千呂露川
提供: miniwiki
千呂露川(ちろろがわ)は、北海道日高振興局管内を流れ本流の沙流川と合流した後に太平洋に注ぐ一級河川[1]である。沙流川水系の支流である。上流域は日高山脈襟裳国定公園に指定されている。
地理
北海道日高振興局沙流郡日高町ある日高山脈のチロロ岳で源を発し、二岐沢と合流した後に国道274号(千栄地区)付近で水系本流の沙流川と合流する。
北電取水ダムから二岐沢伝いに北戸蔦別岳を経て幌尻岳への登山道が開削されている。
地名由来
アイヌ語で「チロロ」(鳥の所)、あるいは「キロロ」(爽快な)が転訛した説があるが不詳[2]。
利水
支流の二岐沢に北電取水ダムが築造され、日高電源一貫開発計画[3]の一環としてパンケヌーシ川から額平川経由で新冠川水系奥新冠発電所へ至る導水路が掘削されている。
流域の自治体
主な支流
括弧内は流域の自治体
- 二岐沢(日高町)
- シネップナイ沢(日高町)
- トメチニ沢(日高町)
- 春別沢川(日高町)
- ペンケユクトラシナイ川(日高町)
- パンケユクトラシナイ川(日高町)
- カシコトンナイ川(日高町)
- 雲知来内沢川(日高町)
- 幌内沢川(日高町)
主な橋梁
- 文月橋- チロロ林道
- 水無月橋- チロロ林道
- 皐月橋 - チロロ林道
- 弥生橋 - チロロ林道
- 如月橋 - チロロ林道
- 春別橋
- 千本橋
脚注
- ↑ 北海道河川一覧図(北海道建設部河川課)
- ↑ 日本山岳会『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版、2005年
- ↑ 日高電源一貫開発 新エネルギー財団