公立はこだて未来大学

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公立はこだて未来大学
大学設置/創立 2000年
学校種別 公立
設置者 公立大学法人公立はこだて未来大学
本部所在地 北海道函館市亀田中野町116番地2
東経140度46分1秒北緯41.841806度 東経140.76694度41.841806; 140.76694
学部 システム情報科学部
研究科 システム情報科学研究科
ウェブサイト 公立はこだて未来大学公式サイト
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公立はこだて未来大学(こうりつはこだてみらいだいがく、英語: Future University Hakodate、公用語表記: 公立はこだて未来大学

北海道函館市亀田中野町116番地2に本部を置く日本公立大学

2000年に設置。大学の略称は未来大、FUN。

概要

情報系の単科大学北海道道南圏で唯一の公立大学として開設。「爆発的に進展をつづける情報社会のグローバル化に呼応しながら、システム情報科学を基軸にした人材の育成と研究の未来、そして地域の未来を拓くことを針路」[1]としている。

亀田半島山の手の台地に立地し、亀田川の西側の河岸段丘上に位置している。なお、日本の公立大学で初めて大学名にひらがなを用い、日本の国公私立大学で初めて大学名に「未来」を付した。また、函館市の観光情報サイト「はこぶら」のサイト構築を手がけている。

沿革

組織構成

学部・学科

  • システム情報科学
    • 複雑系知能学科
      • 知能システムコース
      • 複雑系コース
    • 情報アーキテクチャ学科
      • 情報システムコース
      • 高度ICTコース(大学院までの一貫教育課程)
      • 情報デザインコース

大学院

  • システム情報科学研究科
    • 複雑系情報科学領域
    • 知能情報科学領域
    • 情報アーキテクチャ領域
    • 高度ICT領域
    • メディアデザイン領域

教育および研究

教育

研究

  • きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ - 人工知能(AI)に創作させるプロジェクト。松原仁教授を中心に、2012年9月に発足。SF作家星新一が得意とした400字詰め原稿用紙で十数枚のショートショートを教材として、新たなショートショートを生み出す。初の作品を2015年9月、第3回星新一賞に応募、第一次選考を通過した[6][7]
  • デジタル操業日誌 - 漁業向けiOSアプリ[8]和田雅昭教授が開発。iPadなどの端末に、操業した時間帯や海域、漁獲量などを記録し、資源管理を行う。将来的には、流通業者が魚種と量を入力すれば、最適な漁獲量をAI算出。乱獲を防ぐシステムを目指している。僚船の情報も閲覧でき、漁場の分散や別の海域での操業が即時に可能となり、漁期も早く終えられる利点があるという。北海道留萌市沖で操業「新星マリン漁協」はナマコの資源管理に使用。函館市の木直漁港も「狙った魚が少ないと燃料費で赤字になる。出港前の予測は本当に助かる」と話す。和田教授は「漁師の勘と経験が『情報』に変わり、大きな価値を生み出すようになった」と話し、和田教授は、2017年度中に実用化のめどが立ちそうで、クロマグロの小型魚など漁獲規制対象種の混獲も減らせる、としている[9][10]

学内組織と大学関係者

学内組織

大学関係者

著名な教職員

OB・OG

  • 仙石智義 - 1期生で、公立はこだて未来大学同窓会の会長。函館市「函館コミュニティプラザ」(通称「Gスクエア」)のセンター長。NPO法人函館市青年サークル協議会の事務局長[11]

施設

キャンパス・設計

ファイル:公立はこだて未来大学 (18334989395).jpg
5階吹き抜けのスペース「スタジオ」が建物の特徴である

本部棟はPC工法による「スタジオ」と呼ばれる天井高20mの大空間を中心に、透明なガラスの間仕切りを多用した計画となっている。設計は山本理顕設計工場[12]。約100×120mの平面のボックス型5階建。

2000年(平成12年)竣工し、2002年(平成14年)日本建築学会賞作品賞を受賞[13]。2004年(平成16年)には公共建築賞最高賞を受賞[14]

研究棟は、西側に隣接する傾斜地に2005年増築。二等辺三角形の格子壁が特徴的なデザインとなっている。設計は本部棟と同じく山本理顕設計工場が担当。

脚注

  1. 建学の理念
  2. “特報 土曜フラッシュ はこだて未来“志向”大学 開学1カ月 キャンパス活気 250人、充実の研究”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2000年5月13日)
  3. “未来大の東京サテライト開設 常駐職員に伊東前学長”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年5月12日)
  4. 虎ノ門ヒルズサテライトオフィス(2018年7月6日閲覧)
  5. 「札幌市立大・はこだて未来大 学術交流で協定締結」『日本経済新聞』朝刊2018年7月4日(北海道経済面)2018年7月6日閲覧
  6. 産経新聞朝刊2015年12月9日「広角レンズ ITが変える 小説 執筆支援ソフト、文豪は人工知能」
  7. きまぐれ人工知能プロジェクト作家ですのよ(公立はこだて未来大学のページ)
  8. 「デジタル操業日誌」をApp Storeで - iTunes - Apple
  9. 産経新聞朝刊2012年10月9日「情報の未来 第3部 スマホファースト(1)手のひらの上の仕事場」
  10. 産経新聞「産経電子版」2017年8月31日「データから魚種判別実験 定置網漁 AIで効率化」
  11. 函館は若い人に寛大な街【未来大OB】Gスクエアセンター長 仙石智義さん(キャンパス・コンソーシアム函館)
  12. “きのう今日あす 地方版から”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2001年5月25日)
  13. 日本建築学会賞 「未来大」が受賞 自然環境と一体化評価”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2002年4月18日)
  14. “はこだて未来大 公共建築賞最高賞に 生活施設部門・国交相表彰 地域利用推進など評価”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年10月18日)

関連項目

外部リンク



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