南海ウイングバス金岡

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南海ウイングバス金岡(なんかいウイングバスかなおか)は、大阪府堺市中区バス会社。

概要

南海バスの100%出資子会社で、主に堺市の北区、東区及び美原区を路線バス営業エリアに持つ。また、南海バスの東山営業所を担当する乗務員はほぼすべてここの社員である。2013年9月1日に本拠であった金岡車庫が閉鎖となったため東山営業所へ路線を移した[1]。2014年4月1日より南海バス堺、東山両営業所と南海ウィングバス金岡担当路線で[2]交通系ICカード導入を開始、同時に導入する阪堺電気軌道との間でICカード利用による乗継ぎ割引を実施するほか、交通系ICカード全国相互利用サービスにも対応している[3][4]。また2016年10月1日より、当社と南海バス、南海ウイングバス南部3社で、専用IC乗車カード「なっち」を導入した。

運行路線

自社の運行路線は、中もず・平尾線(53・特53・61・特61系統、中もず駅前初芝駅前〜平尾)の1路線で、それ以外は南海バスから管理を受託された路線である。かつては富田林駅前 (西口)まで運転する長距離路線(68系統)も存在したが、00年代初頭に全便が平尾循環系統に統合された。

中もず・平尾線

運行区間

  • 53・特53系統:中もず駅前 - 金田新田 - 初芝駅前 - 北余部 - 農芸高校前 - 船戸下 - 平尾
  • 61・特61系統:初芝駅前 - 北余部 - 農芸高校前 - 船戸下 - 平尾
概要

中もず駅前・初芝駅前から美原区平尾を結ぶ路線。ほぼ全区間大阪府道35号堺富田林線を走行する。61・特61系統は区間便で初芝駅前発着となる。船戸下〜平尾はループ運行となっており、船戸下→菅生口→平尾→美原高校前→船戸下の順に停車する。特53・特61系統は平尾止まりとなっており、美原高校前には停車しない(バスの行先表示も53・61系統が「平尾」と表示しているのに対し、特53・特61系統は「平尾止」となっている)。

農芸高校前以東は近鉄バスと路線が重複する区間であり、農芸高校停留所近くの近鉄バス余部停留所(折返場)からは美原区役所東口経由の河内松原駅前行に、終点の平尾停留所では近鉄バスの恵我之荘・河内松原駅前行とさつき野・北野田・富田林方面に、美原高校前停留所では同じ場所にある近鉄バス平尾西停留所から国道309号経由の河内松原駅前方面へ、それぞれ乗換が可能(ただし、両社のダイヤは接続を特に考慮していない)。

ダイヤ

平日の昼間は53・61系統ともに30分間隔での運行で、初芝駅前〜平尾は15分間隔での運行となる。ラッシュ時は各系統合わせて初芝駅前以東で最大1時間につき6本運行される。特53・特61系統は夕方ラッシュ以降の時間帯で運行される。土休日は6〜11時台、17〜22時台は1時間に53系統1本、61系統2本での運行、昼間は61系統のみの20分間隔での運行となる。特53・特61系統は終車付近で各1本ずつが運行される。

車両

設立当初は南海バスからそのまま路線ごと移管されたバス車両や、南海バスの他の営業所の中古車を使用していたが、近年新車も導入されている。2015年10月現在、路線車は三菱ふそう・エアロミディ日野・レインボー日野・ブルーリボンシティ日野・ブルーリボンIIが在籍している[5]。ワンステップ車である。

注釈

  1. 金岡車庫の廃止について (PDF, 南海バス 2013年8月21日)
  2. 東山営業所管内 路線図 運賃表 61・特61系統初芝駅前-平尾線 53・特53系統中もず駅前-平尾(南海ウイングバス金岡)東山営業所内の、でも利用可能
  3. 平成26年春より堺営業所及び東山営業所管内にてICカードシステムを導入いたします (PDF, 南海バス2013年11月22日)
  4. 平成26年4月1日よりICカードがご利用頂けます(堺・東山) 南海バス 2014年3月10日
  5. 過去に、日野・レインボーの、三菱ふそう・エアロスター(西工製車体)、ツーステップ前後扉車両が2010年頃(エアロスターは2012年頃)まで在籍していたが、大阪府流入規制車条例によって、それぞれに引退している。

外部リンク