格、長町バイパスの宮沢橋交差点(新起点) - 鹿野2丁目の区間(1.9km)が仙台市道から国道286号に昇格[2]。
- 2016年(平成28年)4月1日、勾当台公園 - 東二番丁通 - 愛宕大橋 - 宮沢橋交差点の区間3.3kmが国道4号から286号に切り替え[3][4]。これによって仙台市都心部を通過する国道4号線が消滅するとともに、国道286号線が仙台市都心部まで乗り入れる形となる。仙台市民にとっては長らく国道4号線として親しまれてきた東二番丁通りも、国道286号線となった。
- 2017年(平成29年)1月23日、宮城県および仙台市が碁石バイパス(L=2,660m、W=6.5(12.0)m)[5]に事業着手し、2028年頃の完成を目指していると報道された[6]。
旧道
路線状況
別名
- 東二番丁通り
- 笹谷街道
- 愛宕上杉通り
- 広瀬河畔通り(愛宕大橋南詰 - 宮沢橋)
- 秋保通り(宮沢橋 - 鹿野二丁目の区間も含まれる)
- 2008年4月1日までは、秋保通(長町バイパス)は宮沢橋交差点を起点としているが、国道286号となるのは鹿野二丁目交差点(写真)から西の区間であった。そのため一部の地図などでは宮沢橋 - 鹿野二丁目の区間も国道286号バイパスと誤植される誤りがしばしばあった(実際には、同区間は仙台市道373号南小泉茂庭線であった)。2008年4月1日に起点・経路が変更されたため、秋保通(長町バイパス)は全線が国道286号となった。
- ニーパーロク[8](286号という名前をモジった呼び名)
バイパス
- 生出バイパス(仙台市太白区)
- 赤石バイパス(仙台市太白区)
- 小野バイパス(川崎町小野)
- 川崎バイパス(川崎町前川)
重複区間
冬期閉鎖区間
地理
通過する自治体
交差する道路
- 国道45号、宮城県道22号仙台泉線(仙台市青葉区本町)
- 国道48号(仙台市青葉区一番町)
- 宮城県道235号荒井荒町線(仙台市若林区荒町)
- 宮城県道273号仙台名取線(仙台市太白区根岸町)
- 宮城県道258号仙台館腰線(仙台市太白区長町8丁目)
- 仙台南部道路山田IC(仙台市太白区山田)
- 東北自動車道仙台南IC(仙台市太白区茂庭)
- 宮城県道31号仙台村田線(仙台市太白区茂庭)
- 宮城県道62号仙台山寺線(仙台市太白区茂庭)
- 宮城県道119号碁石富岡線(川崎町支倉)
- 国道457号(川崎町川内 - (重複) - 川崎町今宿)
- 宮城県道47号蔵王川崎線(川崎町川内)
- 山形自動車道宮城川崎IC(川崎町前川)
- 宮城県道14号亘理大河原川崎線(川崎町前川)
- 山形自動車道笹谷IC(川崎町今宿)
- 山形自動車道関沢IC(山形市関沢)
- 山形県道272号宝沢坊原線(山形市防原町)
- 山形自動車道山形蔵王IC(山形市東山形1丁目)
- 山形県道167号妙見寺西蔵王公園線(山形市東山形2丁目)
- 山形県道267号十日町山形線(山形市松波4丁目)
- 国道13号、国道48号(山形市松山)
- 国道112号、国道348号(山形市鉄砲町)
脚注
注釈
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 15. . 2017閲覧.
- ↑ 仙台市内の国道4号、国道286号の経路が変ります(国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所 2008年1月8日)
- ↑ 東二番丁通、国道286号線に切り替え(河北新報 2016年1月1日)
- ↑ 国道4号仙台バイパスに並行する現道区間及び国道48号仙台西道路に並行する現道区間が、国の管理から仙台市の管理になります。 (PDF) (国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所、仙台市 2016年3月30日)
- ↑ 平成27年度 事業概要 (PDF) (宮城県 大河原土木事務所)
- ↑ <国道286号>冬期難所バイパス化 完成28年(河北新報 2017年1月23日)
- ↑ 浅井建爾 2015, p. 92.
- ↑ 第11回 名取川水系河川整備学識者懇談会 (PDF) (国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所 2015年11月24日)
参考文献
- 浅井建爾 『日本の道路がわかる辞典』 日本実業出版社、2015-10-10、初版。ISBN 978-4-534-05318-3。
関連項目
外部リンク
- 一般国道286号(国土交通省東北地方整備局道路部「道路時刻表」)