南さつま市
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南さつま市 (みなみさつまし)は、鹿児島県薩摩半島西岸に位置する市。太平洋戦争末期には、最後の特攻隊の出撃地、万世飛行場が吹上浜にあった。
現在では、砂丘を利用した砂の祭典や、自転車によるさまざまな大会が開かれるなど、砂丘と自転車を活かした特色あるまちづくりでも知られている。
Contents
地理
薩摩半島の南西端に位置し、東シナ海に面する。市の北西部には、日本三大砂丘の1つに数えられる吹上浜が広がり、また、南西部(旧笠沙町〜旧坊津町)にかけて美しいリアス式海岸が見られる。坊津の双剣石は国の名勝に指定されている。本土から西の東シナ海沖合には宇治群島や草垣群島がある。
隣接する自治体
地名
新設合併以前の大字の前に旧市町名を冠する。
- 加世田(旧加世田市)
- 内山田
- 川畑
- 地頭所
- 武田
- 津貫
- 村原
- 小湊(旧万世町)
- 唐仁原(旧万世町)
- 益山(旧万世町)
- 宮原(旧万世町)
- 高橋(1954年、田布施村高橋の一部を編入)
- 白亀(1954年、唐仁原より独立)
- 本町(1954年、武田・地頭所より独立)
- 地頭所町(地頭所より独立。年不詳)
- 東本町(地頭所より独立。年不詳)
- 麓町(地頭所より独立。年不詳)
- 村原1丁目〜5丁目(村原より独立。年不詳)
- ハーモニー(2002年、武田より新設[1])
- 笠沙町
- 赤生木
- 片浦
- 大浦町
大浦町については「大字なし」となっていたが、合併時に自治体である大浦町の区域を以て南さつま市の大字「大浦町」が設置されている[2]。
- 坊津町
- 秋目
- 久志
- 泊
- 坊
- 金峰町
- 池辺(旧田布施村)
- 大坂(旧田布施村)
- 大野(旧田布施村)
- 尾下(旧田布施村)
- 高橋(旧田布施村)
- 浦之名(旧阿多村)
- 白川(旧阿多村)
- 中津野(旧阿多村)
- 新山(旧阿多村)
- 花瀬(旧阿多村)
- 宮崎(旧阿多村)
歴史
近現代
- 1889年4月1日 町村制施行により、現在の市域に相当する以下の町村が発足。
- 1896年4月1日 郡制施行により阿多郡を日置郡に統合。
- 1923年1月1日 【改称】西加世田村→笠砂村
- 1924年1月1日 【町制施行】加世田村→加世田町
- 1925年1月1日 【改称・町制施行】東加世田村→万世町
- 1940年11月10日 【改称・町制施行】笠砂村→笠沙町
- 1951年4月1日 【分立】笠沙町→大浦町
- 1953年10月15日 【改称】西南方村→坊津村
- 1954年7月15日 【新設合併・市制施行】加世田町・万世町→加世田市
- 1955年11月1日 【町制施行】坊津村→坊津町
- 1956年9月30日 【新設合併・町制施行】阿多村・田布施村→金峰町
- 2005年11月7日 【新設合併】加世田市・笠沙町・大浦町・坊津町・金峰町→南さつま市
行政
市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初代 | 川野信男 | 2005年11月27日 | 2009年11月26日 |
2-4代 | 本坊輝雄 | 2009年11月27日 | 現職 |
市の行政機関
- 南さつま市役所 :〒897-8501 南さつま市加世田川畑2648番地
- 笠沙支所 :〒897-1301 南さつま市笠沙町片浦808番地
- 野間池出張所 :〒897-1301 南さつま市笠沙町片浦15380番地
- 大浦支所 :〒897-1201 南さつま市大浦町2071番地
- 坊津支所 :〒898-0101 南さつま市坊津町坊9422番地2
- 久志出張所 :〒898-0211 南さつま市坊津町久志2422番地1
- 金峰支所 :〒899-3492 南さつま市金峰町尾下1650番地
県の行政機関
国の行政機関
経済
産業
特産品
南さつま市に本社を置く主要企業
姉妹都市・提携都市
日本国内
- 姉妹都市
- 提携都市
地域
人口
南さつま市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育
高等学校
- 鹿児島県立加世田高等学校
- 鹿児島県立加世田常潤高等学校(旧加世田農業高等学校)
- 鹿児島県立笠沙高等学校(閉校)
- 私立鳳凰高等学校(旧加世田女子高等学校)
義務教育学校
- 南さつま市立坊津学園(2017年3月まで坊津学園中学校・小学校)
中学校
小学校
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交通
空港
鉄道
現在の最寄り駅はJR指宿枕崎線の谷山駅・枕崎駅、または鹿児島本線の伊集院駅。
道路
バス
名所・旧跡・観光スポット・祭事
- 吹上浜海浜公園
- 万世特攻平和祈念館
- 坊津歴史資料センター輝津館
- 県史跡「一乗院跡」
- 国の名勝「坊津」双剣石
- 港町坊津の古い町並み
- リアス式海岸に沈む夕日(坊津~笠沙)
- 坊津八景
- 観光グラスボート(遣唐使船)
- 南薩鉄道記念館
- 県立自然公園
- 大山祇神社
- 加世田城跡
- 鑑真記念館
- 南薩摩の十五夜行事(重要無形民俗文化財)
- ほぜどん
- 唐カラ船まつり(5月5日)
- 野間神社例祭(2月20日)
- MUSEUM RESORT、笠沙恵比寿(博物館。宿泊・宴会可能)
- 野間半島の遊覧、岬めぐり・サンセットクルーズ
- シーカヤックツーリング
- 金峰夏祭(8月15日)
- 高橋十八度踊(よっかぶい)(8月22日)
- 金峰山神社大祭(10月19日)
- 竹田神社夏祭り(7月23日)
- 栫ノ原遺跡(国の史跡、縄文時代草創期の日本最古の定住集落跡)
- 奥山古墳(市指定史跡、日本列島西南端の古墳)
- 大浦ふれあいパーク
出身著名人
- 小原國芳(学校法人玉川学園創始者):坊津町出身
- 西春彦(大正〜昭和期の外交官)
- 小泉純也(自由民主党元代議士、元防衛庁長官。小泉又次郎元逓相の婿養子、小泉純一郎元首相の父):川辺郡東加世田村出身
- 尾辻秀久(自由民主党参議院議員、元厚生労働大臣、元参議院副議長)
- 宮路和明(自由民主党衆議院議員)
- 羽牟裕一郎(麻酔科医師、日本バレーボール協会会長):加世田市出身
- 青野毅(元プロ野球選手。千葉ロッテマリーンズ所属):旧坊津町出身
- 大谷龍次(プロ野球選手。千葉ロッテマリーンズ所属)
- 大迫勇也(プロサッカー選手。1.FCケルン所属)
- 那須大亮(プロサッカー選手。ヴィッセル神戸所属):旧坊津町出身
- 長山一也(プロサッカー選手。カターレ富山所属)
- 若松育美(陸上競技選手)
- 小濱なつき(ファッションモデル)
脚注
参考文献
- 小学館スクウェア制作 『市制施行50周年記念誌 わがまち加世田』 加世田市、2004年
関連項目
外部リンク
典拠レコード: