八丁堀駅

ファイル:HacchoboriStb2.jpg

B2出口（2005年7月10日）

八丁堀駅（はっちょうぼりえき）は、東京都中央区八丁堀にある、東京地下鉄（東京メトロ）・東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅である。

乗り入れ路線

東京メトロの日比谷線と、JR東日本の京葉線の2社2路線が乗り入れ、接続駅となっている。東京メトロの駅には「H 11」、JR東日本の駅には「JE 02」の駅番号がそれぞれ与えられている。

JR東日本の駅には、京葉線の列車（特急以外のすべての種別）のほか、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している。

歴史

1963年（昭和38年）2月28日：帝都高速度交通営団（営団地下鉄）日比谷線人形町駅 - 東銀座駅間開通と同時に日比谷線の駅が開業。
1990年（平成2年）3月10日：JR東日本京葉線新木場駅 - 東京駅間開通と同時に京葉線の駅が開業し、乗換駅となる^[1]。京葉線建設時の仮称は『新八丁堀駅』。
2001年（平成13年）11月18日：JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
2004年（平成16年）4月1日：営団地下鉄民営化に伴い、日比谷線の駅は東京メトロに継承される。
2007年（平成19年）3月18日：東京メトロでICカード「PASMO」の利用が可能となる。
2009年（平成21年）9月：駅構内の冷房使用開始。
2010年（平成22年）10月31日：JR東日本のみどりの窓口営業終了。

駅構造

JR東日本

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、鍛冶橋通りの真下に位置する。ホームは日比谷線よりも深い位置にある。日比谷線の中目黒側と、京葉線の東京側で両路線のホームが交差している。改札とホームを連絡するエスカレーターとエレベーターが設置されている。

直営駅。かつては販売係員配置で、マルス端末の設備を持つみどりの窓口が設置されていたが、指定席券売機設置に伴い、営業を終了した。

現在、特急列車を除く全ての定期営業列車（通勤快速・快速・各駅停車）が停車する。

開業当初は土曜・休日ダイヤにおいて快速（「マリンドリーム」「むさしのドリーム」）は当駅を通過していたが^[2]、2002年12月1日から平日ダイヤと同様に停車するようになった^[3]^[4]。

のりば

番線	路線	方向	行先	備考
1	京葉線	下り	舞浜・蘇我方面	西船橋駅から武蔵野線へ直通する列車（府中本町方面行の列車）を含む
2	京葉線	上り	東京行

（出典：JR東日本:駅構内図）

Tokyo hattyobori st01.jpg

京葉線ホームへと下りる階段（2005年10月26日）
JREast-Hatchobori-station-platform.jpg

京葉線ホーム（2008年3月15日）

東京メトロ

島式ホーム1面2線を有する地下駅で、新大橋通りの真下に位置する。以前は天井が高く空間が広かったが、改装により天井が低くなった。かつては改装前の仲御徒町駅と同様に駅構内の照明が少なく、薄暗かった。

茅場町寄りにY字型の折り返し線があるが、始発の中目黒行のみでしか使用されない。逆に当駅止まりの電車の設定はなく、平日は北千住方面から、土曜・休日は中目黒方面から回送される。

エスカレーターは改札内にあり、茅場町寄り改札とホームを連絡している。エレベーターは改札外にあり、A2・A3出入口と茅場町寄り改札を連絡している。

のりば

番線	路線	行先	備考
1	日比谷線	銀座・六本木・中目黒方面
2	日比谷線	上野・北千住・南栗橋方面	北千住駅から東武線へ直通（日光線南栗橋駅まで直通）

Hatchobori Station-1.jpg

八丁堀交差点方面改札口（2018年3月10日撮影）
Hatchobori Station-2.jpg

下り線ホーム（2018年3月10日撮影）
Hatchobori-Station-2005-10-24 2.jpg

桜川公園方面改札口（2005年10月24日）
HatchoboriHibiya.jpg

日比谷線ホーム（2016年11月4日）

利用状況

JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は34,289人である^{[利用客数 1]}。
東京メトロ - 2017年度の1日平均乗降人員は111,924人である^{[利用客数 2]}。
東京メトロ全130駅の中では第33位。

各年度の1日平均乗降人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降人員^{[* 1]}^{[* 2]}
年度	営団 / 東京メトロ
年度	1日平均乗降人員	増加率
1999年（平成11年）	100,465
2000年（平成12年）	101,120	0.7%
2001年（平成13年）	101,775	0.6%
2002年（平成14年）	100,558	−1.2%
2003年（平成15年）	100,269	−0.3%
2004年（平成16年）	100,726	0.5%
2005年（平成17年）	102,194	1.5%
2006年（平成18年）	105,242	3.0%
2007年（平成19年）	109,736	4.3%
2008年（平成20年）	109,109	−0.6%
2009年（平成21年）	105,192	−3.6%
2010年（平成22年）	103,031	−2.1%
2011年（平成23年）	101,477	−1.5%
2012年（平成24年）	103,602	2.1%
2013年（平成25年）	103,702	0.1%
2014年（平成26年）	103,982	0.3%
2015年（平成27年）	106,551	2.5%
2016年（平成28年）	109,064	2.4%
2017年（平成29年）	111,924	2.6%

各年度の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員^{[* 2]}^{[* 3]}
年度	JR東日本	営団 / 東京メトロ	出典
1992年（平成04年）	19,877	49,493	^{[東京都統計 1]}
1993年（平成05年）	20,899	50,934	^{[東京都統計 2]}
1994年（平成06年）	21,904	51,077	^{[東京都統計 3]}
1995年（平成07年）	22,224	51,404	^{[東京都統計 4]}
1996年（平成08年）	22,625	52,044	^{[東京都統計 5]}
1997年（平成09年）	23,035	52,093	^{[東京都統計 6]}
1998年（平成10年）	22,912	52,008	^{[東京都統計 7]}
1999年（平成11年）	22,951	50,861	^{[東京都統計 8]}
2000年（平成12年）	^{[JR 1]}23,633	51,079	^{[東京都統計 9]}
2001年（平成13年）	^{[JR 2]}24,029	51,068	^{[東京都統計 10]}
2002年（平成14年）	^{[JR 3]}24,231	50,408	^{[東京都統計 11]}
2003年（平成15年）	^{[JR 4]}25,625	50,292	^{[東京都統計 12]}
2004年（平成16年）	^{[JR 5]}26,287	50,753	^{[東京都統計 13]}
2005年（平成17年）	^{[JR 6]}26,881	51,392	^{[東京都統計 14]}
2006年（平成18年）	^{[JR 7]}27,411	52,984	^{[東京都統計 15]}
2007年（平成19年）	^{[JR 8]}28,752	54,967	^{[東京都統計 16]}
2008年（平成20年）	^{[JR 9]}29,251	54,526	^{[東京都統計 17]}
2009年（平成21年）	^{[JR 10]}28,842	52,581	^{[東京都統計 18]}
2010年（平成22年）	^{[JR 11]}28,969	51,488	^{[東京都統計 19]}
2011年（平成23年）	^{[JR 12]}28,962	50,716	^{[東京都統計 20]}
2012年（平成24年）	^{[JR 13]}30,054	51,778	^{[東京都統計 21]}
2013年（平成25年）	^{[JR 14]}30,884	51,803	^{[東京都統計 22]}
2014年（平成26年）	^{[JR 15]}31,047	51,984	^{[東京都統計 23]}
2015年（平成27年）	^{[JR 16]}32,367	53,490	^{[東京都統計 24]}
2016年（平成28年）	^{[JR 17]}33,172	54,732	^{[東京都統計 25]}
2017年（平成29年）	^{[JR 18]}34,289

駅周辺

駅周辺はオフィス街の一面を有し、夜間は閑散とする。

亀島川が駅のすぐそばにある。そのため、B4出口付近では潮っぽい匂いがする。他に隅田川など川や運河にも近い。

東京マツダやキリンビールマーケティング東京支社（キリンビール本社は中野区中野に移転）、ユニデンホールディングス、丸善石油化学、三井食品、いちよし証券、日之出出版の本社や、かつての京華小学校・幼稚園の建物を利用した複合施設、中央区立京華スクエアが近くにある。

連絡運輸は扱っていないが、京橋駅（東京メトロ銀座線）と宝町駅（都営浅草線）へは鍛冶橋通り経由で数分の距離にある。

八丁堀という歴史的な地名であるが、ビルや法人が拠点を置いている名称は、八重洲・京橋・銀座・東京・兜町などの名前が使われており、「八丁堀」が使われることは少ない。

最近になってパークシティ中央湊ザ・タワーなど超高層タワーマンションの建設など町の再開発が盛んになり、益々の発展が期待されている。

中央区役所新富分庁舎
- 中央区新富区民館
中央区八丁堀区民館
中央区立女性センターブーケ21
中央八丁堀郵便局
中央新富郵便局
中央湊郵便局
中央新川二郵便局
ホテル法華イン東京八丁堀
ホテルサードニクス東京
ドーミーイン東京八丁堀
早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校
部落解放同盟中央本部

バス路線

亀島橋（日比谷線北千住寄り出口そば）

東京都交通局（都営バス）
- 東15：東京駅八重洲口行 / 深川車庫行（明石町・勝どき駅経由）
- 東16・深夜14：東京駅八重洲口行 / 住友ツインビル・月島駅・豊洲駅・深川車庫・有明一丁目・東京ビッグサイト行
- 直行02：東京駅八重洲口行

八丁堀駅（日比谷線中目黒寄り出口南側）

日立自動車交通
- 江戸バス（中央区コミュニティバス）北循環：中央区役所行（東京駅八重洲北口・新日本橋駅・浜町駅経由）

隣の駅

東京地下鉄（東京メトロ）

日比谷線

築地駅 (H 10) - 八丁堀駅 (H 11) - 茅場町駅 (H 12)

東日本旅客鉄道（JR東日本）

京葉線

■通勤快速・■快速

東京駅 (JE 01) - 八丁堀駅 (JE 02) - 新木場駅 (JE 05)

■各駅停車（武蔵野線直通含む）

東京駅 (JE 01) - 八丁堀駅 (JE 02) - 越中島駅 (JE 03)

脚注

出典

↑ “乗り換え遠いなあ連絡通路に動く歩道京葉線”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 夕刊 18. (1990年3月10日)
↑ 『JTB時刻表』1990年3月号、日本交通公社、pp.236-237。同2001年4月号、JTB、pp.728-729
↑ 『JTB時刻表』2002年12月号、JTB、pp.740-741
↑ 「ＪＲ千葉支社１２月ダイ改を提案」『日刊動労千葉』 No.5556 2002年10月1日

統計資料

JR・地下鉄の1日平均利用客数

JR東日本の2000年度以降の乗車人員

JR・地下鉄の統計データ

↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
↑ ^2.0 ^2.1 統計データ - 中央区
↑ 東京都統計年鑑

東京都統計年鑑

外部リンク

■ 東京メトロ日比谷線: 中目黒 - 恵比寿 - 広尾 - 六本木 - 神谷町 - 霞ケ関 - 日比谷 - 銀座 - 東銀座 - 築地 - 八丁堀 - 茅場町 - 人形町 - 小伝馬町 - 秋葉原 - 仲御徒町 - 上野 - 入谷 - 三ノ輪 - 南千住 - 北千住（>>東武動物公園・南栗橋方面）

■ 京葉線: 東京 - 八丁堀 - 越中島 - 潮見 - 新木場 - 葛西臨海公園 - 舞浜 - 新浦安 - 市川塩浜（>>西船橋・府中本町方面） - 二俣新町 - （西船橋・府中本町方面<<）南船橋 - 新習志野 - 海浜幕張 - 検見川浜 - 稲毛海岸 - （新港信号場） - 千葉みなと - 蘇我（>>君津・勝浦・成東方面）

■ 武蔵野線: 府中本町 - 北府中 - 西国分寺 - （八王子 - 豊田 - 日野 - 立川 - 国立 - ）新小平 - 新秋津 - 東所沢 - （貨）新座貨物ターミナル - 新座 - 北朝霞（ - 大宮） - 西浦和 - （大宮 - ）武蔵浦和 - 南浦和 - 東浦和 - 東川口 - 南越谷 - （貨）越谷貨物ターミナル - 越谷レイクタウン - 吉川 - 吉川美南 - 新三郷 - 三郷 - 南流山 - 新松戸 - 新八柱 - 東松戸 - 市川大野 - 船橋法典 - 西船橋
 京葉線直通区間：東京 - 八丁堀 - 越中島 - 潮見 - 新木場 - 葛西臨海公園 - 舞浜 - 新浦安 - 市川塩浜 - 西船橋 / 西船橋 - 南船橋 - 新習志野 - 海浜幕張

[asahi1990310-1] “乗り換え遠いなあ連絡通路に動く歩道京葉線”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 夕刊 18. (1990年3月10日)

[2] 『JTB時刻表』1990年3月号、日本交通公社、pp.236-237。同2001年4月号、JTB、pp.728-729

[3] 『JTB時刻表』2002年12月号、JTB、pp.740-741

[4] 「ＪＲ千葉支社１２月ダイ改を提案」『日刊動労千葉』 No.5556 2002年10月1日

[5] JR東日本各駅の乗車人員

[6] 東京メトロ各駅の乗降人員ランキング

[18] 各駅の乗車人員（2000年度） - JR東日本

[20] 各駅の乗車人員（2001年度） - JR東日本

[22] 各駅の乗車人員（2002年度） - JR東日本

[24] 各駅の乗車人員（2003年度） - JR東日本

[26] 各駅の乗車人員（2004年度） - JR東日本

[28] 各駅の乗車人員（2005年度） - JR東日本

[30] 各駅の乗車人員（2006年度） - JR東日本

[32] 各駅の乗車人員（2007年度） - JR東日本

[34] 各駅の乗車人員（2008年度） - JR東日本

[36] 各駅の乗車人員（2009年度） - JR東日本

[38] 各駅の乗車人員（2010年度） - JR東日本

[40] 各駅の乗車人員（2011年度） - JR東日本

[42] 各駅の乗車人員（2012年度） - JR東日本

[44] 各駅の乗車人員（2013年度） - JR東日本

[46] 各駅の乗車人員（2014年度） - JR東日本

[48] 各駅の乗車人員（2015年度） - JR東日本

[50] 各駅の乗車人員（2016年度） - JR東日本

[52] 各駅の乗車人員（2017年度） - JR東日本

[7] 各種報告書 - 関東交通広告協議会

[chuo-8] 2.0 ^2.1 統計データ - 中央区

[9] 東京都統計年鑑

[10] 東京都統計年鑑（平成4年）

[11] 東京都統計年鑑（平成5年）

[12] 東京都統計年鑑（平成6年）

[13] 東京都統計年鑑（平成7年）

[14] 東京都統計年鑑（平成8年）

[15] 東京都統計年鑑（平成9年）

[16] 東京都統計年鑑（平成10年） (PDF)

[17] 東京都統計年鑑（平成11年） (PDF)

[19] 東京都統計年鑑（平成12年）

[21] 東京都統計年鑑（平成13年）

[23] 東京都統計年鑑（平成14年）

[25] 東京都統計年鑑（平成15年）

[27] 東京都統計年鑑（平成16年）

[29] 東京都統計年鑑（平成17年）

[31] 東京都統計年鑑（平成18年）

[33] 東京都統計年鑑（平成19年）

[35] 東京都統計年鑑（平成20年）

[37] 東京都統計年鑑（平成21年）

[39] 東京都統計年鑑（平成22年）

[41] 東京都統計年鑑（平成23年）

[43] 東京都統計年鑑（平成24年）

[45] 東京都統計年鑑（平成25年）

[47] 東京都統計年鑑（平成26年）

[49] 東京都統計年鑑（平成27年）

[51] 東京都統計年鑑（平成28年）

[1]

[2]

[3]

[4]

[利用客数 1]

[利用客数 2]

[* 1]

[* 2]

[* 3]

[東京都統計 1]

[東京都統計 2]

[東京都統計 3]

[東京都統計 4]

[東京都統計 5]

[東京都統計 6]

[東京都統計 7]

[東京都統計 8]

[JR 1]

[東京都統計 9]

[JR 2]

[東京都統計 10]

[JR 3]

[東京都統計 11]

[JR 4]

[東京都統計 12]

[JR 5]

[東京都統計 13]

[JR 6]

[東京都統計 14]

[JR 7]

[東京都統計 15]

[JR 8]

[東京都統計 16]

[JR 9]

[東京都統計 17]

[JR 10]

[東京都統計 18]

[JR 11]

[東京都統計 19]

[JR 12]

[東京都統計 20]

[JR 13]

[東京都統計 21]

[JR 14]

[東京都統計 22]

[JR 15]

[東京都統計 23]

[JR 16]

[東京都統計 24]

[JR 17]

[東京都統計 25]

[JR 18]

八丁堀駅

Contents

乗り入れ路線

歴史

駅構造

JR東日本

のりば

東京メトロ

のりば

利用状況

駅周辺

バス路線

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脚注

出典

統計資料

関連項目

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