合成繊維
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合成繊維(ごうせいせんい、英: synthetic fiber)とは、有機低分子を重合させてつくった高分子を原料とする化学繊維のこと。合繊と略す。石油を原料としているものが多い。
1935年にウォーレス・カロザースが合成した 6,6-ナイロン が世界初の合成繊維とされる。天然化合物を原料として化学的に加工して得た繊維は、19世紀から使用されてきた人絹(人造絹糸)にさかのぼる(項目: レーヨン、ビスコース を参照)。
種類
ナイロン、ポリエステル、アクリルを三大合成繊維と呼ぶことがある[1]。
- ナイロン(ポリアミド)
- ポリエステル(ポリエチレンテレフタラート (PET)、ポリエチレンナフタレート (PEN)など)
- アクリル(ポリアクリロニトリルなど)
- ビニロン(ビナロンとも)(ポリビニルアルコール系繊維)
- ポリオレフィン (ポリエチレン、ポリプロピレンなど)
- ポリウレタン
- 含ハロゲン系
脚注
- ↑ 齋藤勝裕; 山下啓司 『絶対わかる高分子化学』 講談社サイエンティフィク、2005年、142頁。ISBN 4-06-155057-8。