八戸市
八戸市(はちのへし)は、青森県東部に位置し、太平洋に面する中核市である。青森市・弘前市と共に、青森県主要3市の一角を構成する。
Contents
概要
八戸都市圏は約33万人の人口を擁する。また商圏は隣接する岩手県北東部に及び、商圏人口は東北地方有数の約60万人を誇り、人口密度は青森県内1位である。三戸郡を包含する八戸圏域連携中枢都市圏でもあり、三八地域県民局が設置されている[1]。2002年(平成14年)12月には東北新幹線が八戸駅まで延伸開業し、東京駅まで最短2時間56分で結ばれている。
縄文遺跡が出土するなど、人が定住した歴史は古い。伝統芸能であるえんぶり(朳)および八戸三社大祭、騎馬打毬はいずれも国の重要無形民俗文化財に指定されている。伝統工芸品には八幡馬、八戸焼、南部姫毬などが、郷土料理には南部煎餅、八戸せんべい汁、いちご煮などが、特産品には市川いちご、糠塚きゅうりなどがある。お盆には「背中あて」を食べる慣習が根付いている[2]。温泉・銭湯も歴史的に多く存在する。
スケート、アイスホッケーが盛んで、氷都八戸の異名を持つ。実業団体やジュニアチーム、女子チーム、素人アイスホッケーを含め加盟登録数は60チームを数える。
ご当地グルメ(B級グルメ)の「B-1グランプリ」発祥の地でもある。入賞面では第1回は殿堂入り、開催地(投票対象外)後の第2回〜第4回は2位、第5回・第6回は3位、第7回では優勝し、第1回の殿堂入り以外で全て3位以内を獲っているのは八戸のみである。
地理
歴史
古代
縄文時代の是川遺跡や風張遺跡がある。風張遺跡からは縄文時代後期の米粒[3]が出土している。風張から出土した合掌土偶は国宝となっている[4]ほか、是川からも数々の工芸品が出土している。その後、南部氏が治めるようになるまで蝦夷の土地であり、律令制の及ばない地であった。
中世
奥州合戦後の1191年(建久2年)、甲斐国の南部氏が北東北一帯を源頼朝から賜ったとされている。南部氏が実際に北東北に移ってきたのは南北朝時代である。1334年(建武元年)、南部師行が根城を築き、根城南部氏(遠野南部氏)の祖となった。根城南部氏は1627年(寛永4年)、三戸南部氏(後の盛岡南部氏)の命により遠野市に居城を移した。
近世
転機となったのは江戸時代前期の1664年(寛文4年)である。南部重直が世継ぎを決めずに亡くなったため、盛岡藩は御家断絶の危機を迎えた。江戸幕府は南部藩10万石を八戸2万石と盛岡8万石に分け、八戸南部氏の祖となる南部直房により八戸城が築かれた。これが八戸藩の始まりである。八戸藩の領地と現在の八戸市の領域にはかなり違いがあり、久慈市までが八戸藩であった。
八戸城は現在の三八城公園にあった(従って八戸公園は城跡ではない)。城下町には三日町、十三日町など市の立つ日を名前とした街が並んでおり、現在も八戸市中心市街地となっている。
近代
港町である八戸市は、港湾と共に発展してきた。八戸藩誕生の頃、八戸の港は「鮫浦」と呼ばれる漁港であった(現在も八戸市には鮫町や鮫駅がある)。また、新井田川河口は湊川口と呼ばれ、こちらも漁港および商港として重要な拠点であった。1915年(大正4年)、鮫浦港修築工事が開始され、1929年(昭和4年)に商港に指定されると、鮫浦と湊川口を合わせて八戸港、八戸漁港と呼ぶようになった。
現代
八戸市には馬淵川と新井田川という二本の河川が流れている。特に馬淵川は蛇行が激しく流量も多いため、水害の多い河川であった。特に河口部分で馬淵川が大きく曲がって新井田川と合流するような形で太平洋に注ぎ込んでいた。1937年(昭和12年)、馬淵川の改修工事(河口付近の直線化)が開始されたが難航し、戦争のために中断された。1949年(昭和24年)に工事が軌道に乗り、新産業都市に指定された1961年(昭和36年)に完成した。これにより水害がなくなり、臨海地域を工業地帯として利用可能となった。
新産業都市に指定されると臨海部に火力発電所、製紙業、非鉄金属工業などの工場が相次いで進出し、工業港としての整備が本格化した。
2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴う津波により臨海部は大きな被害を受けたものの、岩手県以南よりは比較的被害が少なかった。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、三戸郡八戸町となる。
- 1901年(明治34年)7月1日 - 三戸郡長者村を合併。
- 1929年(昭和4年)5月1日 - 三戸郡八戸町・小中野町・湊町・鮫村が合併し、人口5万人の八戸市となる。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 三戸郡下長苗代村を編入。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 三戸郡是川村を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 三戸郡館村、上長苗代村、市川村を編入。
- 1955年(昭和30年)10月20日 - 三戸郡豊崎村を編入。
- 1958年(昭和33年)9月10日 - 三戸郡大館村を編入。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 特例市へ移行。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 三戸郡南郷村を編入。地域自治区である南郷区を設置。地域自治区が導入されたのは新潟県上越市に次いで2例目。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 南郷区を南郷へ再編。
- 2017年(平成29年)1月1日 - 施行時特例市から中核市へ移行。
気候
太平洋側気候であるが、夏はやませの影響で冷涼であり、度々冷害が発生する。冬は北東北にありながら降雪量が少なく乾燥し、晴天が多いため日照時間も長い。東北電力初のメガソーラー(大規模太陽光発電所)は八戸市に開設された[5]。
八戸市(1981年 - 2010年)の気候資料 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 2.6(36.7) | 3.2(37.8) | 7.0(44.6) | 13.7(56.7) | 18.3(64.9) | 20.6(69.1) | 24.3(75.7) | 26.5(79.7) | 23.1(73.6) | 17.9(64.2) | 11.6(52.9) | 5.5(41.9) | 14.5(58.1) |
日平均気温 °C (°F) | -0.9(30.4) | -0.5(31.1) | 2.7(36.9) | 8.5(47.3) | 13.1(55.6) | 16.2(61.2) | 20.1(68.2) | 22.5(72.5) | 18.9(66) | 13.0(55.4) | 6.9(44.4) | 1.8(35.2) | 10.2(50.4) |
平均最低気温 °C (°F) | -4.2(24.4) | -4.0(24.8) | -1.3(29.7) | 3.8(38.8) | 8.7(47.7) | 12.8(55) | 17.1(62.8) | 19.3(66.7) | 15.2(59.4) | 8.5(47.3) | 2.6(36.7) | -1.6(29.1) | 6.4(43.5) |
降水量 mm (inches) | 42.8(1.685) | 40.1(1.579) | 52.0(2.047) | 64.3(2.531) | 89.3(3.516) | 105.8(4.165) | 136.1(5.358) | 128.8(5.071) | 167.6(6.598) | 87.2(3.433) | 62.0(2.441) | 49.1(1.933) | 1,025.1(40.358) |
降雪量 cm (inches) | 77(30.3) | 75(29.5) | 47(18.5) | 3(1.2) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 0(0) | 6(2.4) | 40(15.7) | 248(97.6) |
% 湿度 | 70 | 70 | 67 | 65 | 71 | 81 | 83 | 82 | 79 | 73 | 70 | 70 | 73.4 |
日照時間 | 130.8 | 129.6 | 168.1 | 188.9 | 197.0 | 167.7 | 148.5 | 167.1 | 143.6 | 161.3 | 133.3 | 124.5 | 1,860.4 |
出典: 気象庁 |
経済
かつて八戸藩の城下町であった歴史があり、市域は内陸部から海岸に亘る。このため農業、漁業、水産業、工業、商業、観光業がバランス良く発展している。朝市は、市民の買い物・飲食と観光客誘致の両方に貢献している[6]。
1989年(平成元年)に「はちのへ共通商品券」が発行されている。2016年(平成28年)9月1日に期限付きとなった[7]。
産業
工業
- 八戸港
- 三菱製紙八戸工場(同社の主力工場)
- 八戸セメント八戸工場(かつては八戸鉱山から鉄道によるセメント輸送も行っていたものの、現在はベルトコンベアを用いて地下化)
- 大平洋金属八戸本社(登記上の本店は東京)・製造所(同社の主力生産拠点)
- 高周波鋳造(日本高周波鋼業関連会社)
- MCCユニテック(三菱ケミカル子会社、旧日東化学工業八戸工場)
- 日東石膏ボード(三菱ケミカル関連会社、旧日東化学工業八戸工場)
- 片倉コープアグリ八戸工場(旧日東化学工業八戸工場)
- 八戸製錬(三井金属鉱業子会社)
- 東京鐵鋼八戸工場
- 北日本造船
- 東北電力八戸火力発電所
- 合同酒精八戸工場(オエノンホールディングス子会社)
- 多摩川精機八戸事業所
- アルバックマテリアル、アルバック東北、アルバックテクノ(アルバックグループ)
- エプソンアトミックス(セイコーエプソン子会社)
- 天馬八戸工場
畜産業
- プライフーズ(チアーズ)
漁業
水揚げ数量は2016年度は全国7位の9万9312トンで、サバ3万9360トン、イカ2万2120トン、イワシ2万3126トンなどが主要な魚種となっている[8]。
- 八戸漁港
- 白浜漁港
- 深久保漁港
- 種差漁港
- 大久喜漁港
- 金浜漁港
鉱業
- 八戸鉱山(八戸キャニオン)
青森県指定伝統工芸品
八戸市内でも指定されている[9]。
特産品
家電販売、IT・通信業
- 八戸北インター工業団地
- Yahoo! JAPAN八戸センター[12]
- つくばソフトウェアエンジニアリング青森事務所
- デンコードー(青森市発祥、現在はケーズデンキ)
書籍
このほか、アニメイト、未来屋書店、くまざわ書店、文教堂書店、川村商店、成田本店、木村書店、アリス書店、ほんだらけ[15]などが単独出店している。最大規模の新刊書店はVidawayが運営するTSUTAYA八戸ニュータウン店である。
ホームセンター
このほか、DCMグループのDCMサンワとDCMホーマックが市内に出店している。
スーパーマーケット
このほか、やまむら、やまはる、スーパーセンタートライアルなどが単独出店している。また、カブセンターは2店舗体制である。かつては中央スーパーと三光ストアも存在した。
主な百貨店・商業施設
- 八戸市中心市街地
- 中合三春屋店
- さくら野百貨店八戸店
- チーノはちのへ
- ヴィアノヴァ
- ラピア(核店舗:長崎屋八戸店)
- ファンタジードームはちのへ(屋内遊園地・アミューズメント施設)
- ピアドゥ(核店舗:イトーヨーカドー八戸沼館店)(沼館地域のA区域とB区域に相当)
- シンフォニープラザ沼館(核店舗:ケーズデンキ八戸本店)(沼館地域のC区域に相当)
- イオン八戸田向ショッピングセンター[16]
- マックスバリュ八戸城下店
- 八食センター
金融機関
「支店名」表記のあるものは市内に1店舗のみ置いている金融機関である。
その他ATMのみ設置
- 東京スター銀行(市内2カ所)
- セブン銀行(青森銀行との提携、イトーヨーカ堂八戸沼館店、市内のセブン-イレブン各店に設置)
- イオン銀行(みちのく銀行との提携、マックスバリュ八戸城下店、イオン八戸田向店、市内のミニストップ各店に設置)
かつて市内にあった金融機関
- 北海道銀行 - 1999年頃に同行仙台支店や青森銀行八戸支店に分割して統合・事業譲渡。
- 店舗設置当時、青森銀行八戸支店とは道路を隔てて向かい合わせの位置関係にあった。
- 十和田信用金庫 - 2001年9月21日に同金庫下田支店へ統合廃止し市内から撤退(ただし同金庫の営業区域としては変わらず)。
- 2008年5月19日に八戸信用金庫と合併。
- 八戸信用金庫 - 十和田信用金庫と合併後も存続。
生活協同組合
- 全労済八戸支所
マスメディア
- デーリー東北新聞社[注釈 1]
- 東奥日報八戸支社[注釈 2]
- 八戸テレビ放送(ケーブルテレビ局)
- Be FM(コミュニティ放送局、76.5MHz)
- NHK八戸支局(総合テレビ:9ch、教育テレビ:7ch、ラジオ第1:999kHz、ラジオ第2:1377kHz、FM:81.8MHz)
- 青森放送(RAB)八戸支社(テレビ:11ch、ラジオ:1485kHz・92.7MHz[17])
- 土曜夕方(16:00~16:50)と日曜午前(10:00~11:00)に同支社制作のラジオ番組が放送されている[注釈 3]。
IBC、TVI、mitは本来岩手県内のテレビ局であるが、岩手県北部の沿岸地方(久慈市)と内陸地方(二戸市)の双方に交通の便が良い八戸市に取材拠点としての支社を置いている。
インターネットサービス・プロバイダ
電子掲示板
- オラシティ八戸(八戸なんでも掲示板)
- 八戸ちゃんねる
- 8ちゃんねる(八戸サイト)
- 地域総合掲示板青森ch
行政
- 市長 : 小林眞(2005年11月17日就任、4期目)
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
1 | 近藤喜衛 | 1929年9月22日 | 1930年5月19日 |
2-4 | 神田重雄 | 1930年8月18日 | 1942年8月17日 |
5 | 山内亮 | 1942年10月1日 | 1946年5月17日 |
6-7 | 夏堀悌二郎 | 1946年7月20日 | 1951年4月4日 |
8 | 村井倉松 | 1951年4月25日 | 1953年10月23日 |
9-11 | 岩岡徳兵衛 | 1953年12月8日 | 1965年11月16日 |
12 | 中村拓道 | 1965年11月17日 | 1969年11月16日 |
13-17 | 秋山皐二郎 | 1969年11月16日 | 1989年11月16日 |
18-20 | 中里信男 | 1989年11月17日 | 2001年11月16日 |
21 | 中村寿文 | 2001年11月17日 | 2005年11月16日 |
22-24 | 小林眞 | 2005年11月17日 | 現職 |
庁舎・支所など
- 市庁本庁舎(本館・別館)
- 八戸市の場合、公式には「八戸市役所」ではなく「八戸市庁」と呼称する。ただし、読みが「八戸市長」と同じであるため混同されることも多いことから、「八戸市役所」と呼称することもある。
- 南郷事務所(旧南郷村役場)
- 南郷事務所は2005年4月から2015年3月まで南郷区役所という名称だった。
- 市民サービスセンター(市川・大館・是川・下長・館・豊崎・八戸駅・南浜・白銀・島守)(八戸駅以外の地区は八戸市という接頭辞を付けて「八戸市 ○○市民サービスセンター」の名称を用いる)(白銀と八戸駅以外の地区は2012年3月31日までは「○○支所」の名称を用いていた)
- 八戸駅市民サービスセンターは2010年3月まで上長支所という名称だった。
環境への取組み
- 第6回持続可能な地域社会をつくる日本の環境首都コンテストに参加。
議会
市議会
- 定数:32名[18]
- 任期:2015年(平成27年)5月2日 - 2019年(平成31年)5月1日
- 議長:吉田淳一(自由民主・市民クラブ、7期)
- 副議長:豊田美好(きずなクラブ、4期)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
自由民主・市民クラブ | 17 | ◎坂本美洋、久保百恵、岡田英、日當正男、高橋一馬、高山元延、工藤悠平、藤川優里、小屋敷孝、森園秀一、壬生八十博、豊田美好、松橋知、立花敬之、吉田淳一、秋山恭寛、大館恒夫 |
きずなクラブ | 8 | ◎田名部和義、三浦博司、冷水保、古舘傳之助、寺地則行、五戸定博、八嶋隆、吉田博司 |
公明党 | 3 | ◎前澤時廣、夏坂修、中村益則 |
日本共産党議員団 | 2 | ◎田端文明、苫米地あつ子 |
無所属 | 2 | 伊藤圓子、山名文世 |
※:2011年(平成23年)9月27日、市議会の定例議会において、定数を36から32とする条例案が可決され、2015年の市議選から適用された[18]。
青森県議会(八戸市選挙区)
- 構成市町村:八戸市
- 定数:8名
- 任期:2015年(平成27年)4月30日 - 2019年(平成31年)4月29日
氏名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
田名部定男 | 国民民主党 | 6 |
清水悦郎 | 自由民主党 | 5 |
熊谷雄一 | 自由民主党 | 4 |
山田知 | 無所属 | 4 |
畠山敬一 | 公明・健政会 | 3 |
藤川友信 | 自由民主党 | 2 |
松田勝 | 日本共産党 | 1 |
田中満 | 国民民主党 | 1 |
衆議院
- 選挙区:青森県第2区(八戸市、十和田市、三沢市、三戸郡、野辺地町及び六ヶ所村を除く上北郡)
- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(平成33年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
大島理森 | 自由民主党 | 12 | 選挙区 現衆議院議長 |
※:なお、八戸市とその周辺における激しい選挙戦は八戸戦争と形容される。
姉妹都市・提携など
海外
- アメリカ合衆国ワシントン州フェデラルウェイ市
- アメリカ合衆国ワシントン州タコマ港
- 1995年 八戸港とタコマ港の間で「経済貿易協定」締結(姉妹港となる)
- フィリピンマニラ港
- 2000年 八戸港とマニラ港が姉妹港となる
人口
八戸市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
地域
教育
大学・短期大学
- 私立(五十音順)
高等専門学校
- 国立・独立行政法人
高等学校
- 県立(五十音順)
- 私立(五十音順)
※:私立高校の数が同規模の他都市より多い。これは生徒の増加に対応して私立高校が早期に開校したことにより。受け皿となったためである。同時期に公立高校でも共学化や普通高校の新設が図られた。
中学校
- 市立(五十音順)
- 八戸市・階上町学校組合立
- 田代中学校(廃校)
- 私立
小学校
- 市立(五十音順)
- 八戸市・階上町学校組合立
- 田代小学校(廃校)
特別支援学校
- 県立(五十音順)
学校教育以外の施設
ホール
図書館
- 八戸市立図書館(現有日本最古の公営図書館)
- 八戸市立南郷図書館(八戸市立図書館分館)
- 八戸市図書情報センター(八戸市立図書館分館)
職業訓練施設
所管警察署
所管消防署
霊園
- 市営
郵便
|
|
福祉
三大病院
三大病院を補佐する公的医療機関
- 国立八戸病院
- メディカルコート八戸西病院
- 八戸西健診プラザ
- 八戸市総合保健センター
- 八戸市総合福祉会館(はちふくプラザ ねじょう)
交通
鉄道
※:八戸市庁の最寄り駅は本八戸駅であるが、JTB時刻表では八戸駅が中心駅として記載されており、いずれも八戸市中心市街地までは距離がある。
かつて存在した鉄道
路線バス
※:2009年3月に市が策定した「八戸市地域公共交通総合連携計画」により、同市内を運行する八戸市交通部(八戸市営バス)、南部バス(当時)、十和田観光電鉄(十鉄バス)共通の系統番号表示がなされた。2009年に詳細が決定し、地図「バスマップはちのへ」が発行された。さらに、2010年4月1日のダイヤ改正時よりバスの方向幕への表示が開始された。
旧・南郷村エリア
- 南部バス[19](八戸 - 南郷 - 軽米)
- 南郷コミュニティ交通
高速バス
関連施設
道路
高速道路
高速自動車国道
- 八戸自動車道(国道環状線)
※:八戸西スマートインターチェンジが2018年度の供用開始を目指して建設中である。
高規格幹線道路(一般国道自動車専用道路)
高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路
- 一般国道45号 百石道路
- (7)八戸北IC - (上北郡おいらせ町)
一般国道
県道
主要地方道
一般県道
市道
旧・八戸市域
- 八戸市道白銀沼館環状線(市道環状線)
- 八戸市道上組町湊線
- 八戸市道沼館三日町線
- 八戸市道大久喜港線
- 八戸市道厳島線
- 八戸市道南海岸五号線
- 八戸市道沢金浜線
- 八戸市道西金浜二号線
- 八戸市道大久喜線
- 八戸市道階上道線
- 八戸市道二号白浜道線
- 八戸市道白銀金吹沢道線
- 八戸市道白銀鮫線
旧・南郷村域
- 八戸市道島守根子久保線
- 八戸市道十文字沢代線
- 八戸市道沢代西山線
- 八戸市道境ノ沢刈又線
- 八戸市道相畑古里線
- 八戸市道不習長代線
- 八戸市道不習楜桃沢線
- 八戸市道崎ノ木沢水吉線
- 八戸市道不習山田線
- 八戸市道島守根子久保線
- ほか
港湾
空港
定期航空路線を持つ空港はない。最も近い空港は青森県三沢市の三沢空港である。
かつては海上自衛隊八戸航空基地に民間航空路線が就航し、「八戸空港」を称していた時期がある。
公営事業・私営事業
- 八戸西スマートインターチェンジ 2018年
- 青森県道29号八戸環状線 未定
- ダイハツスタジアム 2016年
- (仮称)田名部組 複合ビル 未定
- 都市計画道路3・5・1号沼館三日町線
- (仮称)三日町にぎわい拠点「マチニワ」 平成29年予定
名所・旧跡・観光
史跡
考古
- 縄文遺跡。出土品等は八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館等で展示している。出土品は国宝や国の重要文化財に指定[3]
中世
- 本殿ほか:国の重要文化財[7]
- 工芸品:国宝(赤糸威鎧兜、白糸威褄取鎧兜)、重要文化財(紫糸威肩白浅黄鎧兜、唐櫃入白糸威肩赤胴丸兜、兜浅黄威肩赤大袖二枚付)
- 前述の八戸市博物館と隣接し、「史跡 根城の広場」として公開されている
近世
- 長者山新羅神社 〔長者〕本殿、拝殿(県重宝)
- 清水寺 〔是川字中居〕観音堂は国の重要文化財 観音堂
- 大慈寺 〔松館、糠塚〕
- 南宗寺 〔長者〕山門(県重宝)
近代
- 旧八戸小学講堂 〔八幡町八幡丁、櫛引八幡宮〕県重宝[15]。明治14年竣工の木造擬洋風建築
- 旧河内屋橋本合名会社〔八日町〕登録有形文化財[16]。大正13年竣工。ゼセッション風木造近代建築、ほこるやとして営業
- 安藤昌益資料館〔八日町〕旧河内屋橋本合名会社の裏にある
- 更上閣主屋〔本徒土町〕登録有形文化財[17]。泉山家邸宅、近代和風建築、明治30年大正8年増築
- 旧旭商会〔小中野〕登録有形文化財[18]。大正6年ころ、ルネッサンス風、再建へ
- 新むつ旅館〔小中野〕
- 日本聖公会八戸聖ルカ教会会堂〔類家〕
記録
- 八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館〔是川〕[19]
- 八戸市縄文学習館(是川考古館)〔是川〕[20]
- 八戸市水産科学館マリエント 〔鮫町字下松苗場〕
- 八戸市博物館 〔根城字東構〕登録博物館
- 八戸市美術館〔番町〕登録博物館[21]
- 八戸市南郷歴史民俗資料館〔南郷区大字島守字小山田〕
- 八戸市立民俗史料収蔵庫(漁労用具関係)〔鮫町字大作平〕
- 羽仁もと子記念館
- 洗心美術館
- 帆風美術館
- 八戸クラシックカーコレクション ツカハラミュージアム(冬季は休業)
観光拠点
公園・広場・運動施設
- 長根公園(長根運動公園)
- 東運動公園
- 南部山健康運動公園
- 八太郎ヶ丘公園
- 新井田風の道公園
- 館鼻公園
- 新井田公園
- 八戸公園
- 三八城公園(八戸城)
- 合併記念多目的交流広場 長者まつりんぐ広場
- 八戸市多賀多目的運動場
祭り
- 南郷サマージャズフェスティバル(7月下旬)
- 八戸のえんぶり(重要無形民俗文化財)(2月中旬)
- うみねこマラソン(5月上旬)
- 八戸七夕祭り(7月中旬)中心街とむつ湊の2か所で開催
- 八戸三社大祭の山車行事(重要無形民俗文化財)(7月末 - 8月上旬)
- 南部道楽フェスティバル(9月最終週の週末)
- 騎馬打毬(重要無形民俗文化財)
スポット
朝市・飲食
展望台
- 八戸市庁10階展望回廊
- グレットタワーみなと(館鼻公園展望台)
- 葦毛崎展望台(ホロンバイル、小舟渡)
- 鷹巣展望台
自然
- 蕪島〔鮫町字鮫〕
- 日本の音風景100選・ウミネコ繁殖地。国の天然記念物[22]
- 国の名勝
路上
- 市庁前ロータリー
- ヒマラヤスギがクリスマスイルミネーションで彩られる
事業
スポーツ
スポーツ総合
- ヴァンラーレ八戸
- ウインズスポーツクラブ
スケート・アイスホッケー
「氷都八戸」の歴史は1947年(昭和22年)の第1回冬季国体から始まったとされている。以来、冬季国体は2009年のみちのく国体まで過去11回八戸で行われた。また、アイスホッケーは1932年(昭和7年)の第3回全日本アイスホッケー選手権大会(長根リンク)から始まり過去4回八戸で開催。60年ぶりの八戸開催となった2007年(平成19年)の第74回全日本アイスホッケー選手権大会は(八戸新井田インドアリンク)(三沢市アイスアリーナ)など各地で行われた。1948年(昭和23年)の第16回全日本アイスホッケー選手権大会(盛岡)では八戸ホワイトベアが優勝の美を飾った。アジアリーグアイスホッケーのH.C. TOCHIGI 日光アイスバックス、廃部になったSEIBUプリンスラビッツなどにはゆかりの選手も多い。 八戸付近には5か所のリンク場があり市民の憩いの場所になっている。
- 地元チーム
- 主なスケートリンク場
- 主なジュニアホッケーチーム
- 八戸ホワイトベアJr、八戸北Jr、八戸南Jr、八戸東Jr、八戸パイレーツJr、ふくちJr、三沢Jr
- 主なホッケー実業団
- 八戸ブルースターズ(旧八戸市庁)、八戸信用金庫、YSアイスホッケー(吉田産業)、小中野フェニックス
- 主な女子ホッケーチーム
出身有名人
政界
芸能
- 市川笑也(歌舞伎役者)
- 小野ますのぶ(あどばるーん)(お笑い芸人)
- 勝生真沙子(声優)
- 桂小文治(落語家)
- 北山陽一(ゴスペラーズのメンバー)
- タカチャ(シンガーソングライター)
- 大成道喜悌(大相撲力士、十両)
- 橘杏(モデル・女性タレント)
- 田中義剛(タレント)
- 千葉紗子(声優)
- 十日市秀悦(タレント)
- 新山大(あどばるーん)(お笑い芸人)
- 馬場葉子(ジャズピアニスト、エッセイスト)
- フルカワミキ(元SUPERCARのメンバー、シンガーソングライター)
- 佐々木信綱(作曲家)
- 大谷能生(音楽家、批評家)
- FORT WAYNE
- 類家心平(ジャズトランペッター)
スポーツ
- 伊調馨(アマチュアレスリング選手)
- 伊調千春(アマチュアレスリング選手)
- 小原日登美(アマチュアレスリング選手)
- 大久保石松(競馬騎手・調教師)
- 大久保房松(競馬騎手・調教師)
- 坂本襟(アマチュアレスリング選手)
- 坂本真喜子(アマチュアレスリング選手)
- 富岡喜平(自転車競技選手)
- 響矢影男(元力士)
- 三杉磯拓也(元力士、現年寄峰崎)
- 近藤陽子(女子アイスホッケー選手)
- 吉田栄勝(アマチュアレスリング選手、指導者、吉田沙保里の父)
その他
- 上野由加里(青森放送アナウンサー)
- 内田俊宏(エコノミスト)
- 梅内美華子(歌人)
- 門脇孝(東京大学教授)
- 北向敏幸(NHKアナウンサー)
- 斉藤光政(ジャーナリスト)
- 鈴木登紀子(料理研究家)
- 高橋みのる(現代玩具作家)
- 富田隆(オウム真理教信徒)
- 花沢健吾(漫画家)
- 羽仁もと子(ジャーナリスト)
- 松下正寿(政治学者、元立教大学総長)
- 松本コンチータ(AV女優)
- 三浦哲郎(作家)
- 室井佑月(作家)
- 山脇直司(哲学者、東京大学教授、八戸大使)
- ユアナ(蜉蝣)
- 羅川真里茂(漫画家)
ゆるキャラ・マスコット
- いかずきんズ - 八戸市公認のゆるキャラ。
- イカドン - 館鼻岸壁朝市のゆるキャラ。
- ヴァン太 - サッカーチームヴァンラーレ八戸のマスコット。
- ブレイジー - アイスホッケーチーム東北フリーブレイズ(本拠地が八戸)のマスコット。
脚注
注釈
- ↑ 岩手県北部(二戸・久慈地区)も取材・購読対象地域としており、地域ニュース面には「岩手県北」欄も不定期で掲載。
- ↑ 青森県全域を取材・購読対象地域としており、八戸地区の地域ニュースは「上十三(かみとおさん)・下北」という題名で掲載。さらにラテ欄も在盛局は最終面に岩手めんこいテレビをフルサイズで、第二TV&ラジオ面には他の在盛民放TV局をハーフサイズで、在盛ラジオ局も在青局と同一サイズで各々掲載。加えて津軽・下北地方は在札局の越境視聴者も多いことから、在札局はテレビ北海道が最終面にフルサイズで、他の在札局は第二TV&ラジオ面にハーフサイズで、在札ラジオ局も在青局と同一サイズで各々掲載。
- ↑ なお、2017年3月までは土曜夕方の番組は県南地方(八戸・十和田地域)のみの放送だった。
- ↑ 地域ニュースの岩手県北(二戸地域)面は日によって「県北・八戸」という題名になる場合があり、岩手県を取材・購読対象地域とする地方紙でありながら八戸地区の話題も掲載。なお第二TV&ラジオ面は在青TVおよび在仙TVのみをハーフサイズで掲載し、ラジオは(在青局を含めた岩手県外局は非掲載で)在盛局のみ掲載。
出典
- ↑ 八戸圏域連携中枢都市圏八戸市ホームページ(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 八戸のお盆といえば!「せなかあて」をご紹介八戸市観光ブログ(2015年8月12日)
- ↑ 炭素14年代でおよそ3000年前、竪穴住居の土間(床面)から炭化米粒7粒が見いだされた。八戸教育委員会が発掘調査、北海道大学の吉崎昌一のグループが明らかにした。縄文後期に属することが確実であれば、日本最古の米である。佐原真「米と日本文化」金関恕・春成秀爾編『佐原真の仕事6 考古学と現代』岩波書店 2005年
- ↑ 国宝「合掌土偶」八戸市ホームページ(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 八戸太陽光発電所の営業運転開始について~当社初のメガソーラー発電所が営業運転開始~東北電力プレスリリース(2011年12月20日)
- ↑ 日本最大級の朝市「館鼻岸壁朝市」八戸市観光情報サイト(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 9/1(木)はちのへ共通商品券は有効期限付きになります。 - はちのへ共通商品券
- ↑ “昨年の八戸市場水揚げ高、数量減でも金額増 市場価格が上昇”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 青森全県版. (2017年2月7日)
- ↑ 青森県地域産業課・青森県の伝統工芸品
- ↑ 特集:2014年4月号「いちご」|青森のうまいものたち
- ↑ 産地レポート:2010年8月号:県南の伝統野菜 糠塚きゅうり…金浜一美さん(八戸市)|青森のうまいものたち
- ↑ 八戸センターYahoo! JAPAN(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 青森県 店舗一覧ブックオフ・ホームページ(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 本のまち八戸八戸市ホームページ(2018年1月24日閲覧)
- ↑ ほんだらけ城下店(2018年1月24日閲覧)
- ↑ 田向地区商業施設公募5社の提示額を公表 - デーリー東北、2012年6月5日(47NEWS)
- ↑ 2017年秋にFM補完放送として開局予定
- ↑ 18.0 18.1 “八戸市議会、「定数4減」可決”. 東奥日報. (2011年9月27日) . 2014-4-3閲覧.
- ↑ 19.0 19.1 19.2 19.3 19.4 南部バスの倒産に伴い、2017年3月1日より岩手県北自動車が南部支社として事業譲受したが、南部バスの名称をブランド名として継続使用している。
関連項目
- 糠部郡 - 「〜戸」の由来は諸説あるが、牧場にふられた番号だったとも、軍の駐屯地の番号だったともいわれる。
外部リンク
- 行政
- 観光