北谷町
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概要
町名である北谷(ちゃたん)の読みは「きたたに」が「ちたたに→ちたたん→ちゃたん」(沖縄方言では「ki, ky」の音が「ch」に変化する)と変化したものである。県外出身者など町名を読み慣れない者からは「ちゃたん」と頭高型に発音されることがあるが、地元住民の間では平板に「ちゃたん」と発音されている。
西海岸に位置する美浜地区には、若者や駐留米軍関係者に人気のスポットであり、県内唯一の観覧車があるアメリカンビレッジがあり、地域でも比較的大規模なイオン琉球(旧・琉球ジャスコ)イオン北谷店(イオン北谷ショッピングセンター)といった娯楽・店舗施設を擁しており、多くの地元県民や観光客が訪れている。
北谷町内にはキャンプ・フォスター、キャンプ桑江(キャンプ・レスター) 嘉手納飛行場、陸軍貯油施設の4つの米軍関係施設があり、町の総面積の52.3%を占めているため、残りの6.64km2に約2万8000人の町民が暮らしている。
また、北谷町の基地内外に在住する軍人・軍属とその家族は約1万人にのぼり、人口の統計には含まれないが実に町民人口の約30%に相当する。これは全国の市区町村で外国人住居者比率が最も高い生野区を大きく上回る数値である。
北谷公園野球場があり、プロ野球の中日ドラゴンズが春季キャンプを行っていることでも知られる。秋季キャンプは、ナゴヤ球場などで行っている。愛知県知多郡にある阿久比球場でも2008年、2012〜14年の計4年間、投手陣だけの秋季キャンプを行ったが(野手陣はナゴヤ球場にて)、2015年より、岐阜・長良川球場に場所を移して行っている。
地理
沖縄本島中部西海岸に位置する。
町字一覧
- 伊平(いへい)
- 宇地原(うじばる)
- 大村(おおむら)
- 上勢頭(かみせど)
- 北前(きたまえ)
- 桑江(くわえ)
- 下勢頭(しもせど)
- 砂辺(すなべ)
- 玉上(たまがみ)
- 北谷(ちゃたん) - 1〜2丁目
- 北谷(ちゃたん)
- 桃原(とうばる)
- 浜川(はまがわ)
- 港(みなと)
- 美浜(みはま) - 1〜3丁目
- 美浜(みはま)
- 宮城(みやぎ)
- 吉原(よしはら)
このうち北前、北谷1・2丁目界隈をハンビーともいう。元々在日米軍海兵隊のハンビー飛行場があったためそう呼ばれる。 このほか、町内は以下の行政区に分かれる。
- 上勢
- 桃原
- 栄口
- 桑江
- 謝苅
- 北玉
- 宇地原
- 北前
- 宮城
- 砂辺
- 美浜
隣接する自治体
人口
北谷町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
北谷間切は安仁屋・北谷・桑江・平安山・砂辺・野国・屋良・嘉手納・山内の9つの村から成り立っていた。
- 1671年 安仁屋が宜野湾間切に編入。
玉代勢・伝道・伊礼・浜川・野里を新設。
- 1908年4月1日 島嶼町村制施行に伴い、北谷間切が北谷村となる。役場は砂辺に置かれる。
- 1945年4月 沖縄戦で米軍の上陸地点となり即時に村全域が占領された。
- 1946年10月 桃原地区の一部への住民移動が許可される。
- 1947年1月 謝苅地区への住民移動が許可されたが、県内有数の穀倉地帯であった地勢のいい平坦地は許可地域とならなかった。そのため人々は地勢の険悪な土地を切り開いて住み着き、現在の謝苅の密集地区が形成される。
- 1948年12月4日 嘉手納など村北部が嘉手納村として分村(1976年に嘉手納町となる)
- 1980年4月1日 町制施行。
- 1981年12月 キャンプ・フォスターのハンビー飛行場がすべて返還される。
- 1988年10月11日 北谷町運動公園が開設される。
- 1997年頃からアメリカンビレッジの造成工事が着工される。
- 2004年頃までにアメリカンビレッジの造成工事がほぼ完成する。
- 2007年頃からデポアイランドの造成工事が着工される。
行政
- 町長・野国 昌春
郵便
- 北谷桑江郵便局
- 北谷宮城郵便局
- 北谷郵便局
- ハンビー郵便局
教育
高等学校
中学校
- 北谷町立北谷中学校
- 北谷町立桑江中学校
小学校
- 北谷町立北谷小学校(敷地は市町境に面する沖縄市にある)
- 北谷町立北玉小学校
- 北谷町立浜川小学校
- 北谷町立北谷第二小学校
専修学校
放送
- FMちゃたん(79.2MHz)北谷町・嘉手納町・宜野湾市(放送エリア)
交通
路線バス
以下の路線が町内を通っている。下表の運行会社の「琉」は琉球バス交通の路線、「沖」は沖縄バスの路線。どちらも記載されている路線は両社の共同運行路線を示す。
番号 | 路線名 | 運行会社 | 起点 | 終点 | 市町村 | 北谷町内の主な経由地 |
---|---|---|---|---|---|---|
20 | 名護西線 | 琉球 沖縄 |
那覇BT | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 - 恩納村 - 名護市 | 国道58号(北谷、桑江、伊平、砂辺) |
120 | 名護西空港線 | 那覇空港 | ||||
28 | 読谷(楚辺)線 | 那覇BT | 読谷BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 | ||
29 | 読谷(喜名)線 | |||||
228 | 読谷おもろまち線 | おもろまち駅 | ||||
43 | 北谷線 | 沖縄 | 那覇BT | 北谷町役場 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 | 北谷、桑江 |
62 | 中部線 | 琉球 | 読谷BT | 砂辺駐機場 | 読谷村 - 嘉手納町 - 沖縄市 - 北谷町 | 謝苅、アメリカンビレッジ、北谷宮城 |
63 | 謝苅線 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | ハンビータウン、謝苅 | |
263 | 謝苅おもろまち線 | おもろまち駅 | ||||
75 | 石川北谷線 | 東山駐車場 | 北谷町老人福祉センター | うるま市 - 沖縄市 - 北谷町 | 北谷高校 | |
96 | 北谷〜イオンモール線 | 沖縄 | 北谷町役場 | ライカム | 北谷町 - 北中城村 | 桑江、ファイヤーステーション前 |
112 | 国体道路線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | 北谷、桑江、伊平、上勢頭 |
南コース | 琉球 | 北谷町観光情報センター(起終点) | 北谷町内(北谷町コミュニティバス「C-BUS」)※実証運行 | |||
北コース |
道路
出身人物
- 伊志嶺忠(野球選手)
- 伊禮麻乃(歌手)
- 伊礼肇(衆議院議員・北谷村長)
- 伊礼喜洋(ボクサー)
- 北村三郎(俳優)
- 喜屋武毅(物理学者)
- よなは徹(民謡歌手)
- 與那嶺啓(琉球放送アナウンサー)
- なかま亜咲(漫画家)
外部リンク
- 北谷町役場
- 北谷町観光協会 | 沖縄の観光情報
- オープンストリートマップには、北谷町に関連する地理データがあります。