北新地駅
北新地駅(きたしんちえき)は、大阪府大阪市北区梅田1丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)JR東西線の駅である。駅番号はJR-H44。駅シンボルは、江戸時代に米市場が置かれていた堂島に近接していることにちなみ、「稲穂」である。
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概要
曽根崎通(国道2号)の地下に位置し、梅田1丁目のオフィス街「ダイヤモンド地区」が北側に、大阪キタを代表する歓楽街「北新地」が南側に広がる。大阪駅と地下道で連絡しており、条件を満たした乗車券であれば同一駅として扱われ、乗り換えができる。また、JR西日本で最も低い位置にある駅(海面下23.95m)である。
当駅からの接続路線
地下道などを通じて下記の路線に乗り換えが可能である。
当駅発着の乗車券の扱い
JR在来線各線の乗り換え駅である大阪駅とは別の駅であり、大阪市内(新加美駅を除く)発着の乗車券では、本来は大阪市内各駅(新加美駅を除く)で途中下車すると普通乗車券は前途無効になるが、当駅では大阪駅との乗り継ぎのための途中入出場ができる。運賃は北新地駅から尼崎駅経由で塚口駅または立花駅以遠までの乗車券の場合、大阪駅発着の場合の営業キロで計算される。
大阪環状線の京橋駅 - 大阪駅間、またはJR神戸線の大阪駅 - 尼崎駅間を含む定期券・回数券・昼間特割きっぷでは、大阪駅と同一駅扱いとして北新地駅でも乗り降りできる。例えば、大阪駅 - 尼崎駅間を含んだ定期券は当駅から乗車できるが、途中の新福島駅で下車した場合、北新地駅 - 新福島駅間の運賃が別途必要になる。また、大阪駅 - 尼崎駅間を含んだ定期券で尼崎方面から新福島駅まで乗車した場合、北新地駅 - 新福島間の運賃が別途必要になる。
歴史
- 1996年(平成8年)5月16日 - 駅名を「北新地駅」に決定。仮駅名は「桜橋駅」であった。
- 1997年(平成9年)
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2008年(平成20年)3月15日 - おおさか東線の放出駅 - 久宝寺駅間の部分開業によるダイヤ改正に伴い、新設された直通快速の停車駅となる。
- 2011年(平成23年)
- 3月8日 - JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 3月27日 - 可動式ホーム柵の使用を開始。
- 2013年(平成25年)8月7日 - 自動改札機をJR西日本テクシア製、AG50型に交換。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始する。
駅名の由来
計画時の仮称は桜橋駅であった[1]。桜橋は曽根崎川(埋立)に架かっていた橋で、撤去後は現在の四つ橋筋を走っていた大阪市電南北線(1966年廃止)の停留所名に継承され、現在も交差点名や大阪駅の四つ橋筋側の出口名(桜橋口)に使用されている。
しかし、桜橋交差点から梅田新道交差点(御堂筋)の手前にかけて、ちょうど北新地の北縁に沿うようにホームが位置しており、また、地元北新地の商店主などからの要望もあって北新地駅に決定した。
駅構造
島式ホーム1面2線(8両編成対応)を持つ地下駅になっている。改札口は2か所。出入口は地下街や大阪駅前ビル地階、大阪市営地下鉄の西梅田駅などと通じる地下道に面している。出入口を含めて地上構築物が一切ないのが特徴である。
2011年3月27日にJR西日本の在来線の駅で初めて可動式ホーム柵が設置された。これは4扉車専用で7両分しか設置していないため、設置後は8両編成または3扉車を使用した列車の客扱い停車は不可能となったため、2011年3月12日のダイヤ改正でおおさか東線経由の直通快速は223系6000番台4両+4両の8両編成3扉車から321系または207系の運用に変更された。端部の1両分(京橋寄りの8号車部分)は柵が設けられ、立ち入りができないようになっている。開閉方法は、電車到着時にホーム柵の扉を開けてから車両の扉を開けるが、電車発車時は他の方法とは異なり、ホーム柵の扉を閉めてから車両の扉を閉める、という方式になっている。
当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅としてJR東西線内のすべての中間駅を管理している。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | H JR東西線 | 下り | 尼崎・宝塚・三ノ宮方面 |
2 | 上り | 京橋・四条畷・松井山手方面 |
ダイヤ
日中時間帯は1時間に8本(区間快速・普通電車が4本ずつ)停車する。朝夕は本数が多くなる。
利用状況
2016年(平成28年)度の1日の平均乗車人員は49,702人である[JR 1]。
「大阪府統計年鑑」によると、駅開業後の1日平均乗車人員推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1997年(平成 | 9年)33,510 | [* 1] |
1998年(平成10年) | 39,292 | [* 2] |
1999年(平成11年) | 41,777 | [* 3] |
2000年(平成12年) | 43,231 | [* 4] |
2001年(平成13年) | 44,351 | [* 5] |
2002年(平成14年) | 44,884 | [* 6] |
2003年(平成15年) | 46,124 | [* 7] |
2004年(平成16年) | 47,072 | [* 8] |
2005年(平成17年) | 47,750 | [* 9] |
2006年(平成18年) | 48,972 | [* 10] |
2007年(平成19年) | 49,407 | [* 11] |
2008年(平成20年) | 50,482 | [* 12] |
2009年(平成21年) | 49,210 | [* 13] |
2010年(平成22年) | 47,842 | [* 14] |
2011年(平成23年) | 47,713 | [* 15] |
2012年(平成24年) | 48,016 | [* 16] |
2013年(平成25年) | 49,047 | [* 17] |
2014年(平成26年) | 48,049 | [* 18] |
2015年(平成27年) | 49,248 | [* 19] |
2016年(平成28年) | [JR 1]49,702 |
駅周辺
- 大阪駅前第1・第2・ 第3ビル
- ドージマ地下センター(ドーチカ)
- ディアモール大阪
- 近鉄堂島ビル
- 堂島アバンザ
- ジュンク堂書店大阪本店
- アウトバック・ステーキハウス梅田店
バス路線
大阪シティバス
- 桜橋停留所(駅西側・西行)
- 梅田新道停留所(駅東側・南行)
- 8号系統:本町・心斎橋筋一丁目経由 なんば行
- 53号系統:渡辺橋・堂島大橋経由 船津橋行
- 62号系統:天満橋・大阪城大手前・上本町六丁目・あべの橋経由 住吉車庫前行
- 88号系統:川口一丁目・境川経由 天保山行
UMEGLE-BUS(うめぐるバス)
- JR北新地駅停留所
- :阪神梅田駅・JR大阪駅・阪急梅田駅・茶屋町・グランフロント大阪方面循環
阪急バスが運行主体
隣の駅
脚注
出典
統計資料
- データで見るJR西日本
- ↑ 1.0 1.1 データで見るJR西日本2017 (PDF)
- 大阪府統計年鑑
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
関連項目
外部リンク
- 北新地駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道