内務卿

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内務卿(日本の旗 日本)
担当官庁 内務省
創設 1873年明治6年)11月29日
廃止 1885年(明治18年)12月22日
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内務卿(ないむきょう、Lords of Home Affairs)は、明治時代太政官制における事実上の首相。旧内務省を指揮監督した。後身は内務大臣(ないむだいじん、Ministers of Home Affairs)。

概要

1873年(明治6年)征韓論がきっかけとなった政変(明治六年政変)を機に大久保利通が主導して太政官の下に「内務省」を新設し、自ら内務卿となった。

内閣制度が成立するまでは、内務卿が実質的な首相であった。

大蔵省司法省工部省から、戸籍土木、駅逓、地理勧農警察測量などの業務が「内務省」に移され、検閲機能も加えて、地方行政と治安維持を担当する体制が整えられた。

これにより、地方行財政警察土木衛生国家神道など、大蔵司法文部各省を除く内政のほとんどを掌握した。

後に内閣制度における、内務大臣となった以後も、第二次大戦敗戦後のGHQによる内務省の解体・廃止に至るまで、内閣総理大臣に次ぐ副首相格のポストとみなされていた。

歴代の内務卿

内務卿 就任日 出身母体
01 大久保利通 1873年(6)11月29日 藩-薩摩閥
02 木戸孝允 1874年(明7)2月14日 藩-長州閥
03 大久保利通 1874年(明7)4月27日 藩-薩摩閥
04 伊藤博文 1874年(明7)8月2日 藩-長州閥
05 大久保利通 1874年(明7)11月28日 藩-薩摩閥
06 伊藤博文 1878年(明11)5月15日 藩-長州閥
07 松方正義 1880年(明13)2月28日 藩-薩摩閥
08 山田顕義 1881年(明14)10月21日 藩-長州閥
09 山県有朋 1883年(明16)12月12日 藩-長州閥、軍-陸軍中将
  1885年(明18)12月22日 内務卿廃止

脚注

関連項目