南砺市
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南砺市(なんとし)
富山県南西端,砺波平野の南部と庄川,小矢部川の流域に広がる市。西で石川県,南で岐阜県に接する。 2004年城端町,平村,上平村,利賀村,井波町,井口村,福野町,福光町の8町村が合体。市域の約8割が森林で,平野部は散村として知られる。中世から近世にかけて,瑞泉寺の建立と善徳寺の移築に伴い井波と城端は門前町,福野と福光は市場町として発展。平野部では加賀藩の支配下で新田開発が進められた。米作のほか,干し柿,サトイモ,チューリップ球根などの栽培が盛ん。平野部にはアルミニウム関連,橋梁建設などの製造業が立地。絹織物や木彫刻,野球の木製バットなどの製造も行なわれる。南部の五箇山地方には合掌造の集落が見られ,相倉と菅沼の集落 (国指定史跡) は 1995年世界遺産 (文化遺産) として登録された。市域の一部が白山国立公園,医王山県立自然公園,五箇山県立自然公園,白木水無県立自然公園に属する。北部を JR城端線が通り,国道 156号線,304号線,471号線が南北に通じる。
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