各務原市

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各務原市(かかみがはらし)

岐阜県南部,木曾川中流域にある市。 1963年稲羽町,鵜沼町,那加町,蘇原町の4町が合体して市制。 2004年川島町を編入。『延喜式駅伝条』には東山道に各務駅 (現在の鵜沼) の名があり,古い歴史を有する。市域は木曾川北岸に広がる標高 20~60mの洪積台地,各務原にあり,市名もそれに由来。各務原は強酸性土の不毛地で,明治以降は陸軍の大砲演習場と飛行場,第2次世界大戦後はアメリカ軍基地,航空自衛隊基地と軍用地の歴史を変遷。伝統的機業と紡績工業のほか,1923年以降の航空機工場とその関連工場が多い。岐阜県金属工業団地が造成され,工場は国道21号線 (中山道) ,JR高山本線,名古屋鉄道各務原線に沿って立地。工業の発展と岐阜市の近郊住宅地化により,人口増加率は高い。市内出土の考古,民俗資料などが市総合図書館の埋蔵文化財調査センターに集められている。蘇原の山田寺の塔心礎に納置されていた銅壺は国の重要文化財。東端に日本ラインの終点鵜沼がある。市域の一部は飛騨木曾川国定公園に属する。東海北陸自動車道のインターチェンジがある。

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