千葉みなと駅
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千葉みなと駅(ちばみなとえき)は、千葉県千葉市中央区中央港一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・千葉都市モノレールの駅である。
JR東日本の京葉線と、千葉都市モノレールの1号線が乗り入れ、接続駅となっている。千葉都市モノレールの駅は1号線の起点かつ同線の単独駅であるが、千葉駅から分岐する2号線の大半の列車も当駅まで乗り入れてくる。JRの駅には、JE 16の駅番号が付与されている。
Contents
歴史
- 1986年(昭和61年)3月3日:日本国有鉄道(国鉄)京葉線の千葉港駅(ちばみなとえき)として開業。「ちばこう」という誤読を防ぐため、駅名標や方向幕などでは当初から「千葉みなと」と表記されることが多かった[注 1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)12月1日:京葉線が当駅から蘇我駅まで延伸開業。
- 1992年(平成4年)3月14日:正式名も千葉みなと駅に改称[注 1]。
- 1995年(平成7年)8月1日:千葉都市モノレール1号線が開業する。
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本駅でICカード「Suica」供用開始[注 2]。
- 2002年(平成14年)12月1日:ダイヤ改正により京葉線の快速電車が停車。
- 2007年(平成19年)3月10日:JR東日本駅で発車メロディ導入。
- 2009年(平成21年)3月14日:千葉都市モノレール駅でICカード「PASMO」が導入され当駅でも供用を開始[注 3]。
- 2014年(平成25年)3月31日:みどりの窓口が営業終了。
- 2015年(平成27年)10月20日:JR東日本の駅が業務委託化される。
- 2017年(平成29年)2月1日:JR東日本の駅に駅遠隔操作システムが導入され、早朝は改札係員不在となる。
駅構造
JR東日本
島式ホーム1面2線(1・2番線)と単式ホーム1線(3番線)を有する高架駅。駅舎は高架下にある。
稲毛海岸駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)で、指定席券売機、自動改札機、自動精算機設置駅。2017年2月1日の駅遠隔操作システム導入により、始発から午前6時30分までは改札係員不在となり、一部の自動券売機のみ稼働する(稲毛海岸駅がインターホンによる遠隔対応を行う)[1]。
万葉軒が営業する飲食店「万葉茶屋 千葉みなと」などがある。
京葉線開業時は、西船橋駅 - 当駅間の折り返し運転であった。その後、新木場駅 - 蘇我駅間に延長(西船橋への直通は終了)、さらには東京駅まで延長され現在に至る。
東京駅から続いてきた京葉線の電車特定区間は当駅までであり、蘇我駅は区間外となっている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 京葉線 | 下り | 蘇我方面 | 2番線は一部列車 |
2・3 | 上り | 南船橋・東京方面 |
- 2番線は通過待ちで用いられる。また、ダイヤが大幅に乱れた場合は外房線および内房線の千葉行の上り列車が当駅2番線を用いて折り返すことがある。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東京・西船橋方面着発 | 蘇我方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 出発可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 10両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | |
3 | 3 | 10両分 | 出発可 | 到着可 | 上り主本線 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。
* 参考資料:「武蔵野線・京葉線 建設の経緯と線路配線」『鉄道ピクトリアル』第52巻8号(通巻第720号)2002年8月号
千葉都市モノレール
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。JRとは別に独自の駅舎を有する。平日朝の一部列車を除き、1番線から動物公園・千城台行が、2番線から県庁前行が発車する。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 2号線 | 千葉・千城台方面 | 平日朝の一部は2番線から発車 |
2 | 1号線 | 千葉・県庁前方面 |
利用状況
- JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は17,052人である。
- 千葉都市モノレール - 2016年度の1日平均乗車人員は7,774人である。同社の駅では18駅中2位。
開業以後の1日平均乗車人員推移は下表の通り。
年度 | JR東日本 | 千葉都市 モノレール |
出典 |
---|---|---|---|
1985年(昭和60年) | [備考 1]2,337 | 未 開 業 |
[* 1] |
1986年(昭和61年) | 1,955 | [* 2] | |
1987年(昭和62年) | 2,285 | [* 3] | |
1988年(昭和63年) | 3,266 | [* 4] | |
1989年(平成元年) | 4,898 | [* 5] | |
1990年(平成 | 2年)6,009 | [* 6] | |
1991年(平成 | 3年)6,625 | [* 7] | |
1992年(平成 | 4年)6,968 | [* 8] | |
1993年(平成 | 5年)7,307 | [* 9] | |
1994年(平成 | 6年)7,563 | [* 10] | |
1995年(平成 | 7年)8,597 | [備考 2]2,919 | [* 11] |
1996年(平成 | 8年)9,439 | 3,825 | [* 12] |
1997年(平成 | 9年)9,505 | 4,160 | [* 13] |
1998年(平成10年) | 9,444 | 4,174 | [* 14] |
1999年(平成11年) | 9,432 | 4,421 | [* 15] |
2000年(平成12年) | [JR 1]9,813 | 4,493 | [* 16] |
2001年(平成13年) | [JR 2]10,157 | 4,540 | [* 17] |
2002年(平成14年) | [JR 3]10,592 | 4,684 | [* 18] |
2003年(平成15年) | [JR 4]11,649 | 5,139 | [* 19] |
2004年(平成16年) | [JR 5]12,147 | 5,448 | [* 20] |
2005年(平成17年) | [JR 6]13,118 | 5,702 | [* 21] |
2006年(平成18年) | [JR 7]14,013 | 6,166 | [* 22] |
2007年(平成19年) | [JR 8]14,768 | 6,573 | [* 23] |
2008年(平成20年) | [JR 9]15,134 | 6,704 | [* 24] |
2009年(平成21年) | [JR 10]14,934 | 6,658 | [* 25] |
2010年(平成22年) | [JR 11]14,888 | 6,648 | [* 26] |
2011年(平成23年) | [JR 12]14,559 | 6,342 | [* 27] |
2012年(平成24年) | [JR 13]14,956 | 6,740 | [* 28] |
2013年(平成25年) | [JR 14]15,561 | 7,157 | [* 29] |
2014年(平成26年) | [JR 15]15,699 | 7,237 | [* 30] |
2015年(平成27年) | [JR 16]16,400 | 7,504 | [* 31] |
2016年(平成28年) | [JR 17]16,733 | 7,774 | [* 32] |
2017年(平成29年) | [JR 18]17,052 |
- 備考
駅周辺
- 千葉市役所
- 千葉市議会
- 千葉市中央コミュニティセンター
- 中央区役所市役所前市民センター
- 千葉CCプラザ内郵便局
- 千葉銀行 本店
- 京葉銀行 千葉みなと本部
- 千葉興業銀行 本店 - 徒歩15分
- 千葉中央警察署
- 千葉市消防局 中央消防署臨港出張所
- 千葉中央郵便局
- かんぽ生命保険 千葉支店
- 千葉新宿郵便局
- 千葉第一地方合同庁舎
- 千葉港湾合同庁舎
- 関東地方整備局 千葉港湾事務所
- 千葉県千葉地域整備センター 千葉港湾事務所
- 千葉市総合保健医療センター
- NHK千葉放送局
- 千葉県立美術館
- 千葉ポートパーク
- 千葉ポートタワー
- 一般社団法人千葉県建設業協会
- みなと公園
- 千葉港
- 東横イン 千葉みなと駅前
- オークラ千葉ホテル
- ホテルポートプラザちば
- ホテルニューツカモト
- 千葉ポートスクエア
- 千葉ポートアリーナ
- 千葉ポートサイドタワー
- カンデオホテルズ千葉
- ライオンズマンション千葉グランドタワー
- 千葉マリンコート
- NTTドコモ千葉ビル
- 損保ジャパン日本興亜千葉ビル
- NTT千葉ビル
バス路線
東口発着
乗り場 | 経由地 | 行先 | 運行会社 | 系統 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番 | 新宿小学校・千葉駅・中央三丁目・矢作 | 蘇我駅東口 | 千葉中央バス・小湊鐵道 | 千62 | 土休日のみ1本運行 |
新宿小学校 | 千葉駅 | 千63 | |||
千葉駅・旭町・大宮団地・あすみが丘 | 深夜急行バス 土気駅南口 | 千葉中央バス | 平日のみ運行 | ||
2番 | ポートアリーナ・千葉中央駅 | 千葉駅 | 千葉海浜交通・小湊鐵道 | 千41 千42 |
|
3番 | 木更津羽鳥野バスストップ | 館山駅・千倉駅・安房白浜駅 | ちばシティバス・日東交通・館山日東バス | 南総里見号(高速バス) | |
4番 | 千葉中央警察署 | 千葉ポートタワー | 千葉中央バス・小湊鐵道 | 千62 千63 |
|
5番
(京葉線通り沿いの路上) |
千葉興銀本店・幸町第四 | 幸町団地 | 小湊鐵道 | 千41 | |
千葉興銀本店・幸町第四・幸町団地 | 稲毛海岸駅 | 千葉海浜交通・小湊鐵道 | 千42 | ||
幸町団地・稲毛海岸駅・高浜北団地 | 高浜車庫 | 千葉海浜交通 | |||
幸町団地・稲毛海岸駅・真砂第三公団・検見川浜駅 | 海浜病院 | 千葉海浜交通 | |||
6番 (ポートプラザちば前の路上) |
千葉興銀本店・幸町団地・京成稲毛駅入口 | 稲毛駅 | ちばシティバス | 稲61 | |
千葉興銀本店・幸町第四 | 幸町団地 | 稲63 | |||
新港運動公園・自動車団地 | 中央卸売市場 | 小湊鐵道 | 千71 | ||
7番 (千葉みなとガーデンパーク前の路上) |
ハローワーク千葉 | 千葉駅西口 | ちばシティバス・小湊鐵道 | 稲61 稲63 千35 千36 千38 千71 |
|
11番 | 千葉駅西口~神明町~千葉みなと駅 | 千葉みなとループバス | 小湊鐵道 | 千81まちなかコース |
|
千葉みなと駅~神明町~千葉駅西口 | 千葉みなとループバス | 小湊鐵道 | 千81まちなかコース |
西口発着
乗り場 | 経由地 | 行先 | 運行会社 | 系統 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番 | 山崎パン | ちば県民保健予防財団 | ちばシティバス | 千35 | |
山崎パン・ちば県民保健予防財団・新港車庫前・千葉みなと駅 | 新港循環線 | 千36 | |||
山崎パン・ちば県民保健予防財団 | 新港車庫前 | 千38 | |||
2番 | 千葉駅→千葉市役所→千葉みなと→千葉みなとリハビリ病院→ポートタワー | 千葉みなとループバス タワーコース | 小湊鐵道 | 千82 | (10時台 - 15時台の時間帯発着) |
ポートタワー→千葉みなとリハビリ病院→千葉みなと→千葉市役所→千葉駅 | 千葉みなとループバス タワーコース |
その他
- 京葉線開業前の仮称は「新町」であった[注 4]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 京葉線
- ■通勤快速
- 通過
- ■快速・■各駅停車
- 稲毛海岸駅 (JE 15) - (新港信号場〔旧:千葉貨物ターミナル駅〕) - 千葉みなと駅 (JE 16) - 蘇我駅
- ■通勤快速
- 千葉都市モノレール
- 1号線(2号線直通含む)
- 千葉みなと駅 - 市役所前駅
脚注
注釈
- ↑ 1.0 1.1 なお、ICカードの履歴印字は現在も「千葉港」である。似たような事例として京成本線の京成臼井駅(けいせいうすいえき)があり、そちらに関しては北総線白井駅(しろいえき)との誤読を防ぐために「うすい」と表記されることが多い。なお同駅は、現在も「京成臼井駅」が正式名である。
- ↑ Suica・PASMOなどのICカードを当駅(JR線)で利用し、利用履歴の出力を行った場合、当駅の表示・印字は文字数の関係上、「千葉みなと」ではなく、かつての駅名である「千葉港」と表示・印字される。
- ↑ 千葉都市モノレール線にてICカードを利用した場合は「千モ 港」と表示・印字される。
- ↑ 潮風と走る 東京湾岸通勤新線 国鉄京葉線 日本鉄道建設公団
出典
- ↑ “JR千葉支社-3月ダイ改の労働条件を提案 内房線ー君津系統分離による列車削減=地域切り捨てを絶対許すな!”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2018年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2018閲覧.
統計資料
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ↑ 千葉県統計年鑑(昭和61年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(昭和62年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(昭和63年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成元年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成2年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ↑ 千葉県統計年鑑(平成29年)