南半球
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南半球(みなみはんきゅう)とは、地球を含む惑星上などで赤道より南の部分を指す。以下、特に断らないかぎり地球の南半球について述べる。
南半球には、南アメリカ大陸の約6/7、アフリカ大陸の半分未満、オーストラリア大陸、南極大陸がある。六大州としては、南アメリカ、オセアニア、アフリカがある。地球上の陸地面積のうち、32.4%(4861万平方km)を南半球が占める。
特徴
南半球は北半球と比べ海洋の占める面積比率が大きく、南半球の81.6%を海洋が占める[1]。特に南緯50度から60度にかけては99%が海洋である[1]。この区域には陸地が少なく、遮るもののない洋上に絶えず強風が吹き荒れるため、古くから航海の難所として恐れられている。そのため、この海域を指して吠える40度・狂う50度・絶叫する60度と呼ぶことがある。
北半球との違い
- 夏と冬が逆転する。(例えば北半球が夏のとき、南半球は冬である。)
- 太陽が東から出て「北」を経由して西に沈む。
- 雲や水の渦巻きが逆回転になる(ただし、熱帯低気圧レベルの地球規模での現象で、浴槽や洗面台の水流の渦は無関係である。詳細はコリオリの力#現象を参照)。
- 気候区分における亜寒帯がない。北半球で亜寒帯に相当する緯度に陸地が存在しないからである。そのため温帯から海を越えてすぐに寒帯となる。