入谷駅 (東京都)
入谷駅(いりやえき)は、東京都台東区入谷一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の駅である。駅番号はH 18。
歴史
- 1961年(昭和36年)3月28日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線の駅として開業。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄の民営化により、東京地下鉄(東京メトロ)の駅となる。
- 2010年(平成22年)12月20日 - 2番線ホーム三ノ輪寄りに4番出入口を開設。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。入谷商店街方面へは北側(三ノ輪寄り)出入口が最寄りである。トイレは2番線ホーム上野寄り改札内に1か所、三ノ輪寄り改札外に1か所の合計2か所で、後者のみ多機能トイレが設置されている。
1964年東京オリンピックに間に合うように急ピッチで建設した駅の一つである。
1992年、ホームの壁面をリニューアルするとともに、駅名標の上に入谷朝顔市に因む朝顔のイラストが配された。
当駅のホームは空気の流れを十分に考慮しない設計であったため、列車の進入時に逃げ場のない空気が駅の階段に一気に流れ込み強風が吹く(強風に対する注意の看板も設置されている)[1]。利用者から苦情が多いが、抜本的な対策は行われていない。
2010年12月20日、2番線ホームの三ノ輪寄りに改札口と4番出入口を新設した[2]。これにより、約50年間設置されていなかったバリアフリー施設として、エスカレーター(4番出入口 - 改札外コンコースの通路途中)とエレベーター(4番出入口 - 改札外コンコース)が新設された。
建設中だった1959年、当駅付近で氷河期に生息していたナウマンゾウの臼歯が発見された。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 日比谷線 | 上野・銀座・中目黒方面 |
2 | 北千住・南栗橋方面 |
利用状況
2017年(平成29年)度の1日平均乗降人員は33,644人であり[3]、東京メトロ全130駅中107位。日比谷線内では南千住駅に次いで乗降人員が少ない。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員[5] |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)14,170 | [* 1] | |
1993年(平成 | 5年)14,110 | [* 2] | |
1994年(平成 | 6年)13,866 | [* 3] | |
1995年(平成 | 7年)13,648 | [* 4] | |
1996年(平成 | 8年)13,315 | [* 5] | |
1997年(平成 | 9年)13,197 | [* 6] | |
1998年(平成10年) | 12,863 | [* 7] | |
1999年(平成11年) | 12,486 | [* 8] | |
2000年(平成12年) | 24,013 | 12,441 | [* 9] |
2001年(平成13年) | 24,383 | 12,477 | [* 10] |
2002年(平成14年) | 24,375 | 12,326 | [* 11] |
2003年(平成15年) | 24,519 | 12,404 | [* 12] |
2004年(平成16年) | 25,583 | 12,625 | [* 13] |
2005年(平成17年) | 26,330 | 12,786 | [* 14] |
2006年(平成18年) | 26,498 | 13,055 | [* 15] |
2007年(平成19年) | 27,026 | 13,475 | [* 16] |
2008年(平成20年) | 26,830 | 13,403 | [* 17] |
2009年(平成21年) | 26,414 | 13,230 | [* 18] |
2010年(平成22年) | 26,311 | 13,230 | [* 19] |
2011年(平成23年) | 26,551 | 13,342 | [* 20] |
2012年(平成24年) | 27,680 | 13,811 | [* 21] |
2013年(平成25年) | 29,029 | 14,534 | [* 22] |
2014年(平成26年) | 29,891 | 15,014 | [* 23] |
2015年(平成27年) | 31,184 | 15,672 | [* 24] |
2016年(平成28年) | 32,324 | 16,255 | [* 25] |
2017年(平成29年) | 33,644 |
駅周辺
駅南側付近は大通りの交差点になっている。駅前にはスーパーマーケットなども立地するため、通行量が多く非常に混雑している。また、放置自転車が歩道を占有している個所がある。商店街下谷警察署は駅の北側(三ノ輪側)にある。2000年代以降は駅前を中心にマンションが増えており、乗降人員も増加している。
- 真源寺(入谷鬼子母神) - 7月初旬の朝顔市で知られる。
- 小野照崎神社
- 秋葉神社
- 国道4号
- 清洲橋通り
- 言問通り
- 鶯谷駅(JR山手線・京浜東北線)
- 台東区役所 入谷地区センター
- 台東区入谷区民館
- 台東区入谷老人福祉館
- 台東区役所 西部区民事務所
- 台東区金杉区民館
- 台東区生涯学習センター
- 台東区立中央図書館
- 東京都台東区立台東病院
- 台東入谷郵便局
- 台東根岸三郵便局
- 台東千束郵便局
- 上野郵便局
- 下谷警察署
- 日本医療労働会館
- 入谷あさがおロード
- ココスナカムラ 入谷店
バス路線
最寄りのバス停留所は、都営バスの「入谷鬼子母神」と、台東区コミュニティバス「めぐりん」の「入谷駅入口」である。
- 入谷鬼子母神
- 入谷駅入口
隣の駅
脚注
- ↑ 台東区議会、「営団地下鉄入谷駅の西側改札口新設及び風害対策に関する要望書」 - 2004年3月22日
- ↑ 日比谷線 入谷駅にバリアフリー出入口オープン! (PDF) - 東京地下鉄ニュースリリース 2010年12月14日
- ↑ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 東京都統計年鑑
出典
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)