周智郡
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周智郡(しゅうちぐん、すちのこおり)は、静岡県(遠江国)の郡。
人口17,859人、面積133.91km²、人口密度133人/km²。(2018年7月1日、推計人口)
以下の1町を含む。
- 森町(もりまち)
Contents
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域にあたる[1]。
歴史
山香郡を併せた。
近代以降の沿革
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 幕府領 | 33村 | ●○赤根村、●花島村、○牧野村、○峯沢頭村、○赤土村、○河内村、●○高瀬村、●○久保田村、●○里原村、○気田十五七百村、○平木村、●○篠原村、○石打松下村、○田黒村、○筏戸大上村、○田河内村、○川上村、○小俣京丸村、○勝坂村、●○上平山村、西俣村、●○相月村、●○地頭方村、●○奥領家村、中河原新田、下河原新田、○胡桃平村、○大時村、○徳瀬村、●○夜川十五七百村、○山路西東村、○越木平村、○石切村 |
旗本領 | 26村 | ●西別所村、●○鶴松村、●平宇村、中山梨村、●○飯田村、○森町村、●○草ヶ谷村、●粟倉村、●○上川原村、●○石川村、●天宮村、下鴨岡村、○上福田地村、○向天方村、下福田地村、出目村、○田中村、○上萱間村、●下萱間村、●○大久保村、●鴨岡村、戸綿村、●天方村、●谷崎村、●○宮代村、●○片瀬村 | |
幕府領・旗本領 | 2村 | 橘村、●○中田村 | |
藩領 | 遠江掛川藩 | 18村 | ●○三沢村、●○一色村、●下村、●○馬ヶ谷村、○鍛冶島村、○問詰村、大鳥居村、薄場村、○葛布村、亀久保村、○和泉平村、○堀之内村、●○気田村、●○領家村、○長蔵寺村、○杉村、○植田村、○大日村 |
三河挙母藩 | 8村 | 東別所村、○下末本村、上末本村、●○上久野村、中久野村、○下久野村、●○菅ヶ谷村、○谷川村 | |
遠江横須賀藩 | 3村 | 下山梨村、●城下村、●○村松村 | |
幕府領・藩領 | 旗本領・横須賀藩 | 2村 | ●市場村、●○上山梨村 |
掛川藩・横須賀藩 | 1村 | ●中村 | |
その他 | 寺社領 | 1村 | 山住村 |
- 1868年(慶応4年)
- 1871年(明治4年)
- 1872年(明治5年)(92村)
- 下河原新田が森町村に合併。
- このころ中河原新田が森町村に合併されたとみられる。
- 1874年(明治7年)(88村)
- 三沢村・一色村・馬ヶ谷村・大日村・中村が合併して宇刈村となる。
- 1875年(明治8年)(77村)
- 菅ヶ谷村が山名郡国本村の合併に参加し、郡より離脱。
- 赤根村・出目村・大久保村・谷崎村・宮代村・片瀬村が合併して五川村となる。
- 中山梨村・下山梨村が合併して山梨村となる。
- 田中村・谷川村が合併して谷中村となる。
- 下村・市場村が合併して春岡村となる。
- 東別所村・下末本村・上末本村が合併して鷲巣村となる。
- 1876年(明治9年)(53村)
- 8月21日 - 第2次府県統合により静岡県の管轄となる。
- 峯沢頭村・赤土村・徳瀬村が合併して砂川村となる。
- 河内村・高瀬村・久保田村・里原村・平木村・夜川十五七百村が合併して宮川村となる。
- 篠原村・勝坂村・山路西東村・植田村が合併して豊岡村となる。
- 西別所村・鶴松村・平宇村・山梨村が合併して山科村となる。
- 粟倉村・上川原村が合併して円田村となる。
- 石川村・中田村が合併して中川村となる。
- 上福田地村・鴨岡村・戸綿村が合併して睦実村となる。
- 上萱間村・下萱間村が合併して萱間村となる。
- 上久野村・中久野村・下久野村が合併して久能村となる。
- 下鴨岡村・下福田地村・天方村が飯田村に、気田十五七百村が気田村に合併。
- 1879年(明治12年)
町村制以降の沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町12村)
- 久努西村 ← 鷲巣村、久能村、山科村[一部]、山名郡堀越村(現・袋井市)
- 山梨村 ← 上山梨村、山科村[一部]、豊田郡沖山梨村(現・袋井市)
- 宇刈村 ← 宇刈村、春岡村(現・袋井市)
- 飯田村 ← 飯田村、睦実村(現・森町)
- 園田村 ← 谷中村、中川村、草ヶ谷村、円田村、豊田郡牛飼村(現・森町)
- 一宮村 ← 五川村、豊田郡米倉村(現・森町)
- 森町 ← 森町村、向天方村、橘村、天宮村、城下村(現・森町)
- 天方村 ← 大鳥居村、葛布村、西俣村、薄場村、亀久保村、鍛冶島村、問詰村(現・森町)
- 三倉村(単独村制。現・森町)
- 犬居村 ← 堀之内村、領家村、和泉平村(現・浜松市)
- 気多村 ← 気田村、宮川村、豊岡村、小俣京丸村、石切村(現・浜松市)
- 熊切村 ← 石打松下村、越木平村、筏戸大上村、長蔵寺村、田河内村、田黒村、杉村、川上村、牧野村、砂川村、胡桃平村、大時村、花島村(現・浜松市)
- 奥山村 ← 奥領家村、相月村、地頭方村、山住村(現・浜松市)
- 村松村が山名郡久努村の一部となる。
- 萱間村が豊田郡三川村の一部となる。
- 上平山村が豊田郡山香村の一部となる。
- 1896年(明治29年)9月1日 - 郡制を施行。
- 1898年(明治31年)3月13日 - 山梨村が町制施行して山梨町となる。(2町11村)
- 1903年(明治36年)12月1日 - 奥山村の一部(相月および奥領家の一部)が分立して城西村が発足。(2町12村)
- 1923年(大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1925年(大正14年)5月10日 - 奥山村が町制施行・改称して水窪町となる。(3町11村)
- 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1928年(昭和3年)11月15日 - 犬居村が町制施行して犬居町となる。(4町10村)
- 1948年(昭和23年)9月1日 - 久努西村が磐田郡袋井町と合併して磐田郡袋井町が発足、郡より離脱。(4町9村)
- 1951年(昭和26年)7月1日 - 水窪町・城西村の所属郡が磐田郡に変更。(3町8村)
- 1955年(昭和30年)
- 1月1日 - 山梨町・宇刈村が合併し、改めて山梨町が発足。(3町7村)
- 4月1日 - 森町・飯田村・園田村・一宮村・天方村が合併し、改めて森町が発足。(3町3村)
- 1956年(昭和31年)9月30日(3町1村)
- 1957年(昭和32年)8月1日 - 春野町・気多村が合併し、改めて春野町が発足。(3町)
- 1963年(昭和38年)1月1日 - 山梨町が袋井市に編入。(2町)
- 2005年(平成17年)7月1日 - 春野町が浜松市に編入。(1町)
変遷表
自治体の変遷
明治22年4月1日 | 明治22年 - 明治45年 | 大正1年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
森町 | 森町 | 森町 | 森町 | 昭和30年4月1日 森町 |
森町 | 森町 | 森町 |
飯田村 | 飯田村 | 飯田村 | 飯田村 | ||||
園田村 | 園田村 | 園田村 | 園田村 | ||||
一宮村 | 一宮村 | 一宮村 | 一宮村 | ||||
天方村 | 天方村 | 天方村 | 天方村 | ||||
三倉村 | 三倉村 | 三倉村 | 三倉村 | 三倉村 | 昭和31年9月30日 森町に編入 | ||
小笠郡 原泉村の一部 |
小笠郡 原泉村の一部 |
小笠郡 原泉村の一部 |
小笠郡 原泉村の一部 |
小笠郡 原泉村の一部 | |||
山梨村 | 明治31年3月13日 町制 |
山梨町 | 山梨町 | 昭和30年1月1日 山梨町 |
昭和38年1月1日 袋井市に編入 |
平成17年4月1日 袋井市の一部 |
袋井市 |
宇刈村 | 宇刈村 | 宇刈村 | 宇刈村 | ||||
久努西村 | 久努西村 | 久努西村 | 昭和23年9月1日 磐田郡袋井町の一部 |
昭和33年11月3日 市制 |
袋井市 | ||
犬居村 | 犬居村 | 犬居村 | 昭和3年11月15日 町制 |
昭和31年9月30日 春野町 |
昭和32年8月1日 春野町 |
平成17年7月1日 浜松市に編入 |
浜松市 天竜区 |
熊切村 | 熊切村 | 熊切村 | 熊切村 | ||||
気多村 | 気多村 | 気多村 | 気多村 | 気多村 | |||
奥山村 | 奥山村 | 大正14年5月10日 町制改称 水窪町 |
昭和26年7月1日 磐田郡 |
磐田郡 水窪町 | |||
明治36年12月1日 分立 城西村 |
城西村 | 昭和31年9月30日 磐田郡佐久間町の一部 |
磐田郡 佐久間町 |
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 22 静岡県
- 旧高旧領取調帳データベース