名寄川

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名寄川(なよろがわ)は、北海道上川総合振興局管内を流れる天塩川水系一級河川である。川名は、アイヌ語の「ナイ・オロ」(川(沢)・の中(所))に由来する。

地理

北海道上川郡下川町士別市(旧朝日町)との境界にある、北見山地系の無名峰(標高674m)に源を発し北に流れる。国道239号天北峠より下る支流(アイヌ語名「ペンケ・ル・ペシ・ペ」、上流の・道・それに沿って下る・もの)との合流部付近より西へと流路をとり、名寄市街地南東部の舌状台地にさえぎられ北流後、市街地北部にて本流の天塩川に合流する。

流域の自治体

北海道
上川郡下川町名寄市

支流

  • 下川町
    • シカリベツ川 - アイヌ語名「シカル・ペッ」(回る・川)。
    • モサンル川 - アイヌ語名「モ・サン・ル・ペシ・ペ」(小さい・サンル川)。
    • 下川ペンケ川 - アイヌ語名「ペンケ・ヌカナン」、上流に下川鉱山の選鉱場やそれに伴う市街地があった。
    • サンル川
    • 下川パンケ川 - アイヌ語名「パンケ・ヌカナン」、上流の支流・落合沢(アイヌ語名「ウチャウペッ」)に下川鉱山の坑口があった。
  • 名寄市
    • 新生川 - アイヌ語名「パンケ・キ・ウシ・ピタラ」(下流の・葦・群生する・川原)。
    • 十線川 - アイヌ語名「テシヤオマナイ」。

並行する交通

参考文献

  • 知里真志保 『地名アイヌ語小辞典』 北海道出版企画センター、1992年。ISBN 4-8328-8802-1。
  • 大日本帝國陸地測量部 編 『北海道假製五万分一圖 雄武第三號ウェンシリ、第六號ピヤシリ山、第七號イトイヌプリ、第十號ペケレフル』 大日本帝國陸地測量部、1898年。