嘉堂信雄
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嘉堂 信雄(かどう のぶお 、1953年7月28日 - )は日本中央競馬会 (JRA) ・栗東トレーニングセンターの角居勝彦厩舎に所属する調教助手。かつては障害競走専門の騎手であり、障害重賞最多騎乗回数の記録を持っている。障害重賞最多勝利記録(15勝)は2009年に白浜雄造、障害最多騎乗回数(1958回)は2017年に林満明に抜かれるまで最多記録だった[1]。
来歴
- 1978年、騎手免許取得。デビューから引退までの30年間障害競走のみに騎乗した。3月5日、阪神競馬第5競走にてエムディアンデスで8着となり初騎乗を果たす。4月1日、阪神競馬第4競走で騎乗したハツノボリで初勝利をあげる。
- 1980年、優秀障害騎手賞を初めて受賞。
- 1991年11月9日、障害通算100勝を達成。
- 2003年、最多勝利障害騎手となる。
- 2004年1月31日、障害通算200勝を達成。
- 2006年1月21日付けで栗東・飯田明弘厩舎所属からフリーとなる。
- 2007年10月下旬以降、椎間板ヘルニアのため騎乗を自粛。2008年3月と4月に手術を受け、復帰に向けリハビリを行っていた[2]が7月23日にJRAが騎手引退を発表。7月26日に小倉競馬場で引退式が執り行われ、7月31日付けで騎手を引退した。通算成績は1958戦220勝・重賞15勝(すべて障害競走)。引退後は高橋隆厩舎所属の調教助手に転向した[3]。高橋隆厩舎解散後は角居勝彦厩舎に所属している。
騎乗スタイル
- 障害専門の騎手である。モンキースタイルの騎乗ではなく、障害の飛越中に鞭を打つなどの独特の騎乗法があった。そのため落馬したり、しかけたりしたケースも少なくない。1995年の京都大障害(春)では単勝オッズ1.1倍の圧倒的1番人気に支持されたリターンエースに騎乗した際、3周目の4号障害でこのような危ない一面も見せた。
表彰
主な騎乗馬
- ハクホウダンディ(1986年東京障害特別(春))
- サンケイダイヤ(1988年東京障害特別(秋))
- サイコーホーク(1989年京都大障害(春))
- パンフレット(1990年阪神障害ステークス(春)、中山大障害(春))
- リターンエース(1995年東京障害特別(春)、阪神障害ステークス(春)、京都大障害(秋))
- テスコガリバー(1997年阪神障害ステークス(春))
- ケイティタイガー(1997年中山大障害(秋)、1998年東京障害特別(春))
- メイショウワカシオ(2000年京都ジャンプステークス)
- メジロライデン(2002年京都ハイジャンプ)
- エリモカントリー(2005年京都ジャンプステークス、東京ハイジャンプ)
出典
- ↑ 林騎手がJRA障害通算最多騎乗を10年ぶり更新日刊スポーツ 2017年6月17日
- ↑ 週刊Gallop 2008年6月15日号 19ページ
- ↑ 嘉堂 信雄騎手が引退
関連項目
- 騎手一覧
- ファイル:Wikinews-logo.svg ウィキニュースに関連記事があります。チャンピオンズカップの第16回は12番人気サンビスタとミルコ・デムーロ騎手のコンビが勝利【2016年1月6日】