四日市ぜんそく

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四日市ぜんそく(よっかいちぜんそく)

三重県四日市市(塩浜地区を中心とする四日市市南部地域・四日市市中部地域)[1]と、南側に隣接する三重郡楠町(現:四日市市)[2]で、高度経済成長期の1960年(昭和35年)から1972年(昭和47年)にかけて政治問題化した四日市コンビナートから発生した大気汚染による集団喘息障害である。四大公害病の一つ。漢字では、四日市喘息と表記する。水質汚染を含めた環境問題としては、四日市公害と呼ばれている[3]。四日市公害が発生した当時は別名では塩浜ぜんそく(四日市市内で使用された名称)[4]の名称や、大気汚染が原因で発生した健康影響事件として[5]四日市のぜんそく事件国会内で使用された名称)[6]の名称で呼ばれていた。



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  1. 塩浜地区など四日市市南部地域と海蔵地区など四日市市中部地域のみで四日市公害が発生した。四日市市北部地域の富田地区・富洲原地区と四日市市西部地域は四日市公害の被害とは無関係である
  2. 四日市市のみの公害と誤解されるが隣接する三重郡楠町にも公害患者が多数いた
  3. 簡易表記や教育内容の教科書や正式名の四日市ぜんそくの呼称以外に難解漢字表記や医学用語では四日市喘息や水質汚染や喘息以外の病気など公害全体を指す四日市公害の呼称や四日市喘息の呼称がある
  4. 『ガリ切りの記』生活記録運動と四日市公害(出版社)影書房(著者)沢井余志郎63頁
  5. http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2634
  6. 四日市ぜんそくは他の三つの公害の水俣病・イタイイタイ病・新潟水俣病を日本政府が昭和43年に公害病と認定したが、四日市ぜんそくは日本政府の公害病認定がなくて公害病扱いされず、四日市のぜんそく事件と呼ばれていて、公害病ではなくて事件扱いされていた。