国営昭和記念公園

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ファイル:Showa kinen park 1989.jpg
航空写真に見る昭和記念公園付近。1989年撮影。公園として整備されているが、飛行場だった名残もまだ見られる。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
ファイル:Showa kinen park 1974.jpg
航空写真に見る昭和記念公園付近。1974年撮影。まだ立川飛行場が米軍接収されていた頃。右端の黒くなっている辺りが現立川飛行場の滑走路。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

国営昭和記念公園(こくえいしょうわきねんこうえん、Showa Kinen Park , Showa Commemorative National Government Park)は、東京都立川市昭島市にある日本国営公園

概要

昭和天皇御在位五十年記念事業の一環として、現在及び将来を担う国民が自然的環境の中で健全な心身を育み、英知を養う場とするために、戦後米軍旧立川飛行場を接収した立川市と昭島市の両市にまたがる立川基地跡地のうち、180haを記念公園として建設することが閣議決定され、「緑の回復と人間性の向上」をテーマに1978年昭和53年)度より国土交通省の手で施設整備が進められてきた。1983年(昭和58年)10月26日、昭和天皇臨席のもとに約70haで開園した後、レインボープールや子供の森、日本庭園、砂川口、盆栽苑等次々と施設が整備され、2005年平成17年)11月にはみどりの文化ゾーンが共用され、同時に昭和天皇記念館が開館した。

本公園は立川基地跡に開設されており、レクリエーション施設としての面もあるが、大規模な災害が発生した場合は、避難場所としての機能を果たすよう設計されており、立川市と昭島市の広域避難場所の一つに指定[1]されている。例えば、園路はスムーズに避難を行うために幅が広く作られており、芝生が広がるみんなの原っぱは避難所として、立川口駐車場・みどりの文化ゾーンは救援隊のベースキャンプ・救護所・物資集積所などとして活用できる。また、防災関係機関が所在する立川広域防災基地が公園に隣接している。

入園料金

一 般 団 体 年間パスポート
大人(15歳以上) 450円 290円 4,500円
小人(小・中学生) 0円 0円 0円

昭和の日をはじめとして、年に数日入園が無料となる。ただしその日は非常に混雑し、有料駐車場もすぐに満車となる(特に西立川駅は改札口が狭いこともあり、改札を抜けるまで時間がかかる場合がある)。

公園休園日は、毎年12月31日1月1日、及び2月第4月曜日とその翌日。
また、昭和天皇記念館は、毎週月曜日休館。

交通

名物

ファイル:昭和記念公園の桜.JPG
川を埋め尽くす桜の花びら

園内施設

みどりの文化ゾーン

展示施設ゾーン

  • ドッグラン
  • カナール(全長200m)
  • ふれあい広場・レストラン
  • サイクルセンター(立川口・西立川口・砂川口)
  • サイクリング専用コース(全長14km)

水のゾーン

  • 水鳥
  • バードサンクチュアリー
  • 花木園
  • レインボープール(毎年夏季のみ)
  • 水あそび広場
  • レイクサイドレストラン

広場ゾーン

  • みんなの原っぱ
園内最大のスペース(延べ11ha)。イベント会場としても使用され、毎年夏には花火大会も行われる。

森のゾーン

年間イベント

通年
  • 自然体験イベント
  • サンデースポーツ教室(毎週日曜日)
  • 野鳥観察会(月1回、日曜日)
  • エンジョイ!ディスクゴルフ(月1回、日曜日)- ディスクゴルフ初心者対象の講習会や自由参加のコンテストがある。
  • 山野草展(花木園展示棟、4 - 6月)
4月
  • 桜まつり
5月
7月
東京で一番大きい1尺5寸玉が上がる三多摩一の花火大会として知られており、毎年70万人以上の観客を集めている。
8月
9月〜10月
12月
  • Winter Vista Illumination(12月初旬 - 25日 17:00 - 21:00、立川口〜カナール・ふれあい広場周辺)
約20万個からなるイルミネーションとシャンパングラスツリーが光り輝き、毎年15万人の来園者を集めている。24日クリスマスイブには花火も打ち上げられる。

沿革

その他

ゆかりの作品

  • (Visualarts/KEY)『Kanon』

ヒロインの1人、美坂栞を攻略するルートの佳境で、噴水広場のシーンがあるが、この噴水広場は当公園内にあるものをモチーフにしたものである。

ギャラリー

脚注

関連項目

外部リンク

テンプレート:国営公園