吉祥寺駅
吉祥寺駅(きちじょうじえき)は、東京都武蔵野市吉祥寺南町一丁目および同二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京王電鉄の駅である。
乗り入れ路線
JR東日本の中央本線と、京王電鉄の井の頭線が乗り入れ、接続駅となっている。
JR東日本の駅に乗り入れている路線は中央本線のみであるが、一般列車の運転系統としては、急行線を走る中央線快速電車および緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。加えて成田空港駅へ直通する特急「成田エクスプレス」が停車する。
- 中央線(快速):急行線を走行する中央本線の中距離電車。八王子駅・高尾駅方面の列車の他に、立川駅から青梅線へ直通する列車も運行 - 駅番号「JC 11」
- 中央・総武線(各駅停車):緩行線を走行する中央本線の近距離電車。新宿駅を経由する中央・総武線の他に、中野駅から地下鉄東西線へ直通する列車も運行。東京メトロ東西線直通列車は西船橋駅から東葉高速線への直通運転を行っている他、平日の朝夕ラッシュ時のみ津田沼駅まで総武線(各駅停車)への直通も行っている。 - 駅番号「JB 02」
京王井の頭線は当駅を終点としている。
歴史
- 1899年(明治32年)12月30日:甲武鉄道の駅として開業[1]。旅客および貨物の取り扱いを開始。
- 1906年(明治39年)10月1日:甲武鉄道の国有化により官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により中央東線(1911年から中央本線)の所属となる。
- 1934年(昭和9年)4月1日:帝都電鉄(現・京王電鉄井の頭線)が開業。
- 1940年(昭和15年)5月1日:帝都電鉄が小田原急行鉄道に合併し、同社帝都線の駅となる。
- 1942年(昭和17年)5月1日:小田急電鉄が東京急行電鉄(大東急)に併合。
- 1948年(昭和23年)6月1日:東急から京王帝都電鉄が分離し、同社井の頭線の駅となる。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1965年(昭和40年)4月5日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)11月:南口の地上8階・地下2階建て駅ビル「ターミナルエコー」開業(その後ユザワヤ吉祥寺店)。
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年)8月26日:「ロンロン」リニューアルオープン。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2006年(平成18年)4月21日:京王井の頭線のホームで防護枕木に列車が衝突する事故が発生。乗車していた乗客数人が怪我を負った。この日以降、渋谷寄りに1両分余分に設けられていたプラットホーム部分に停止位置を10m程ずらす措置が採られる。
- 2007年(平成19年)3月18日:京王電鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる。
- 2009年(平成21年)8月:JR東日本が吉祥寺駅の改修工事に着手。
- 2010年(平成22年)
- 2014年(平成26年)4月23日:新京王吉祥寺駅ビル「キラリナ京王吉祥寺」オープン。
駅構造
JR東日本
島式ホーム2面4線を有する高架駅である。朝晩の中央線が快速運転を行っていない時間帯は3・4番線ホームが閉鎖される。
改札口は、中央にある中央口(北口)・公園口(南口)・アトレ本館口(西口)、および西荻窪寄りにあるアトレ東館口(東口)の4ヶ所である。
なお、東隣の西荻窪駅から東京都区部に入るため、当駅が中央本線での八王子支社管内最東の駅となる。そのため、当駅と西荻窪駅の間に東京支社との境界標が設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 中央・総武線(各駅停車) | 西行 | 三鷹方面 |
2 | 東行 | 新宿・千葉方面 T 地下鉄東西線方面 | |
3 | 中央線(快速) | 下り | 立川・八王子・高尾方面 |
4 | 上り | 中野・新宿・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 早朝と深夜に運転される中央線東京行各駅停車は2番線、東京始発の各駅停車は1番線から発車する。特に、深夜下りの武蔵小金井・立川・八王子・高尾方面と青梅線直通列車は、1番線・3番線双方から発車するため、電光掲示板の発車時刻を確認する必要がある。
- 中央線下り快速(3番線発)は当駅から先は各駅に停車するので「各駅停車」と案内され、E233系では「快速」表示も行われない。なお、平日は中野駅から各駅に停車する。
- JR中央線は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに快速電車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため、ホームの12両編成対応改築工事などが実施される[3][4]。
発車メロディ
1 | 中央・総武線(各駅停車) スプリングボックス |
---|---|
2 | 中央・総武線(各駅停車) 線路の彼方 |
3 | 中央線(快速) すすきの高原 |
4 | 中央線(快速) twillight |
京王電鉄
頭端式ホーム2面2線を有する高架駅(地上3階)である。
改札は1ヶ所で、その脇にキラリナ京王吉祥寺への入口がある。正面にはエスカレーターがあり、降りるとJR公園口(南口)改札がある。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | IN 井の頭線 | 久我山・永福町・明大前・下北沢・渋谷方面 |
- 片面ホームが2面で、双方のホーム間は改札口近くまで戻らないと行き来できない。
- 2008年8月から2010年度末にかけて行われた当駅の高架橋改築工事では、早朝・深夜帯を片側のホームのみ使用した。また、それと合わせて8月に実施していた夏季特別ダイヤの際も終日片側のホームのみ使用していた[5]。
- ホームの乗車位置には、渋谷駅と同様に緑色とオレンジ色のランプが設置され、それぞれ識別することにより乗車する電車がわかるようになっていたが、改良工事に伴って撤去されている。
- 当駅においてホームドアの整備を行い、2015年12月より使用を開始した。井の頭線では初。
- View-from-Keio-Kichijoji-Sta.JPG
井の頭線ホームから渋谷方面を望む(2015年9月12日)
- KeioInokashiraLineKichijyojiStation.JPG
井の頭線ホームの様子(2014年11月22日)
- Keio Kichijoji Station Concourse.JPG
駅2階コンコース(2015年10月)
- Keio Kichijoji Station Escalator.JPG
駅3階から見たコンコース(2015年10月)
- Keio-Kichijoji-Sta-Gate.JPG
駅改札口(2008年9月)
利用状況
当駅は北口・南口ともに多くのバス路線が発着しており、当駅の所在地である武蔵野市民の他、三鷹市・練馬区・杉並区の住民および埼玉県新座市などからの利用も可能である。吉祥寺は多摩地区でも屈指の繁華街のため、隣接する市区以外からも多くの人が集まる。
- JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は143,313人である[利用客数 1]。
- 京王電鉄 - 2017年度の1日平均乗降人員は147,437人である[利用客数 2]。
- 京王電鉄の駅の中では新宿駅、渋谷駅に次いで3番目に多い。
中央線東小金井以西の駅と渋谷駅の間を移動する場合、新宿経由で中央線と埼京線または山手線を利用するよりも当駅での乗り換えで井の頭線を利用した方が運賃が安く、同線内で急行を利用すれば乗り換え時間を含めた所要時間もほぼ互角である[6]。
年度別1日平均乗降人員
各年度の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 京王電鉄 | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
1948年(昭和23年) | 18,900 | |
1955年(昭和30年) | 35,321 | |
1960年(昭和35年) | 57,563 | |
1965年(昭和40年) | 82,616 | |
1970年(昭和45年) | 94,234 | |
1975年(昭和50年) | 124,756 | |
1980年(昭和55年) | 144,147 | |
1985年(昭和60年) | 148,977 | |
1990年(平成 | 2年)154,661 | |
[備考 1]1991年(平成 3年) | 159,782 | 3.3% |
1995年(平成 | 7年)148,640 | |
2000年(平成12年) | 141,415 | |
2001年(平成13年) | 143,089 | 1.2% |
2002年(平成14年) | 143,166 | 0.1% |
2003年(平成15年) | 143,162 | 0.0% |
2004年(平成16年) | 142,522 | −0.4% |
2005年(平成17年) | 143,122 | 0.4% |
2006年(平成18年) | 144,344 | 0.9% |
2007年(平成19年) | 147,424 | 2.1% |
2008年(平成20年) | 147,020 | −0.3% |
2009年(平成21年) | 145,197 | −1.2% |
2010年(平成22年) | 142,083 | −2.1% |
2011年(平成23年) | 140,929 | −0.8% |
2012年(平成24年) | 141,475 | 0.4% |
2013年(平成25年) | 139,679 | −1.3% |
2014年(平成26年) | 140,880 | 0.9% |
2015年(平成27年) | 144,238 | 2.4% |
2016年(平成28年) | 145,460 | 0.8% |
2017年(平成29年) | 147,437 | 1.4% |
年度別1日平均乗車人員(1890年代 - 1930年代)
各年度の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 甲武鉄道 / 国鉄 |
帝都電鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
1899年(明治32年) | [備考 2]3 | 未開業 | [東京府統計 1] |
1900年(明治33年) | 72 | [東京府統計 2] | |
1901年(明治34年) | 80 | [東京府統計 3] | |
1902年(明治35年) | 76 | [東京府統計 4] | |
1903年(明治36年) | 79 | [東京府統計 5] | |
1904年(明治37年) | 84 | [東京府統計 6] | |
1905年(明治38年) | 86 | [東京府統計 7] | |
1907年(明治40年) | 88 | [東京府統計 8] | |
1908年(明治41年) | 94 | [東京府統計 9] | |
1909年(明治42年) | 102 | [東京府統計 10] | |
1911年(明治44年) | 132 | [東京府統計 11] | |
1912年(大正元年) | 151 | [東京府統計 12] | |
1913年(大正 | 2年)165 | [東京府統計 13] | |
1914年(大正 | 3年)178 | [東京府統計 14] | |
1915年(大正 | 4年)151 | [東京府統計 15] | |
1916年(大正 | 5年)168 | [東京府統計 16] | |
1919年(大正 | 8年)598 | [東京府統計 17] | |
1920年(大正 | 9年)708 | [東京府統計 18] | |
1922年(大正11年) | 1,498 | [東京府統計 19] | |
1923年(大正12年) | 1,701 | [東京府統計 20] | |
1924年(大正13年) | 3,084 | [東京府統計 21] | |
1925年(大正14年) | 3,348 | [東京府統計 22] | |
1926年(昭和元年) | 3,836 | [東京府統計 23] | |
1927年(昭和 | 2年)4,324 | [東京府統計 24] | |
1928年(昭和 | 3年)4,597 | [東京府統計 25] | |
1929年(昭和 | 4年)5,341 | [東京府統計 26] | |
1930年(昭和 | 5年)5,425 | [東京府統計 27] | |
1931年(昭和 | 6年)5,516 | [東京府統計 28] | |
1932年(昭和 | 7年)5,828 | [東京府統計 29] | |
1933年(昭和 | 8年)6,301 | [東京府統計 30] | |
1934年(昭和 | 9年)6,817 | [備考 3]577 | [東京府統計 31] |
1935年(昭和10年) | 7,352 | 592 | [東京府統計 32] |
年度別1日平均乗車人員(1953年 - 2000年)
年度 | 国鉄 / JR東日本 |
京王帝都電鉄 / 京王電鉄 |
出典 |
---|---|---|---|
1953年(昭和28年) | 35,140 | [東京都統計 1] | |
1954年(昭和29年) | 45,012 | [東京都統計 2] | |
1955年(昭和30年) | 40,217 | [東京都統計 3] | |
1956年(昭和31年) | 51,627 | 19,823 | [東京都統計 4] |
1957年(昭和32年) | 55,338 | 21,985 | [東京都統計 5] |
1958年(昭和33年) | 59,195 | 13,769 | [東京都統計 6] |
1959年(昭和34年) | 68,174 | 26,388 | [東京都統計 7] |
1960年(昭和35年) | 64,011 | 28,882 | [東京都統計 8] |
1961年(昭和36年) | 75,716 | 32,485 | [東京都統計 9] |
1962年(昭和37年) | 80,329 | 35,941 | [東京都統計 10] |
1963年(昭和38年) | 84,287 | 37,532 | [東京都統計 11] |
1964年(昭和39年) | 87,805 | 39,693 | [東京都統計 12] |
1965年(昭和40年) | 87,524 | 41,009 | [東京都統計 13] |
1966年(昭和41年) | 88,917 | 41,222 | [東京都統計 14] |
1967年(昭和42年) | 90,721 | 42,720 | [東京都統計 15] |
1968年(昭和43年) | 90,360 | 43,534 | [東京都統計 16] |
1969年(昭和44年) | 87,736 | 46,496 | [東京都統計 17] |
1970年(昭和45年) | 86,293 | 47,290 | [東京都統計 18] |
1971年(昭和46年) | 85,068 | 47,675 | [東京都統計 19] |
1972年(昭和47年) | 87,846 | 54,159 | [東京都統計 20] |
1973年(昭和48年) | 91,066 | 57,726 | [東京都統計 21] |
1974年(昭和49年) | 99,110 | 61,597 | [東京都統計 22] |
1975年(昭和50年) | 100,082 | 63,948 | [東京都統計 23] |
1976年(昭和51年) | 103,019 | 64,466 | [東京都統計 24] |
1977年(昭和52年) | 102,230 | 67,162 | [東京都統計 25] |
1978年(昭和53年) | 102,718 | 69,737 | [東京都統計 26] |
1979年(昭和54年) | 102,574 | 72,153 | [東京都統計 27] |
1980年(昭和55年) | 99,362 | 72,685 | [東京都統計 28] |
1981年(昭和56年) | 101,041 | 73,707 | [東京都統計 29] |
1982年(昭和57年) | 100,507 | 73,833 | [東京都統計 30] |
1983年(昭和58年) | 105,735 | 76,836 | [東京都統計 31] |
1984年(昭和59年) | 107,468 | 76,107 | [東京都統計 32] |
1985年(昭和60年) | 103,255 | 75,337 | [東京都統計 33] |
1986年(昭和61年) | 106,551 | 76,099 | [東京都統計 34] |
1987年(昭和62年) | 106,396 | 75,967 | [東京都統計 35] |
1988年(昭和63年) | 126,792 | 77,000 | [東京都統計 36] |
1989年(平成元年) | 130,731 | 76,693 | [東京都統計 37] |
1990年(平成 | 2年)135,808 | 77,786 | [東京都統計 38] |
1991年(平成 | 3年)139,917 | 80,473 | [東京都統計 39] |
1992年(平成 | 4年)140,874 | 78,740 | [東京都統計 40] |
1993年(平成 | 5年)140,622 | 77,189 | [東京都統計 41] |
1994年(平成 | 6年)138,455 | 75,975 | [東京都統計 42] |
1995年(平成 | 7年)137,109 | 74,497 | [東京都統計 43] |
1996年(平成 | 8年)138,666 | 72,137 | [東京都統計 44] |
1997年(平成 | 9年)136,039 | 69,951 | [東京都統計 45] |
1998年(平成10年) | 134,556 | 70,677 | [東京都統計 46] |
1999年(平成11年) | [JR 1]135,017 | 70,590 | [東京都統計 47] |
2000年(平成12年) | [JR 2]136,927 | 70,984 | [東京都統計 48] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度 | JR東日本 | 京王電鉄 | 出典 |
---|---|---|---|
2001年(平成13年) | [JR 3]139,168 | 71,836 | [東京都統計 49] |
2002年(平成14年) | [JR 4]139,356 | 71,778 | [東京都統計 50] |
2003年(平成15年) | [JR 5]139,209 | 71,582 | [東京都統計 51] |
2004年(平成16年) | [JR 6]138,644 | 71,288 | [東京都統計 52] |
2005年(平成17年) | [JR 7]139,245 | 71,452 | [東京都統計 53] |
2006年(平成18年) | [JR 8]140,155 | 71,890 | [東京都統計 54] |
2007年(平成19年) | [JR 9]143,932 | 72,702 | [東京都統計 55] |
2008年(平成20年) | [JR 10]143,178 | 72,395 | [東京都統計 56] |
2009年(平成21年) | [JR 11]141,314 | 71,468 | [東京都統計 57] |
2010年(平成22年) | [JR 12]138,420 | 69,882 | [東京都統計 58] |
2011年(平成23年) | [JR 13]137,555 | 69,361 | [東京都統計 59] |
2012年(平成24年) | [JR 14]138,483 | 69,284 | [東京都統計 60] |
2013年(平成25年) | [JR 15]139,282 | 68,455 | [東京都統計 61] |
2014年(平成26年) | [JR 16]139,580 | 69,106 | [東京都統計 62] |
2015年(平成27年) | [JR 17]141,306 | 70,661 | [東京都統計 63] |
2016年(平成28年) | [JR 18]141,640 | 71,381 | [東京都統計 64] |
2017年(平成29年) | [JR 19]143,313 |
- 備考
駅周辺
駅周辺は東京都有数の商業地区である。大型商業施設の他、オープンカフェ、飲食店、ブランドショップなどが所狭しと立ち並んでおり、週末には多くの買い物客が訪れる。
中央口(北口)は広く、メイン出口である。みどりの窓口があり、待ち合わせ場所として人が多い。公園口(南口)を出ると京王井の頭線の乗り場がある。
中央口(北口)
駅前は広いロータリーになっており、武蔵関、大泉、石神井、柳沢、西荻窪、中野方面(下記参照)の路線バスが発着している。
アーケード商店街としてサンロードとダイヤ街が駅前から伸びており、この2つが北口のメインストリートとなる。駅前から北西に伸びるダイヤ街 (East→West zone) を抜けた先に東急百貨店吉祥寺店がある。そのさらに北西側は急速に商業地化が進んだ一帯で、通称「東急裏」と呼ばれており、オープンカフェやブランドショップが密集している。
駅の北東にはヨドバシ吉祥寺があり、その東側の一帯は風俗店などが立ち並ぶ歓楽街となっている。現在のヨドバシ吉祥寺の建物はかつて近鉄百貨店東京店だったため、周辺一帯は通称「近鉄裏」と呼ばれていた[7]。2000年代以降では東急裏をはじめとする他地区のテナント料高騰を嫌ったエスニックショップなどが進出している。
- 中央口・北口にある主な施設・店舗
- アトレ吉祥寺
- 吉祥寺駅前北口広場
- 「ゾウのはな子」像
- 三菱UFJ銀行吉祥寺支店
- 献血ルーム吉祥寺タキオン
- 吉祥寺サンロード商店街 - 全蓋式アーケード商店街。駅方向から入るとすぐに吉祥寺まち案内所があり、商店街のイメージチェンジに成功し、活性化させた。主な店舗については同項目を参照。
- ハーモニカ横丁 - 戦後の闇市から発展した昔ながらの商店街。吉祥寺で唯一戦後の面影を残す一帯。
- 吉祥寺ダイヤ街 (East zone, South zone, West zone) - 全蓋式アーケード商店街。主な店舗については同項目を参照。
- 吉祥寺平和通り商店街
- ペニーレーン
- レンガ通り
- 本町新道
- 月窓寺
- 光専寺
- 蓮乗寺
- 安養寺
- 武蔵野市商工会館
- 吉祥寺パルコ
- ユニクロ 吉祥寺店
- 三井住友銀行吉祥寺支店
- 東急百貨店 吉祥寺店
- 吉祥寺ロフト
- F&Fビル(武蔵野市開発公社が管理・運営)
- コピス吉祥寺 - ショッピングセンター。主な店舗については「F&Fビル」を参照。
- 武蔵野市立吉祥寺美術館(A館7階)
- 西友 吉祥寺店
- 吉祥寺パーキングプラザ - 駐車場。主な店舗・施設については同項目を参照。
- ヨドバシ吉祥寺
- ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺
- 吉祥寺第一ホテル
- マルエツプチ 吉祥寺店
- 吉祥寺プラザ(映画館)
- 紳士服のはるやま 吉祥寺店
- メガロス吉祥寺(スポーツクラブ)
- 元町通り
- 武蔵通り
- 中道通り
- 大正通り
- 五日市街道
- 武蔵野八幡宮
- 学校法人成蹊学園
- 武蔵野市立本宿小学校
- 武蔵野市立第三中学校
- 駅前コミュニティセンター
- 藤村女子中学校・高等学校
- 藤村水泳教室
- 二葉栄養専門学校
- 武蔵野市立吉祥寺図書館
- 吉祥寺駅前郵便局
- 吉祥寺本町二郵便局
- 松井外科病院
- 吉祥寺あさひ病院
- 吉祥寺シアター
- 吉祥寺大通り(市道第191号線)
- 吉祥寺通り(東京都道116号関町吉祥寺線)
- 関東バス 吉祥寺駅北口案内所
- 小田急バス 吉祥寺駅北口案内所
公園口(南口)
南口も商業地区だが、その範囲は北口側に比べて狭い。南口のパークロード商店街はバスの通り道になっているにもかかわらず幅員が狭く、かつ人通りが昼夜を問わず多い。そのため、人や自転車すれすれの所をバスが徐行し、安全面で問題となっている。
駅から徒歩5分の場所に、行楽地である井の頭恩賜公園がある。特に花見の時期には多くの人が訪れる。公園までの道(七井橋通り)沿いには焼き鳥店「いせや」をはじめ、個性的な店舗が立地する。
- 公園口・南口にある主な施設・店舗
- 都立井の頭恩賜公園
- キラリナ京王吉祥寺
- ユザワヤ吉祥寺店(8階・9階)
- 丸井 吉祥寺店
- ドン・キホーテ 吉祥寺駅前店
- 武蔵野公会堂
- 山梨中央銀行吉祥寺支店
- 吉祥寺 東急REIホテル
- ヤマダ電機LABI吉祥寺(2014年10月31日開店)[8]
- ライフ吉祥寺駅南店
- 吉祥寺オデヲン(映画館)
- 七井橋通り(七井橋は井の頭池に架かる橋)
- 末広通り
- 井ノ頭通り
- 武蔵野市立第三小学校
- 御殿山コミュニティセンター
- 南町コミュニティセンター
- 武蔵野御殿山郵便局
- 公園通り(東京都道114号武蔵野狛江線)
- カトリック吉祥寺教会
- 三鷹の森ジブリ美術館
バス路線
のりばは、北口・中央口と公園口の2つに大別される。
北口
駅近くの吉祥寺駅(当駅北口のロータリー)に関東バスと西武バスの路線が乗り入れる。主に北側に向かう路線と東側に向かう路線が発着する。
関東バスは五日市街道営業所・武蔵野営業所・青梅街道営業所、西武バスは上石神井営業所と滝山営業所(吉64のみ)がそれぞれ担当する。各路線の詳細は営業所記事を参照。
- のりば0
- ムーバス:東循環、北西循環、三鷹・吉祥寺循環
- のりば1
- 吉54:緑町一丁目経由 武蔵野市役所行
- 吉55:武蔵野市役所・北裏経由 柳沢駅行
- 吉72:成蹊学園前・武蔵野大学経由 桜堤団地行
- 吉73:武蔵野大学・柳橋経由 向台町五丁目行
- 吉74:成蹊学園前・武蔵野大学経由 関前西公園行
- 吉75:武蔵野大学・柳橋経由 ヴィーガーデン西東京行(土曜以外)
- のりば2
- 吉50:成蹊学園行(学休ダイヤ時と休日は全便運休)
- 吉50直行:成蹊学園行(朝の通学時間帯のみ運行、学休ダイヤ時と休日は全便運休)
- 吉51:成蹊学園前経由 武蔵野営業所行
- 吉52:成蹊学園前・武蔵野住宅経由 電通裏行(早朝1本のみ)
- 吉53:成蹊学園前・武蔵野住宅経由 柳沢駅行
- )
- のりば3
- 西10:東京女子大前経由 西荻窪駅行
- 吉80:東京女子大前経由 青梅街道営業所行
- 吉81:東京女子大前経由 上石神井駅行(土曜・休日のみ)
- 湾01(お台場急行バス):お台場 グランドニッコー東京 台場・国際展示場駅前経由 大江戸温泉物語行(土曜・休日のみ)
- 空港連絡バス:降車専用
- のりば4
- 吉61:武蔵関駅入口・西武車庫・大泉学園駅南口経由 都民農園セコニック行
- 吉61-1:武蔵関駅入口・西武車庫・大泉学園駅南口・都民農園セコニック経由 新座栄行
- 吉62:武蔵関駅入口経由 西武車庫行
- 吉62-1・深夜:武蔵関駅入口・西武車庫経由 大泉学園駅南口行
- 吉62-2:武蔵関駅入口行(土曜のみ)
- のりぱ5
- 吉63:柳沢駅通り経由 保谷駅南口行
- のりば6
- のりば7
- 吉60:上石神井駅・石神井公園駅北口・谷原三丁目経由 成増町行
- 吉60-1:上石神井駅経由 西武車庫前行
- 吉60-2:上石神井駅・石神井公園駅北口経由 谷原三丁目行(夜のみ)
- 吉60-3:上石神井駅経由 石神井公園駅北口行
- 吉60-4:上石神井駅行(平日のみ運行)
- 吉60-5:立野橋行(平日朝のみ・年末年始期間は運休)
- のりば8
中央口
以下のバスの発着以外にも路線バスの降車専用停留所にもなっている。停車するのは小田急バスと京王バス東の公園口から発車する便で、吉03と境92の両系統は終日、宿44の一部の便、また、それ以外の便でも夕方以降はすべて中央口に到着する。なお、小田急バスの中央口に到着するバスの行先は「吉祥寺駅中央口」に設定されている。
- のりば10
公園口
駅近くの吉祥寺駅(当駅南口の井の頭通り沿い)に小田急バスと京王バス東の路線が、同停留所近くの吉祥寺駅南口に関東バス(ムーバス)が乗り入れる。主に南西側に向かう路線が発着する。
小田急バスは吉祥寺営業所と武蔵境営業所、関東バスは武蔵野営業所、京王バスは調布営業所がそれぞれ担当する。各路線の詳細は営業所記事を参照。
- のりば1
- のりば2
- 吉02:新川・下本宿・ときわ橋経由 千歳烏山駅行
- 吉12:三鷹台団地・下本宿経由 北野行
- のりば3
- 吉01:新川・三鷹市役所前経由 大沢行、新川・大沢経由 武蔵境駅南口行
- 吉15:新川循環
- 境92:野崎八幡経由 武蔵境駅南口行
- のりば4
- のりば5
- 吉13:牟礼団地行
- のりば6
- のりば7
- 吉03:新川・杏林大学病院前・新川団地中央経由 仙川行
- のりば8
- のりば11
- 吉祥寺営業所行
- のりば12
- ムーバス:三鷹・吉祥寺循環
駅改良工事
JR東日本
2009年8月より、JR東日本が吉祥寺駅の高架橋耐震化と利便性改善のため、改修工事に着手[9]、2014年に完成した。
改修内容としては、
- 北口と南口の自由通路を、現行の幅8メートルから倍の16メートルに拡幅・直線化し、構内の混雑緩和と利便性の向上を図る。
- 改札の内外にエレベーター計3基を新たに設置し、多機能トイレも改札内に設け、バリアフリー化を進める。緩行線側は2011年2月26日から、快速線側は同年2月17日から使用を開始。
- 中央口を1階から2階に移設して3つの改札口をすべて2階に集約させ、移動しやすいように改良。京王吉祥寺駅ビル・井の頭線コンコースとの通路も新設する。
- びゅうプラザは2階中央改札前に移設。
- 駅ビル「吉祥寺ロンロン」も開業以来初めて本格改修。店舗がリニューアルされ、耐震補強工事も実施される。第1期として本館2階部分が2010年4月に新装開業。第2期として他の部分が同年10月に新装開業。これに伴い名称が『アトレ吉祥寺』に変更された。
- 街の顔となる駅ファサード等を整備する。
中央改札口の工事期間中は北口歩道上に仮設駅舎が設置され、仮改札口から北口方面に出入りしていた。
京王電鉄
高架橋となっている井の頭線の駅舎は、コンクリート躯体が井の頭公園・吉祥寺間開通時の1934年、鉄骨橋梁が1977年に構築されたもので、老朽化が進んでいたほか、耐震化工事も必要になっていた。そのため、2007年12月から2010年にかけて高架橋の改築とホームの改良工事を行った。工事の際には度々2つある井の頭線のホームのうち1つを閉鎖した。そして、2011年10月1日より公園口の南北自由通路の右側にエレベーターが新設され、2階の切符売り場・JR改札口だけでなく、3階の井の頭線の改札前へも運転されることとなった。
また、駅舎に隣接する京王吉祥寺駅ビルも1970年の建築から40年近く経過し老朽化が進んでいたこともあり、2010年4月上旬から建て替え工事を行い、2014年4月に完成した。工事の間、テナントであるユザワヤと啓文堂書店は丸井吉祥寺店内に仮移転していたが、新ビル完成後に各テナントとして再出店した。
隣の駅
※東日本旅客鉄道(JR東日本)の特急「成田エクスプレス」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 中央線(快速)
- 特急「成田エクスプレス」停車駅
- ■■特別快速「ホリデー快速おくたま・あきがわ」・■通勤特快・■中央特快・■青梅特快
- 通過
- ■通勤快速(下りのみ)・■快速(土曜・休日、下り高尾方面は「各駅停車」扱い)
- ■快速(平日、下り高尾方面は「各駅停車」扱い)
- 西荻窪駅 (JC 10) - 吉祥寺駅 (JC 11) - 三鷹駅 (JC 12)
- 中央・総武線(各駅停車)・T 東西線直通
- 西荻窪駅 (JB 03) - 吉祥寺駅 (JB 02) - 三鷹駅 (JB 01)
- 32px 京王電鉄
- IN 井の頭線
- 沿線でのイベントなどの開催時には、通常の隣の停車駅との間にある以下の駅に停車することがある。
- 花見シーズンの土曜・休日には、一部の急行が井の頭公園駅に臨時停車する。
- 沿線でのイベントなどの開催時には、通常の隣の停車駅との間にある以下の駅に停車することがある。
脚注
記事本文
- ↑ 「停車場設置」『官報』1900年1月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ PDF 株式会社アトレのホームページよりプレスリリース
- ↑ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 東日本旅客鉄道 2015年2月4日
- ↑ JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期 産経新聞 2017年3月24日
- ↑ 京王電鉄2008年6月30日付ニュースリリース (PDF)
- ↑ えきから時刻表 乗り換え案内検索結果より。
- ↑ “武蔵野History 市民が団結して立ち向かった吉祥寺本町「近鉄裏」浄化運動 (pdf)”. 季刊むさしの 102号(2013年春号). 武蔵野市. pp. 10-11 (2013年). . 2017閲覧.
- ↑ “新店舗情報”. ヤマダ電機. . 2014閲覧.
- ↑ 武蔵野市ホームページ
利用状況
- JR・私鉄の1日平均利用客数
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- JR・私鉄の統計データ
- 東京府統計書
- 東京都統計年鑑
- ↑ 昭和28年 (PDF) - 11ページ
- ↑ 昭和29年 (PDF) - 9ページ
- ↑ 昭和30年 (PDF) - 9ページ
- ↑ 昭和31年 (PDF)
- ↑ 昭和32年 (PDF)
- ↑ 昭和33年 (PDF)
- ↑ 昭和34年
- ↑ 昭和35年
- ↑ 昭和36年
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