内閣 (日本)

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内閣(ないかく、英語: Cabinet

日本における最高行政機関。 1885年 12月に内閣職権の公布に基づき,従来の太政官制に代って生れた。第1次伊藤博文内閣が最初である。もっとも,明治憲法下では天皇が統治権の総攬者であり,原理的には天皇の内閣であった。第2次世界大戦後,新憲法により初めて政党のみに依拠する内閣制が生れた。それは,最高の行政権の主体であり (憲法 65) ,首長である内閣総理大臣およびその他の国務大臣から組織される合議体である (憲法 66条1項) 。したがって内閣は憲法 73条およびその他憲法に定められた職権を行うが (内閣法1) ,その職権の行使は総理大臣の主宰する閣議によらなければならない (4条1,2項) 。また内閣はかかる行政権の行使について,国会に対して連帯責任を負う (66条3項) 。現行内閣制は議院内閣制をとっているから,内閣を代表する総理大臣は国会議員のなかから国会の議決で指名され (67条1項) ,国務大臣を任意に任免しうるが,大臣の過半数を国会議員のなかから選任しなければならない (68条1,2項) 。さらにこのように構成された内閣は,衆議院の信任を失えば,10日以内に衆議院を解散しないかぎり,総辞職しなければならない (69条) 。また総理大臣が欠けたときはもちろん,衆議院総選挙ののちに初めて国会の召集があったときも同様である (70条) 。

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