反例
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反例(はんれい、英: counterexample) とは、なんらかの条件と性質について、「その条件を満たすすべてのものがその性質を持っている」という主張が正しくないことを示すために持ち出される、「その条件を満たしてはいるがその性質は持たないなにか」のことである。つまり、論理式 ∀x P(x) が成り立たないことを証明するために導入される、¬P(a) を満たすような a のことである。
反例が存在する場合、∃x ¬P(x) が成立し、これが元の論理式の否定になるため、∀x P(x) は成り立たない。[1]
脚注または引用文献
- ↑ Lucien Chambbadal (1969). DICTIONNAIRE DES MATHÉMATIQUES MODERNES, LIBRAIRIE LAROUSSE.
日本語版: (1977-09-01) ラルース現代数学百科. 平凡社.
参考文献
- 数学の様々な分野での幾つかの反例を挙げている: (1989-10-20) 反例から見た数学, 改定増補, 星雲社. ISBN 4-7952-6862-2.