周
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周(しゅう、拼音: 、紀元前1046年頃 - 紀元前256年)
中国古代の王朝 (前 1050頃~256) 。伝説上の祖を后稷 (こうしょく) という。もともと陝西または山西の奥にいた部族とみられるが,古公亶父 (ここうたんぽ) のとき,犬戎 (けんじゅう) の圧迫で渭水盆地にのぞむ岐山のふもとに移り,子の季歴から西伯昌 (文王) ,武王の3代で体制を整備し,武王が殷を滅ぼし前 11世紀に建国した。都は鎬京 (こうけい。陝西省西安付近) 。2代成王が東都らく邑 (らくゆう。河南省洛陽付近) を建設。3代康王にかけ天下は安定した。 10代厲王 (れいおう) の失政により,一時王統が絶え,11代宣王が中興した。 12代幽王は褒じ (ほうじ) への愛におぼれて暴政を行い,戎狄の侵入を受け殺され,13代平王がらく邑に遷都した (前 770) 。それ以前を西周 (前 1050~770) ,以後を東周 (前 770~256) と呼ぶ。東周期は春秋・戦国時代で,王の実権はなくなり,37代赧王 (たんおう) のとき,秦の昭王に滅ぼされた (前 256) 。