北塩原村
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北塩原村(きたしおばらむら)は、東北地方の南西部、福島県西部(会津地方)の村。耶麻郡に属する。
Contents
概要
福島県の北西部に位置し、村の総面積の86%を山林が占める[1]。日本百名山のひとつである磐梯山と桧原湖・五色沼をはじめとする大小300余りの湖沼群を有する「裏磐梯」の地元であり、農業のほか、自然豊かな観光資源を基とする産業が発達している[1]。村名は、合併前に存した 北山村・大塩村・檜原村から一字ずつ取ったもの。特産品に、ワカサギ、イワナ、ヤマメ、高原野菜、きゅうり、ソバ、アスパラガス、なめこ、じゅんさい、花嫁ささげ、会津山塩、ハーブ、木工品などがある[1]。
地理
村の西部が北山、中央部が大塩、東部が桧原である。標高は北山が200~300m、大塩が400~500m、桧原が800~1000mである。 磐梯山の北麓に位置する地域は裏磐梯と呼ばれ、夏には登山客、冬にはスキー客が多く訪れる。桧原湖は1888年に磐梯山が噴火した際に周囲の川を堰きとめてできた湖であり、冬場は氷結した湖上でのワカサギ釣り、夏場はバスフィッシングなどでにぎわっている。高曽根山からは大塩川が大塩・北山地区を流れており、流域には農地が広がる。
気候は北日本型の積雪寒冷地地帯であり、冬の積雪は平均2m程度になる。
隣接する自治体
歴史
年表
- 1954年(昭和29年)3月31日 - 町村制施行以来続いた北山村・大塩村・檜原村の三村合併により誕生。
- 1959年(昭和34年)11月6日 - 磐梯吾妻道路が供用開始。
- 1970年(昭和45年)6月1日 - 磐梯山有料道路が供用開始。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 国道459号が制定。
行政区域変遷
- 変遷の年表
北塩原村村域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現北塩原村村域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行に伴い、以下の村がそれぞれ発足。[2][3] |
1954年(昭和29年) | 3月31日 | 北山村・大塩村 ・檜原村とともに合併し北塩原村が発足。 |
- 市制・町村制以前の変遷表
市制町村制以前の北塩原村村域の変遷表 | ||||
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1868年 以前 |
明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 | ||
漆村 | 明治8年 北山村 |
明治12年 北山村 |
北山村' | |
土合村 | ||||
谷内村 | ||||
下吉村 | 明治12年 下吉村 | |||
関屋村 | 明治8年 関屋村 | |||
樟村 | ||||
大塩村 | 明治8年 大塩村 |
大塩村 | ||
上川前村 | ||||
下川前村 | ||||
檜原村 | 檜原村 |
- 市制・町村制以後の変遷表
市制・町村制以後の北塩原村村域の変遷表 | |||||
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1889年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
北山村 | 北山村 | 昭和29年3月31日 北塩原村 |
北塩原村 | 北塩原村 | |
下吉村 | |||||
関屋村 | |||||
大塩村 | 大塩村 | ||||
檜原村 | 檜原村 |
人口
北塩原村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 歴代村長(1954年から)
- 加勢粂治
- 小椋美登利 (1958-1962)
- 武藤正雄 (1962-1970)
- 鈴木格 (1970-1985)
- 安部耕吉 (1985-1992)
- 高橋伝 (1992-2008)
- 小椋敏一 (2008-)
経済
- 主な産業
- 農業(北山地区・大塩地区)
- 観光(裏磐梯地区・桧原地区)
- 製塩(大塩地区)
- 金融機関
- 会津よつば農業協同組合北塩原支店(指定金融機関)
郵便
- 北塩原郵便局(集配局)
- 裏磐梯郵便局
- 檜原郵便局
- 北山簡易郵便局
学校・育児機関
- 幼稚園
- 北塩原村立さくら幼稚園
- 北塩原村立裏磐梯幼稚園
道路
路線バス
観光名所
- 名水百選「小野川湧水」
- 大塩裏磐梯温泉
- 諸橋近代美術館
- 磐梯朝日国立公園
- 星野リゾート 猫魔スキー場
- ラビスパ裏磐梯 - 1996年に開館した村立の温泉健康増進施設[5]。指定管理者は株式会社ラビスパ[6]。
祭事
- 裏磐梯火の山まつり - 明治21年の磐梯山噴火の犠牲者と水没集落に眠る先祖を供養する慰霊祭。毎年7月21日開催[1]。
- 2つ児参り - 2歳児の無病息災を祈願する北山漆薬師如来の縁日。9月7~9日開催[1]。
史跡
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 北塩原村福島県市町村要覧2015(財)福島県市町村振興協会
- ↑ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 7 福島県』、角川書店、1981年 ISBN 4040010701より
- ↑ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
- ↑ 江戸期の文献に「大塩村(現在の北塩原村)に弘法大師が封じたという谷からの潮の涌き出しがあり、これを竃で煮詰めて焼き塩としたものを、会津の守護が毎年、公方様に献上した」とする旨の記載がある。大田南畝『半日閑話』吉川弘文館(日本随筆大成 巻4)、1927年,337頁より。
- ↑ 北塩原村温泉健康増進施設条例 平成24年3月15日条例第10号
- ↑ 商標取消の審決|取消2013-300082商標審決データベース
関連項目
外部リンク
典拠レコード: