国立ハンセン病療養所
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国立ハンセン病療養所(こくりつハンセンびょうりょうようじょ)は、日本の厚生労働省の施設等機関である。全国に13施設ある。国立病院・療養所の多くは、2004年(平成16年)4月1日に独立行政法人国立病院機構へ、国立高度専門医療研究センター(いわゆるナショナルセンター)は、2010年(平成22年)に独立行政法人に移行したが、国立ハンセン病療養所は、2016年(平成28年)現在も、厚生労働省直属の施設機関である。主に、医療機関と元ハンセン病患者だった入所者が居住するコミュニティーで構成される。
沿革
- 1907年(明治40年)3月18日、法律第11号「癩予防ニ関スル件」発布。無癩県運動を展開し、日本全国を5つに区分し「らい」患者の収容施設(連合・都道府県立「らい」療養所)を設立。
- 1941年(昭和16年)、日本国 厚生省 の管轄に移管
- 1953年(昭和28年)8月、「癩予防法」は「らい予防法」に改正
- 1993年(平成5年)6月25日、高松宮記念ハンセン病資料館(現:国立ハンセン病資料館)が国立療養所多磨全生園敷地内に開館
- 1996年(平成7年)4月1日、90年に及ぶ隔離収容政策であった「らい予防法」が廃止、新たに「らい予防法の廃止に関する法律」が制定
- 2001年(平成11年)5月11日、らい予防法違憲国家賠償訴訟が熊本地方裁判所で判決。日本国政府が福岡高等裁判所への控訴断念により、確定判決となる
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)5月、全国入所者数:1,840人、平均年齢 83.6歳[9]
施設名と所在地
- 国立療養所松丘保養園(青森県)
- 国立療養所東北新生園(宮城県)
- 国立療養所栗生楽泉園(群馬県)
- 国立療養所多磨全生園(東京都)
- 国立駿河療養所(静岡県)
- 国立療養所長島愛生園(岡山県)
- 国立療養所邑久光明園(岡山県)
- 国立療養所大島青松園(香川県)
- 国立療養所菊池恵楓園(熊本県)
- 国立療養所星塚敬愛園(鹿児島県)
- 国立療養所奄美和光園(鹿児島県)
- 国立療養所沖縄愛楽園(沖縄県)
- 国立療養所宮古南静園(沖縄県)
(参照)日本国内の私立のハンセン病療養所:
関連項目
- ハンセン病
- 日本のハンセン病問題 - 無癩県運動
- 国立ハンセン病資料館
- 菊池医療刑務所
- ハンセン病療養所
- ハンセン病患者の隔離
- ハンセン病療養所の特殊通貨
- 高松宮宣仁親王
- 国立病院機構
- 国立病院・国立療養所の一覧
- グルコスルホンナトリウム(プロミン)
- らい予防法
以下はウィキソース
参照
- ↑ http://www.hitomanabi.com/kodomoen/
- ↑ http://www.hitomanabi.com/
- ↑ http://210.149.59.38/feature/hansen/kiji/20120202001.shtml 菊池恵楓園に保育所オープン 地域開放へ一歩
- ↑ http://mainichi.jp/select/news/20120623k0000m040040000c.html ハンセン病療養所:歴史的遺産として保存、専門委設置へ
- ↑ http://murap.jp/citizen/aobakosodate.html
- ↑ http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20120701000347
- ↑ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012070202000091.html ハンセン病療養所に初の認可保育園 待ちわびた子どもの声 東村山・多磨全生園
- ↑ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120701/k10013247221000.html ハンセン病療養所に保育園開園
- ↑ 国立ハンセン病療養所
外部リンク
「将来構想」
- 邑久光明園将来構想」 2011年、ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山
- 「ハンセン病療養所の将来構想」 岡山県瀬戸内市
- 「国立駿河療養所将来構想案」] 2010年、国立駿河療養所将来構想検討委員会
- 「国立療養所沖縄愛楽園将来構想」2009年、沖縄県名護市
- 「全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協):各療養所の将来構想案公表 福祉施設併設も」、2009年4月20日