北海道情報大学
北海道情報大学 | |
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大学設置/創立 | 1989年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人電子開発学園 |
本部所在地 |
北海道江別市西野幌59番2 東経141度32分13.8秒北緯43.077833度 東経141.537167度 |
キャンパス | 北海道江別市 |
学部 |
経営情報学部 医療情報学部 情報メディア学部 |
研究科 | 経営情報学研究科 |
ウェブサイト | 北海道情報大学公式サイト |
北海道情報大学(ほっかいどうじょうほうだいがく、英語: Hokkaido Information University)
北海道情報大学の設置者は学校法人電子開発学園である。経営情報学部においては大学通信教育も実施されている。
概観
大学全体
北海道情報大学は情報化社会の新しい大学と学問の創造を建学の理念として1989年に設立された大学である。1994年に日本では初めての衛星通信(PINE-NET)を活用した通信教育部を設置した。
沿革
年表
- 1989年 北海道情報大学が開学し、経営情報学部(経営学科・情報学科)を開設。
- 1994年 通信教育部を置く。
- 1996年 大学院を設け、経営情報学研究科(修士課程)を開設。
- 1998年 松尾記念館が完成。
- 1999年 中華人民共和国の南京大学との提携をスタート。
- 2001年 情報メディア学部(情報メディア学科)を開設。
- 2002年 文部科学省メディア教育開発センターの衛星通信システムスペース・コラボレーション・システムに加盟。アメリカ合衆国・カリフォルニア大学サンタクルーズ校との提携をスタート。
- 2003年 経営情報学部の経営学科を経営ネットワーク学科に、情報学科をシステム情報学科に改称する。通信教育部にWeb Based Trainingシステムによるインターネットメディア授業が稼動。
- 2004年 札幌サテライト開設。
- 2006年 経営情報学部に医療情報学科を開設。
- 2008年 経営情報学部経営ネットワーク学科を先端経営学科に改称。情報メディア学部(情報メディア学科)にメディアデザイン専攻、メディアテクノロジー専攻を設置。タイ王国・ラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校(RMUTT)との提携をスタート。
- 2009年 アメリカ合衆国・レイクワシントンテクニカルカレッジ(LWTC)との提携をスタート。
- 2011年 eDCタワー(タワー校舎)使用開始。
- 2013年 経営情報学部・医療情報学科から医療情報学部・医療情報学科を開設。医療情報学部(医療情報学科)にメディカル・マネジメント専攻、メディカル・サイエンス専攻を設置。
教育および研究
組織
学部
- 経営情報学部
- 医療情報学部
- 医療情報学科
- 診療情報管理専攻
- 診療情報管理コース
- 健康情報科学コース
- 臨床工学専攻
- 臨床工学技士コース
- 診療情報管理専攻
- 医療情報学科
- 情報メディア学部
大学院
- 経営情報学研究科(修士課程)
教育
同一系統の大学より必修科目が数多く設定されている。
採択されているプログラム
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発(ITによるIT人材育成フレームの構築-学習者適応型e-Learningシステムの開発-)(平成17年度「ニーズに基づく人材育成を目指したe-Learning Programの開発」)[1]
- 産学人材育成パートナーシップ事業
- デジタルコンテンツ産業におけるトップガン:クリエイター・プロデューサー育成の実践(ITを武器に先端分野で活躍する企業と大学との産学連携の下、世界で活躍するメディアクリエイター及びプロデューサーの育成を目指す)
- 質の高い大学教育推進プログラム
- ICTによる自律的FD推進モデルの構築(ファカルティポートフォリオシステムの開発・導入による教育の自律機能の実現)
通信教育部
北海道情報大学においては、大学通信教育を実施するために通信教育部が置かれている。
文科系や福祉・看護・医療分野の学科が多い日本の大学通信教育の中では珍しく、情報科学に関する学科を設置している[1]。
- 通信教育部
- 経営情報学部経営ネットワーク学科、経営情報学部システム情報学科が通信教育を実施。
- 一般的な通信教育と同様に「印刷授業(テキスト学習)」「面接授業(スクーリング)」「メディア授業」[2]が行われる。カリキュラムの見直し・再構成を時代に即して前向きに行っており、2005年以降スクーリングを必要としない科目のみでの単位修得・卒業が可能となっている[3]。
- 教育センター[4]が日本全国に16箇所あり、各会場では面接授業を受講したり、単位認定のための科目試験を受験する事が可能。
- 「プログラミング基礎」インターネットメディア授業のeラーニングシステムであるPETA2[5]が、第4回日本e-Learning大賞の総務大臣賞を受賞した。
- 教職課程は2017年度現在、高等学校の情報・商業・数学の3教科、中学校の数学が課程認定されている。小学校については課程認定がされていない。
- 放送大学学園と単位互換協定を結んでおり、放送大学で取得した単位を卒業に要する単位として認定することができる[6]
教職課程
「高等学校教諭一種・情報」の養成課程が、課程認定が全国的に開始された2001年度より設置されている。2009年度より同・商業、2011年度より同・数学が設置されているため、2013年現在は高校の3教科が取得可能(通学課程では中学校・数学も課程認定されている)。ただし学部・学科により不可能な教科も存在する。
また2002年度以前と比べ2003年度以降は、教員免許取得要件として課される単位数が32単位程度削減され(開設当初は教科に関する科目だけで、法定単位が20単位以上であるところ、必修科目だけで60単位を優に超える物であった)、一般的な大学の教職課程並みの水準になった。さらに2007年度からは教科に関する科目が精選され、最低22単位となった(当然、別表1で授与申請をする場合、減った分を「教科又は教職に関する科目」相当部分として、何かしらの形で充足する必要があるが、別表第四で授与申請する者の負担は大幅に減っている)。
通信教育部の場合は、かつては中学校・数学の課程は設けられていなかったため、高校の免許のみとなっていた(このため介護等の体験及び道徳教育に関する科目が設定されていない他、教科教育も4単位、教育実習も事前事後指導を含めて3単位しか設定されていない。本来中学校免許状の場合は、教科教育が8単位(法定単位上は、別表第一で申請する場合は6単位でも可能)、教育実習が事前事後指導を含め5単位が必要だが、2013年度時点では、これら4つの要件が少なくとも満たされていない)が、2017年度現在は中学校の数学も開講されている。
2004年度10月入学生までは、学部既卒者で免許状を所有していない者を対象とした「教職正科生」(学生身分としては、3年次編入の正規学生に准ずるが、大学卒業は不可能。免許状自体を所有していない他、高校以外の他校種の免許しか所有していないなど、別表第一にて免許状申請する者を対象)という学生区分が設けられていたが、現在は一般の学生と同様に「正科生A」(「正科生B」は、専門学校卒業と同時に本学通信教育部を卒業出来る課程にいる学生に対するカテゴリとなるため、「正科生A」は単独で本学通信教育部に在籍する学生に対するカテゴリである)として入学する形となる。
既卒者・高校他教科の免許を保有している者、あるいは(情報の免許取得希望者の場合)中学校・技術の免許状所持者で現場勤務年数が一定期間以上を満たしている者ならびに中学校・数学の免許状の授与をすでに受けている者が現場勤務年数が一定期間以上を満たした上で高等学校の数学の免許状の授与を希望する場合は、科目等履修生として入学する形をとる(前者は別表第四で、後者は別表第八での授与申請となる。即ちいずれも教育職員検定による)。
情報科学を専門的に扱う大学として、高度で専門的な科目が多数開講されている。C言語によるプログラミング・データベース設計・数学を使用した画像処理など理論的・技術的に踏み込んだ物が多く、高等学校の現場で対応するのに十分過ぎるともいえるレベルの学習を行う事が可能。同じ教科の養成過程を置く他の大学と比べ、教職課程としては技術志向の強いカリキュラムが設定されている。
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
北海道情報大学のYOSAKOIソーランサークルと江別まっことええ合同チームである江別まっことええ&北海道情報大学がYOSAKOIソーラン祭りにて3年連続ファイナル進出を果たしている。
学園祭
学園祭は「蒼天祭」と呼ばれ例年10月に行われる。
AIR-G'との共同開催のライブイベント「So-ten Live」も蒼天祭開催期間に行われる。
施設
キャンパス
江別キャンパス
- 使用学部:全学部
- 使用研究科:大学院全研究科
- 交通アクセス:
ほとんどの棟が接続されているため一つの建物に見えるが、
- 校舎棟1号館
- 校舎棟2号館
- 松尾記念館
- eDCタワー
- 体育館・厚生棟
- 大学本部棟
- 通信教育棟
- 部室棟A棟
- メディアクリエイティブセンター
- 医療情報センターバーチャルホスピタル
で構成されている。また大学敷地内に北海道情報技術研究所・国際交流センター・学生寮がある。
札幌サテライト
- 交通アクセス:札幌駅より徒歩10分
札幌中心部にあり、公開講座・研究会・学会の打合せ等に利用されている。通常学生が講義で使用する事は無い。
学内情報
- 学内には売店・食堂・カフェテリア・情報図書館・喫煙室・学生プラザ・ラウンジ等の施設があり、学内数箇所に設置された無線LANによって校内のほぼ全域でインターネット接続が行える(学生無料)。
- 2011年度から校舎の再編に伴って、新しくパソコン実習室が複数完成する。
- 特徴のある施設として情報図書館には道内大学では初となる自動書庫が導入されている。さらに図書館内には最新型のPCが140台以上設置されている。
- その他にも広大な土地の中に、サッカーグラウンド・テニスコート・野球場が存在するが体育館などの屋内運動施設は手狭。部室などがある厚生棟もかなり手狭で一部のサークル・クラブのみに部室がある。
- 学生のニーズに答え女子トイレにはパウダースペースが設けられている。
寮
大学敷地内に男子寮・女子寮が設置されている。また推薦寮として徒歩圏内にRTNパークハイツがある。
教育研究施設
隣接する関連企業、株式会社北海道情報技術研究所4階に学生プロジェクトによるデジタルコンテンツの制作拠点としてHIUメディアクリエイティブセンター(HIU MCC)が設置されている。女子寮内に医療情報学科の演習施設であるバーチャルホスピタルが設置されている。
対外関係
産学連携
連携機関
- 北海道大学数学連携研究センター
他大学との協定
- 南京大学
- 瀋陽師範大学
- カリフォルニア州立大学
- ラジャマンガラ工科大学
系列校
下記の各校に在籍する学生は、その在籍する学科によって北海道情報大学にも同時に在籍し、各専門学校・北海道情報大学を同時に卒業する事が可能である。当該学生を本学では「正科生B」として、一般の通信学生である「正科生A」と区別し呼称している。また通信教育部のスクーリング会場・単位認定試験の会場としても使用されている。当該専門学校の学生である「正科生B」以外のカテゴリにあたる学生の受講・受験も可能である。
また系列校以外でも、秋田情報ビジネス専門学校(秋田市に本拠を置く学校法人伊藤学園の運営で、提携関係のみ)などの提携校で、同様の課程を設置する専門学校もいくつか存する。
- 北海道情報専門学校
- 新潟情報専門学校
- 名古屋情報メディア専門学校
- 名古屋医療情報専門学校
- 大阪情報専門学校
- 広島情報専門学校
- KCS北九州情報専門学校
- KCS福岡情報専門学校
- KCS大分情報専門学校
- KCS鹿児島情報専門学校
高大連携
- 北海道野幌高等学校
- 北海道札幌東商業高等学校
- 東京都立東村山高等学校
- 北海道釧路明輝高等学校
- 東京都立久留米西高等学校
- 東京都立富士森高等学校
- 東京都立淵江高等学校
- 北海道江別高等学校
- 東京都立東村山西高等学校
大学関係者
歴代学長
- 木下重教:初代学長
- 三枝武男:2代学長
- 大野公男:3代学長
- 久野光朗:4代学長、一橋大院卒
- 井野智:5代学長
- 嘉数侑昇:6代学長、北大院卒
- 長谷川淳:7代学長
- 冨士隆:8代学長(2013年4月 - 2017年)
- 澤井秀:現学長(2017年4月 - )[7]
著名な教職員
- 現職
- 松尾泰 - 電子開発学園理事長、慶應義塾大卒
- 冨士隆 - 学長、上智大学卒
- 隼田尚彦 - 教授、工学者
- 伊藤博之 - 客員教授、クリプトン・フューチャー・メディア代表
- 守啓祐 - 教授、工学者
- 渡部重十 - 地球物理学者、惑星科学者
- 元職
脚注
- ↑ 情報科学を主に学ぶ大学通信教育としては、他には帝京大学理工学部情報科学科(通信教育課程)、サイバー大学IT総合学部IT総合学科、倉敷芸術科学大学(通信教育課程)産業科学技術学部IT科学科(2009年4月入学をもって募集停止)がある。
- ↑ 北海道情報大学における講義を各教育センターに衛星中継する「衛星メディア授業(PINE-NET)」とインターネットを利用した「インターネットメディア授業(無限大キャンパス)」が行われている。
- ↑ 卒業率は約3割。大学通信教育としては比較的高い。
- ↑ 北海道情報大学との連携関係を持つ専修学校などを指す。これらの専修学校には北海道情報大学通信教育部に同時に在籍可能な学科(4年制)が置かれている。
- ↑ (Programming Enhancer with Training Assistant ver.2)Webブラウザ上でC言語演習を可能にしたeラーニング。
- ↑ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
- ↑ 学長メッセージ - 北海道情報大学
外部リンク